天然もの

こんにちは、Tango245です。
怠け者対決では、イタリアだろうがスペインだろうが世界のどこへ出て行っても負ける気がしない店主ですが、それでもさすがに4月から休んでいますと、仕事をしたくなってきて、「6月は垂直の3乗立上げ!」とか言ったりもしましたが、そろそろ休みも終わりということになると、「やっぱりもっと休みたい」となって、そうこうしているうちに緊急事態宣言再延長で「よっしゃぁ」と思いきや、零細の古着屋は働いても影響なし!ということで、結局自分は休みたいのか、働きたいのか、よくわからなくなっている今日この頃であります。実際古着の販売は国民総生産にはカウントされないらしく、じゃあ自分は毎日何しているんやと、スティングのイングリッシュマン・イン・ニューヨークの気分で、気を取り直してこんな時こそブログで情報発信!と思いましたが、4月の4本に対し、5月は2本、6月もなんとか1本とペースは衰えるばかりで、やはり怠け者以外の何物でもありません。

そんな折、お願いしていたネクタイ生地が届きました。ふんわりと柔らかい感じの仕上がりであります。当店ネクタイにつきましては、プリント物はデッドストックを放出し、織りは別注で指4本の太刀魚のようにコシのある物をご提供したいと考えているので、開けたときは一瞬「おいおい」と思いましたが、毎日見ているとこれはこれで優しくてアリかもとも思ったりもしています。実は今までお願いしていた業者さんと連絡が取れなくなり、地元の商工会議所さんに聞いて、何件か教えていただき訪ねて行った一社さんにお願いしたのですが、そうこうしているうちに前の業者さんと連絡がつき、こちらでも以前の「コシありバージョン」で再度お願いすることにしました。

それでその注文の詳細を詰めている際に、デッドストックのお話をいただき、詰めていた生地の話はどこへやら、そのデッドストックを、例によってお願いし、分けていただける分は全部回してもらうことになりました。でそのデッドストックは、なんと「天然の蚕から作っとるんや」とのことなんです。

正直あんまりわかっていないのですが、昔のプリント物のシルクと今のプリント物のシルクの明らかな質感の違い(これはわかります。一目瞭然です。)はその製法にあって、でその製法の違いは、働き方改革の走りによるものと理解しているのですが、その昔ながらのキツイ製法で頑張ってきた日本の生糸産業は世界を席巻、エルメスやカルロリーバも富岡製糸場から買っていたというのは、割と有名な話です。ですがその世界を席巻した生糸のもととなる蚕は、わかりやすくいうと養殖ものだそうで、60年代の日本の輸出の8割以上が生糸と蚕と言われていますから、まあ養殖でないと計画的にかつ大量には作れないわけです。

ですがその一方で、当然蚕にも天然なやつがいるはずで、今回のデッドストックは、その天然ものでつくってあるとのことであります。現代の推奨される生産管理プロセスで、時間や手間をコスト計算すると、ネクタイの値段はもちろん、シャツの値段も超越し、その辺のスーツの値段になること必至であります。

「天然ものと養殖ものどちらがいいか」問題は、「だからどうした?」的な問題で、もっというと、あと10年もすれば、ほとんどすべての分野で天然ものなんて絶滅しているか、すっぽんのように「養殖の方が安心」的な世の中になっていると思います。ですが、その一方で、例えばですが、ビキューナが人の住めない高地ではなく、人も住める低地で安全に養殖されることで、彼らもそれに順応、あんまり毛を蓄える必要もなく、むしろ低地で彼らには暑いので適応するために毛は蓄えなくなっているはずであります。また毛の質も見た目は敵がいないのでいいですが、どこかほんわかした耐久性のないものになるのは、致し方ないと思います。実際、昔の上質な天然物は気合が違います。50~60年前の物でも凛としています。ということで、「そんなんどうでもいい」問題かもしれませんが、当店としては、洋品はビジネスマンの皆様の商売道具でありますので、いろいろとこだわっていきたいところなわけであります。

