ツイード

こんにちは、Tabgo245です。
少し前のブログで、ファッション雑誌のインタビューに載るような業界の重鎮の人は、そのインタビューの撮影時には、かなり高い確率で、かなり古いスーツを着ている、なのでスーツなんかも頻繁に購入する必要はなく、長く付き合っていける逸品を購入すればいいのではないか、と書きました。

実際、素材や縫製は昔のものの方がいいということは多くの人が指摘しているところでもありますし、またビンテージギターやリーバイスの501のように(楽器なら楽器、デニムならデニムといった本来の用途の価格を大きく逸脱したような)プレミアム価格になっているわけでもないので、どうせならグイドボージ、カンパーニャやパニコ、靴でいうとガット、バリーニ、ステファノベーメルのような巨匠物で、できれば本人の手が直接入っているもの、でなくてもまだ現役で目を光らせている時代のものがいいのでは、またそういった逸品は、自分の人生を助けてくれます、というようなことも別のところで書かせていただきました(毎度すみません、文章長いです)。 そしてブランドとは別に、今ならまだ「なんとか買える値段」の究極の3品として、ロシアンカーフの靴、古いビキューナのコート、ほぼ絶滅状態のアイリッシュリネンのスーツはどうか、と書きました。

古いものがいいとは言え、みすぼらしかったり、人に違和感を与えてしまうような品は当然NGで、そうではなくて古さや古さからくるダメージが逆に味になるような感じで、さらにその人のサイズや雰囲気にマッチしていれば、(古い品なので)人と被ることはまず無いので、スタイルとして、いわゆる一つの、one & only となるのではないでしょうか。

ということで、今回のご紹介は、ツイードのジャケット(佐野元春か?)とスーツです。よく言われていることで恐縮ですが、白洲次郎氏は、枯れ感が出るまで軒先にツイードのジャケットを干していた、ウインザー公も同様に、あたりが付くまで使用人に着用させていた、と言います。本来ツイードというものは、新品で着るようなものでは無く、着倒していって、少しスレやほつれや毛羽立ち等が出て来てからが本番なのかもしれません。

そう考えると、ユーズドのツイードは「(自分の知らない)使用人の人が、自腹でお金を出して新品を購入しておいてくれ、さらにそれを、こなれるまで、味が出るまでメンテしてくれ、頃合いがいい頃に、安価で自分に提供してくれる」ようなもので、ある意味、おいしい買い物とも言えるかもしれません。

それでツイードといえば、言うまでも無くハリスツイードが長い歴史があり有名で、ハリスツイードを証明するタグも年代によって、いくつかに分かれていたりしておりますが、店主も一時期、そのタグのコンプリートを目指し(無理です)、ハマった時期もありました。今は落ち着いていてそのほとんどは倉庫で熟成中であります。落ち着いた理由は、イギリスものが中心なので小さいサイズが少なかったことと、いささか無骨なボックス型のシルエットが多いためでありました。

ですが、そのいささか無骨なシルエットが多い昔のツイードもハンツマン等のセビルロウのテーラーやサンローラン等のフランスのメゾンにかかると、エレガントなシルエットに変わり、今来ても「逆に新しい」とかでは無く、「普通にエレガント」と言う気がします。さらにツイードは3ピースだったりすると色々と楽しめ、上記のような理由と合わせ結構満足度の高い買い物かと思っています。サイズ46−48あたりでいくつかありますので、ご興味お持ちいただけるお客様いらしゃいましたらぜひよろしくお願いいたします。また佐野元春好きのお客様、ツイードのジャケット着こなして、カシミアのマフラーにイタリアンシャツで、コンプリートしてしまってください。

大変恐縮ではありますが、当店は不定期営業で、また倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。またすでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらこちらもお読みいただければありがたいです。

 

大きいサイズの靴について

こんにちはTango245です。
夏の甲子園も終わり、例年ですと夏の終わりを惜しむ季節になってきます。今年の夏は非常に暑くて、夏を惜しむというよりも、やっと少しは涼しくなったか、という感じですが、なかなか着れなかった上着もだんだんと着れるようになり洋服好きとしてはここからようやく楽しくなって来る気配ではあります。(しかし賛否両論あるかとは思いますが、大船渡高校の地方大会決勝は、個人的には残念でありました。)

ここ1、2週間、世の中的には夏休みで、ビジネスでも通常2月,8月は低調というのが慣例でありますが、当店はありがたいことに忙しくさせていただきました。当店これまで7、8割のお客様は首都圏以外から来ていただいているのですが、夏休みの帰省、あるいは夏休みの旅行の折りにご来店をお考えいただいたようで、ご来店いただいたお客様の数が、開店以来一段上がった感じでありました。なかには海外からもご来店いただき、HPもブログもインスタグラムも、ほぼほぼベタな日本語の状況の中、驚いております。インターネットの普及がなければ、当店のような営業形態は成り立たない思いますので、ネットの威力というものを今更ながらに感じております。そしてなにより貴重なお休みの中、ご来店いただいたお客様、本当にありがとうございました。この場(といっても弊店のブログですが)を借りてお礼申し上げます。

こうした中、当店の在庫状況も若干変わってきており、サイズのバランスが若干崩れてしまいました。もともとは、靴やコートはサイズに関係なく割と満遍なくある一方で、スーツは44−46中心で48が数着、シャツは38−40と小さめの感じでありましたが、靴の7−7ハーフ相当、小さめの8相当あたりが、やはりいいサイズ感ということもあってお買い上げいただき現在品薄で、その結果、大きめの靴の在庫が飛び地のように残っております。スーツのサイズが44−46、靴のサイズが9−10というお客様もなかなかいらっしゃらないと思いますので、スペースにも限りがある中、これでは使い勝手の悪い店かなと感じております。

ということで、当店在庫の大きいサイズ、9−10相当の靴につきましては、一部を除き2、3割ほど、販売価格を引き下げさせていただくことにいたしました。ロンドンロブ、パリロブ、クレバリー、フォスター&サンのビスポークが今なら少し選び放題(写真参照)です。大きなサイズほど割引率を高くいたします。大きなサイズのビスポーク物を選びながら割安に購入できる機会はあまりないかと思います。今後、9相当以上のサイズを新たに仕入れることはないと思いますので、ぜひこの機会にお考え下さい。また9相当未満のお客様には粗品を充実させていただきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

大変恐縮ではありますが、当店は不定期営業で、また倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。またすでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらこちらもお読みいただければありがたいです。

 

23、25ピエゲ?

こんにちはTango245です。
物欲というものは周期的にやってきて、いかんせん厄介なものですね。物欲がリスクオフの時は、素材や縫製、色や柄、そして値段にシビアになって、買っておいて損はなくても、また長年探していた品に出会っても、なんとなくスルーしてしまい、あとで後悔することもある一方で、物欲がリスクオンの時は、どこか琴線に触れると勢いで大人買いしてしまったりします。人間たるもの、いい歳の大人たるもの、もっと「中庸をもって良し」として生きていきたい気もしますが、やはりそれは気がするだけであります。

リスクオンの際の琴線は、自分の場合、だいたいは一点突破主義で、素材はイマイチなんだけど、、、とか、サイズは少し大きいんだけど、、、とか、色がなあ?、とか、いつもなら購入しないであろうポイントがあるにもかかわらず、それを補って余りある(かもしれない)ポイントがある(かもしれない)場合が多いです。自分に似合う似合わないは、この際どうでもよくなってしまっています。

それで今回ご紹介させていただきたいのは、そういった一点豪華主義的な品で、セッテピエゲならぬ23や25ピエゲ?のネクタイです。(イタリア語ですとヴェンティトレピエゲ、ヴェンティチンクエピエゲですか? よくわかりません。)

当店のネクタイ在庫は、過去のブログでご紹介させていただいておりますが、セッテピエゲ比率はかなり高いと思います。で、セッテピエゲもよく見ると、フランコミヌッチ氏がまだ店頭にいた頃のタイユアタイとかカペッリなんかだと、9ピエゲとか10ピエゲ(イタリア語ですとノヴピエゲ?、ディエッチピエゲですか? やはりよくわかりません。)だったりします。ミヌッチ氏のこだわりで7つ折りだと厚みが足りなかったので9つ折りとか10つ折りまで増やしたのかもしれませんが、基本はセッテの派生形と考えられます。

ところが今回のは写真の2点のように、いったい何ピエゲなんだというほど、蛇腹のように後から後から出てきて、数えてみると、セッテの3倍強、通常の7、8倍強、なんと写真左の左側で23、同右側で25ありました。こんなアホアホ感(もちろんいい意味です)を出されますと、日頃「無駄の効用」を謳っている店主といたしましては、受けて立つしかないわけですが、個人的にはいろいろと考えてしまい、なかなか合わせ難い色と模様でありまして、現在、未使用のままデッドストックへの道を走っております。ですが押し出し感は全くなく、むしろ存在を忘れるほどのやさしい色合い(実物はもう少し淡い色です)、その一方で23ピエゲや25ピエゲです。これに普通にライトグレーのチフォネッリ等のスーツ、白のシニスカルキかフィノッロのシャツなら、周りにも溶け込めますし、それでいて自己満足度はかなり高いかと思います。ご興味お持ちいただけるお客様いらっしゃいましたら、ぜひご連絡ください。価格は1万円(定価は3万円軽くオーバー)。残り2本です。

大変恐縮ではありますが、当店は不定期営業で、また倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。またすでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらこちらもお読みいただければありがたいです。

 

ポロシャツとサングラス

こんにちは、Tango245です。
まだまだ暑くて、ジャケット持つのも汗だくですね。映画とかで、アフリカとか中東とか香港とかを舞台に、かなり暑いにもかかわらず、ビシッとスーツを着こなしている場面とかよくありますが、ああいうのも汗だくなんでしょうか。当然素肌に着ていて、ベタっと貼り付いていて、エアリズムとかないんですよね。こちらは快適な部屋で観ているので気になりませんが。そう思うとかなり暑くてもスーツで通してみようかと一瞬思ったりして、(ビシッとはしていませんが)麻のソラーロのスーツを買ったりもしましたが無理でした。余談ですがソラーロは大好きです。

それで落としどころは、アロハかポロシャツ、まぶしいのでサングラスにグルガショーツというところでしょうか。アロハはアロハで高価なうえに、メニュー物等、模様や、同じ模様でも色違いで値段違いますし、シルク素材よりレーヨン素材のほうが高かったりして、なかなか痺れる領域なので、そういうのは専門店にお任せして、当店といたしましてはベタなポロシャツで展開しております。ポロシャツといっても、フレラコとかは当店では無理で(あれば最高ですが)、一方でビッグポロとかは厳しいので、ジョンスメドレーかパープルレーベル、それと(困った時の)ブリオーニあたりでやらせていただいております。ジョンスメドレーは、古いものなので今と比べかなり素材感はいいと思います。価格は現行品の半額以下で設定しております。パープルレーベルとブリオーニはほぼ現行品ですので、定価の2、3割で設定しております。

サングラスは、ウェイファーラー等、デッドストックのアメリカ製レイバンをいくつか揃えております。当店フレラコはありませんが、サングラスはこれがあるので出しております。専門店ではないので実店舗最安値はお約束します。あとはこれも「困った時のブリオーニ」でブリオーニのサングラスを定価の1~2割でお出ししております。別件でサングラスではありませんが、ローデンストックのデッドストックもあります。

 

あと、いわゆるグルガショーツではありませんが、ひざ丈のショートパンツでは、未使用品でエルメス、バレンシアガ等があります。統一感あんまりなさそうですが、どれもシンプルで長年愛用されてきた逸品ですので、やりすぎ感はないと思います。真夏はもちろんですが、少し涼しく寂しくなった頃もいいのではないでしょうか。よろしくお願いいたします。

大変恐縮ではありますが、当店は不定期営業で、また倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。またすでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらこちらもお読みいただければありがたいです。

 

円高

こんにちは、Tango245です。
連日暑い日が続いていまして、店主は今年が史上最高に暑いと感じているのですが、人によっては昨年もこれぐらいとの意見もあり、実際はよくわかりませんが、とにかく暑いことには変わりはないです。ワインセラーの一つが温度上昇し故障気味なので、エアコンを24時間つけっぱなしにして室温を下げ、セラーへの負担を軽くしたり、長期保存でないワインに移し替えたりと結構細かい作業に追われています。

そんな中で、為替が動いております。一時はユーロが120円を、ポンドも130円を切りました。米国が利下げに踏み切り、他の国も追随の様相の中、金融緩和の余地のない日本は円の独歩高を見ているしかない状況のようです。本来その国の通貨が高くなることはいいことだとは思うのですが、各国とも自国通貨を安くし交易条件を改善したいようで、円高の日本、特に輸出企業は苦しい展開となっています。

ですが、我々消費者にとってみれば、円高は恵みの雨であります。国内百貨店のブランド品の値段が下がることは期待薄ですが、海外に行けばその恩恵を受けられますし、独自で日本でトランクショーを行っている、ヘンリープールやコスタンティーノでは、価格に反映させてくれると思います。10年前1ポンドが240円ぐらい、数年前でも200円近かったことを考えると、今の130円割れは、なかなかに魅力的な水準(固定相場制の時代は確か1028円だったような)であります。

店主は、5月末のこのブログで、「中長期的には大幅な円安で、1ドル200円でも単なる通過点ぐらいにしか考えていない」と書いた一方で、「短期的には、1ユーロ100円割れ、1ポンド120円があるかもしれない」と書いていますが、短期的にはこの流れになっております。今後においても、英国の首相が変わり「合意なき離脱」の可能性は高まっていて、米中貿易摩擦にも出口はないと考えておりますので、さらなる円高の進展は十分にあるのではないでしょうか。またその一方で「中長期的に大幅な円安」の考えも変わっていません。1ドル200円になれば、ざっくりで1ユーロ250-300円、1ポンド300-350円でしょうか。その1ドル200円も通過点なら、もはや一般の消費者にとっては、海外の逸品は手が届かない存在になってしまうのかもしれません。今回の円高の進展は、やはりラストチャンスと店主は考えております。(あくまでも個人の感想です。)

そんな戯言はさておき、海外オーダー旅行をご計画のお客様いらっしゃいましたら、ご一報いただければ、店主が持っている知識を、多少古いかもしれませんが、ご提供いたしますのでお気軽にご相談ください。またオーダーに先立って、どんなもんか雰囲気を試したいお客様いらっしゃいましたら、ぜひご来店ください。英国ですと、スーツでヘンリープール、アンダーソン&シェパード、ハンツマン、ギーブス&ホークス等、靴ロンドンロブ、クレバリーフォスター&サン等のビスポークを在庫しております。

大変恐縮ではありますが、当店は不定期営業で、また倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。またすでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらこちらもお読みいただければありがたいです。

 

フォーマルの在庫

こんにちは、Tango245、です。
皆様、燕尾服とまではいかなくても、フォーマルな装い、タキシードやディレクターズズスーツ、パテントレザーの靴等のお手持ちはありますでしょうか。ある意味、一番奮発してもいいアイテム群ではありますが、一般的には着る機会も少なく、なかなか手が回りにくい領域であります。それで、後回しにしているうちに、急に入用になったりして、いきなりいいものを定価で買うのもつらいので、結局、それなりの中途半端な安いのでお茶濁して、これが普段着ているものとは違いすぎて、着ていてストレスを感じてしまう、という展開、「フォーマルあるある」になります。なので、店主は、普段の生活の中で、ノーマルなフォーマルウエアの逸品がまれにセール等で出ているときは、いつも以上に買うよう心がけておりました。やはりハレの場に着用することになるものですから、いいものを着たいものです。

ということで、毎度、手前味噌というか、ポジショントークというかですが、今回はフォーマル特集です。店主に仕事柄インストールされている「安いと買う」、「迷ったら全部買う」プログラムは、在庫を増やしていきます。どこかで一生分を超えるわけですがそれも「単なる通過点」でその後も増えていきます。それでも体型が変わらなければ、まだいいのですが、体型が変わると、デッドストック化してしまいます。また店主にインストールされているプログラムは自身のサイズをあまり考慮しないので、合わないサイズは即デッドストック化の道を辿ります。フォーマルウエアでもそれは変わりませんので、未使用品、デッドストック問わず、結構在庫があります。実際、ベーシックなフォーマルウエアはなかなか安くはならないかとは思いますが、それでも長年生きていると時々出てくるもので、当店、現状でデッドストックでは、ゼニアのブラックラベルのディレクターズスーツ(サイズ46)、ラヴォラッツォーロ(懐かしい)のコールパンツ(サイズ48)、シャルベのウイングカラーのシャツ(首回り41)が、パテントレザーの靴も、クレバリーのビスポーク(UK10相当)とエルメス(UK7相当)、ブリオーニの各種蝶タイ等があります。ピンポイントで恐縮ですが、サイズが合えば多分お買い得のはずです。ユーズドでもよろしければ、さらに廉価になります。またブリオーニのホワイトタイは、未使用在庫が7本あります。定価は3万円ぐらいするかと思いますが、当店は8000円なので、どなたか、課やチームで揃えて、テーブルや一角をブリオーニで埋めてしまってください。醸し出される雰囲気が空気感を変えると思います。

今年は元号が変わり、来年はいよいよオリンピックです。ご友人やご子息の披露宴、そうでなくても何かしらパーティー的な催しも増えてくるのではないでしょうか(そうかな?)。どうせならこういった品々で「何となく、置きにいくフォーマルウエア」ではなく、「積極的に着倒しにいくフォーマルウエア」でより一層、パーティーを楽しんでしまってください。よろしくお願いいたします。

大変恐縮ではありますが、当店は不定期営業で、また倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。またすでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらこちらもお読みいただければありがたいです。

 

 

 

スニーカーは苦手ですが

こんにちは、Tango245です。
今回は、先日インスタグラムでも取り上げている、スニーカーについて書かせてください。店主はどちらかというと、スニーカーが苦手です。パンツとの相性がどうも好きになれないのがその理由であります。30年ぐらい前に買った、パトリックのフランス製のプラティニモデル(これだけまだあります)とトレトンのテニスシューズ、あとKスイスは覚えていますが、あとは記憶になく、ニューバランスとか当時もすごかったと思うのですが、品番やスペック等、巷でよく話されている内容はまったくわかりません(一度履けばハマるのかもしれません)。ナイキのジョーダン?に至ってはすみません、完全にお手上げ状態です。

それでも10年ぐらい前に、なんか買ってみようかな、と思ったわけですが、ハイテク技術や蛍光色満載のスニーカーはどうしても好きになれず、お店の人にもっとシンプルなものないですかと聞いて、スタンスミスを勧められました。スタンスミスは店主が大学生の頃からあったので、とりあえず親しみは感じたのですが、出されたものはなんかちゃちくて値段も安く、「これ本革?」という感じでありました。

それで、「こんなはずじゃあなかったはず」と昔のフランス製のデッドストックを探すことになるのですが、手に入れたデッドストック(箱無しです)は、往年の感じが出ていて、「これだよ、これ」と安心した次第です。またシンプルで、これならパンツとの相性も割と悪くないと思うようになりました。というわけで、それ以降、店主がスニーカーといえば、このスタンスミスが原型になります。ですが、このスタンスミス、後ろの緑の部分が邪魔(個人の感想です)なので、いろいろなメーカーやブランドが出す、緑部分のない、ドシンプルな派生形を購入対象としております。

しかし難点が一つあり、それはどこのブランドやメーカーもこのドシンプルなモデルをどうも作りたがらないような点であります。多くのブランドは、スニーカーの製造は外注に出すと思いますが、こういうのはシンプルすぎて、どれも似たり寄ったりになってしまうのでしょうか。結局、ブランド感を出すために、ロゴやワンポイントを入れ、どこか残念な感じに仕上がってしまっているわけであります。

とはいえ、時々ドシンプルなモデルがモーダ系のブランドからも出たりします。さらに言うと、シンプルなので価格帯も比較的抑えられているように感じます。なのでそういうのに出会った際、特にセールだったりした場合は、迷わず大人買いで臨みました。そんなこんなで過去約10年、すでに一生分ぐらいは買ってしまっているので、未使用品は放出していくことにしました。(ざっくりですが今履いてるのも10年履いているので、あと10年履くとすると20年、同時に3足降ろすとして、30足あれば10サイクル、1サイクル20年なら200年。人生100年としてもちょっと厳しいので。)

ブランド的にはドルチェアンドガッパーニャ、ゼニア、ブリオーニ、ダンヒル等からコモンプロジェクト、ナショナルスタンダード、ひいてはラコステ、エレッセからアシックスまで、サイズも6から10ぐらい。素材はシンプルなレザー中心ですが、中にはやりすぎ感満載のペッカリーやクロコダイルを使ったものも洒落とアクセントでご用意しております。価格は定価の半額以下ですので、スタンスミスのようなシンプルなスニーカーをお探しのお客様はご一報ください。各ブランドともシンプルなものはまれにしか出さないので、弊店のストックは結構充実しているのでは、と考えております。実際10年後、こういうモデルを出してくれているかはわかりませんし、お好きなお客様はぜひ確保してしまってください。ちなみにドルガバのなんてシンプルすぎて、どこのかわからないです。(ドルガバって時々そういうところありますよね。)

大変恐縮ではありますが、当店は不定期営業で、また倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。またすでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらこちらもお読みいただければありがたいです。

ロシアンカーフのベルト

こんにちはTango245です。
少し前にロシアンカーフの靴についてご紹介させていただきましたが、今回は、ロシアンカーフのベルトについて書かせていただきます。いつもの通り、ロシアンカーフの詳細につきましては、様々なところで色々と説明されているので、そちらにお任せしたいと思っていますが、一言でいうと、限りのある曰くつきの非常にレアな革ということであります。

ヤフオクには、「美品」という記述で16.5万円で出ておりますが、当店では同じクレバリー製がその値段の半額以下で、しかも未使用品、箱付き、証明書付き、そして匂い付きであります。当店、価格設定につきましては、一部の品を除きまして、実店舗最安を謳っていますが、これはネットを大幅に下回る設定となっています。(ちなみにヤフオクでロシアンカーフのアタッシュケースも出ておりますがこのお品は当店のものではありません)

それで価格もさることながらなのですが、お薦めしたいポイントはその長さであります。バックルから真ん中の穴(5つある穴の3つ目)までの長さが実寸でなんと約 110cmあります。そんなん長すぎるわ、ですが、ここがお薦めポイントです。

仮にウエスト80cmとすると、貴重なロシアンカーフ、それもクレバリーが仕入れたものが30cm余ることになります。30cmあれば、例えば時計のベルトやキーホルダー、小型のシューホーン等にいろいろと加工できます。人によっては3つとも作ることも可能でしょう。これもヤフオク(one and only とか言いながらヤフオクを意識しすぎですが)で、新品のキーホルダーが5.5万円で出てます。その設定でいくとシューホーンもそれぐらい、時計のベルトはもう少し高いのかな、かと思います。

もちろん加工代はかかってしまいますが、マチがあるわけでもなく、単純に縫うだけなので、キーホルダーやシューホーンなら趣味の範囲でできそうな気もします。細めのお客様なら、10万円以下で、ロシアンカーフのベルト、時計のベルト、キーホルダー、シューホーンが匂い付きの新品で揃うかもしれません。残り3本ですが、最後の1本は店主用にとっておくと思いますので、多分残り2本です。ご興味お持ちいただいたお客様は是非よろしくお願いいたします。折角ですから、ロシアンカーフの靴もよろしくお願いいたします。店主も自分用のを週一で履いていますが、最高です。

大変恐縮ではありますが、当店は不定期営業で、また倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。またすでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらこちらもお読みいただければありがたいです。

 

 

ストーンアイランドにて

こんにちは、Tango245です。
前回、店員さん(といっても大御所で恐れ多いのですが)について書かせていただきましたが、今回はその番外編です。店主はこれまで、色々な人に助けられ、なんとかここまでやって着ました、いや来れました。ですが、これまでに2度、「終わったのかな」と思った経験があります。その一つが、ミラノで警察に逮捕されそうになった時のことであります。(もちろん潔白です)

フィノッロの仮縫いをカラチェニで済ませ(割とすごい)、サンバビラ広場のジャンニカンパーニャに向かうべくスピガ通りを歩いてきて、たまたまストーンアイランドの店を見つけました。店主はベンタイルが大好きで、ストーンアイランドが20年以上前に出した、シングルのトレンチコート?を今でも着ています(防水は今も完璧)が、その時も何かベンタイルを使った商品がないか、と店に入りました。10分ほど話をしていると、警官が数人店に入って来て、自分に対しパスポートを見せろと言って来ました。そして店を出ろと言われ、出るとパトカーが2、3台止まっていて、人だかりができていました。「爆弾の通報でもあったのかな」と思っているとどうも様子が違うようで、警官が無線で何かやり取りをしていて、人だかりは口々に「ジャポネーゼ、ジャポネーゼ」とヒソヒソ話をしています。ですがその時点でも何が起こっているのかは把握できていませんでした。(写真はその約20年後の現場です。当時とほとんど何も変わっていないような。店は今もストーンアイランドのような。)

そのうち、そのストーンアイランドの男?の店員さんが、「あなた、何かした?」、「かなりまずそうよ」と、状況を教えてくれました。彼によると、どうも茶色のスーツを着た日本人が何かをやらかして逃げていて、「今、日本人を拘束した」と無線で言ってる、と。確かに自分は日本人でその時、茶色いスーツを着ていたので、それは確かにまずいな、とその時初めて事の重大さに気づきました。(繰り返しますがもちろん潔白です)

「(イタリアの警察からすれば)茶色いスーツを着た日本人なら多分誰でもいいんだろうな」、「ルカ(ジェノバから来てくれたフィノッロのフィッター)はもうカラチェニ出てるよな。アリバイどうしよう。誰か見てくれていたかな。」、「大使館(ミラノは領事館ですが)なんてなんもしてくれないだろうな」とか「ポケットに薬か何か入れられて一生刑務所かな」とか「屈強な人たちのお相手を毎日、、、、」とか。そして「そもそもなんでこんなことになったんかな」とか色々考えながら、わからないイタリア語の無線のやり取りを眺めていました。とにかく「人生終わったな」と。それで「ついてなかった、諦めるしかない」と。完全に心折れてました。

それで30分ぐらい(体感は3時間ぐらい)たった頃、そこの店員さんが「どうも人違いとか言ってるみたいよ」と教えてくれました。「当たり前やろ」とか思いながらも、「ちゃんと調べてくれよ」と祈っていると、また店員さんが「別の犯人が捕まった、と言ってるわ」と。「でも警官もメンツがあるからまだダメよ」とか逐一教えてくれました。「まあそうだよな」とか折れた心が揺れてました。それで結局、1時間ぐらい(体感は半日)店の前で拘束?されましたが、署に連行されることもなく、解放されました。どっと疲れが出て、カンパーニャには行くのを止め、色々と教えてくれた店員さんにお礼を言ってその日はホテルに帰りました。次の日もう一度お礼に店に寄りましたら「良かった、良かった。あなたはついてたわ」、「普通は連行されるところよ」と。こちらは「いやいやあなたのおかげですよ」と。この店員さんには、もう感謝しかないです。自分にとってはまさにone&only のカリスマ店員さんであります。なんとか落ち着けていたのも、細やかな心配りで逐一情報を入れてくれていたからで、もし彼がいなければ、訳もわからず取り乱して、逆に連行されていたかもしれません。この時もまたいい人に助けられた次第で、今も本当に感謝しています。もちろんちゃんと調べてくれたイタリア警察にも感謝しております。(写真は今も現役バリバリのベンタイルのコート)

ですがその後はやっぱり海外は何が起こってもおかしくない(結局は起こらなかったのですが)と再認識し、これ以降、出張かツアー以外は海外に行くのはやめよう、と一気に海外熱が冷めた弱気な店主でありました。今から思えば、このぐらいでめげず、もっと出て行ってもう少し鍛えてもらってもよかったもかもしれません。

大変恐縮ではありますが、当店は不定期営業で、また倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。またすでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。
*当店につきましてはこちらこちらこちらもお読みいただければありがたいです。

 

 

 

 

(大御所の)店員さん

こんにちはTango245です。
今もセレクトショップや路面店で一目置かれている店舗や店員の皆様は数多くいらっしゃるかと思いますが、昔のお店や人も強烈でありました。大阪のアリストクラテコはシャツのボタンの厚みとボタンホールの関係に1時間ぐらいは教えていただきました。その時買ったベルトは30年近くたった今でも現役バリバリです。代官山にあった頃のエビスヤテーラーでは店員さんがお客にマンツーマンでついてくれて、手が空いていなければドアが閉まっていて、お客は店内に入ることができず、外で順番待ちしておりました。以下は店員さん(といっても皆さま大御所で恐れ多いですが)のお話で、全て古い話で恐縮ですが、ご興味あればお読みいただければありがたいです。

「重厚感」で店主が記憶に残るのは、やはり皆様もご存知の信濃屋の白井さんです。30年近く前でもかなり敷居が高く、元町本店(たしか本店)の一階は百貨店風のよくある婦人服売り場でしたが、地下に降りるとそこはクラシコワールド炸裂の別世界で、そこで白井さんが何かのお礼状とか招待状を直筆で書かれていたりすると、もう息苦しくなるほどでありました。クラシコブームの前から、バルベラとかアットリーニとかラタンジとか扱っていたみたいですから、格が違うというか反則というかですけど。それでも、この前、横浜に行ったので元町歩いていて、そういえば信濃屋この辺りじゃなかったかな?と思って、気にしながら歩いたのですが見つからなかったので、近くの洋服屋で「信濃屋さんどこでしたっけ」と聞くと「いやわかりませんけど何屋さんですか?」と言われ、意識飛びました。元町で洋服屋していて信濃屋知らないのか、もしかしたら閉店してしまったのかもしれない、いや閉店したなら閉店したと言ってくれるだろう、と色々と考えさせられました。

「センス」で記憶に残るのは、これも皆様ご存知の当時タイユアタイのミヌッチ氏とリーギ氏でしょうか。ある意味シャツ、そしてネクタイが一番大事ということを教えていただきました。このお二方は引き出しの数が違いましたよね。だいたいネクタイの結び目の大きさを考慮して、結果的に小剣が長くなってもそっちの方が実際格好よく見えるなんていうのは考えられませんでした。余った部分をパンツに入れるのもシャツに入れるのもあまり格好良くないですが、細い方が長かったら当時はものすごい違和感があるものでした。自分は今でも違和感あるのですが、彼らがするとそれが大丈夫、というか、それの方が格好いいかも、と。ファッションに対するものすごい熱量を感じました。それで「参りました」で、「シャツとネクタイ、いくつか選んでください」とお願いしました(まあいつもこうなのですが)が、向こうも「やれやれ。そこじゃないんだけどな」っていう感じだったと思います。そういえばシニスカルキのオーナーもシャツのボタンを二つ外している感じが格好良かったです。

「渋さ」では、名前が思い出せないのですが、オールドイングランド本店の当時70歳以上とみられる店員さんが記憶に残っています。噂には聞いていたのですが、自分がお邪魔した時(これも20年以上前)は、白い麻のスーツにコットンと茶革のコンビのフルブローグに髭生やして(当時日本で髭はビジネスではまだNGでした)、メチャ渋だったので、何とか声をかけてもらおうと周りをウロチョロしたものです。店主はこれ以来、髭を生やし、麻のスーツを買い、コンビの靴を物色するようになりました。この時は、夏ですけどオリジナルのカシミア100%のソックスを大人買いしたのですが、「おっ、そうくるか」と、「営業」かもしれませんがいい顔をしてくれた気がしたので、少し嬉しかったです。(やはり大人買いはわかり合えるのかも、です。)まだ商品は当店にデッドストックでありますので、「営業」だったかどうか、ご興味あればお声掛け下さい。ちなみにカシミア100%のソックスってネジ外れている感(なにせすぐ破れる)があって結構いいです。字余りですが少し佐野元春風に「カシミアのソックスにロシアンカーフのシューズ」、それでコヒーバふかしながらラフロイグ空けたら、マジ卍です。

「営業」で言いますと、今もあるかどうかはわかりませんが、ボストンに昔ルイスという、昔でいうとバーニーズ、今でいうと伊勢丹メンズのようなセレクトショップがありました。そんな店とは知らずポロシャツ(どうでもいいですけど一応フレラコ)、短パンで入ってしまい、案の定というかネイビーのダブルのスーツを着た身体鍛えた黒人が立っていまして、これは完無視だな、と思いきや、スーツ姿の白人を尻目にフルケアの歓待を受け、気分良く一通り購入させていただきました。その10数年後、今度は自分はスーツで行きましたが、Tシャツ短パンの中国人のお客が歓待を受けていて(多分その人も気分よく一通りは買ったと思います)、自分は完無視されました。お金使いそうな人間を見分ける嗅覚と営業センスは素晴らしいものがあります。余談ですが、ボストンには当時(これも今あるかはわかりません)ファイリーンという百貨店があり、その地下にファイリーンベースメントというアウトレットがありました。チェスターバレーやパープルレーベルに加えて、なんとハンツマンのビスポークとかが何故か5万円とかで置いてあり、店主はここが、(かつてキトン、アットリーニのザクザクポイントだった)ミラノのイルサルバジェンテとともに世界二大お気に入りアウトレットで、ボストンに行く際は必ず寄っていました。

「格好よさ」だと、30年ぐらい前にバーニーズニューヨークのニューヨーク本店にいた日本人(多分)の店員さんが最高に格好良かったです。最近は路線が変わってしまった感のあるバーニーズですが、1990年代は、海外ドラマのSUITSでいうと、カンパーニャやアットリーニ、キトン等がいわばパートナーでいい場所を占領していて、ベルベストやイザイア等がアソシエイツで平場、それ以外はパラリーガル的な扱いの敷居の高い店でありました。しかもそのニューヨークの本店に日本人がフロアで接客されておりまして、その姿も他の現地の店員に負けていない、というより勝っている感じでありました。今ならともかく30年前の話です。二世なのか、それとも伊勢丹からの派遣なのか、わかりませんが、こちらが勝手にガッツポーズをしてしまいました。今でいうと全米オープンで大阪なおみ選手を見るような感じでしょうか。

最近の話はすぐ忘れますが、昔の話はよく覚えています。昔の話でよろしければ、笑える話、笑えない話、色々とお話できますので、遊びにきていただければ嬉しいです。それと「感謝」という意味で、お一人ご紹介したいので、次回書かせていただきます。

大変恐縮ではありますが、当店は不定期営業で、また倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。またすでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。
*当店につきましてはこちらこちらこちらもお読みいただければありがたいです。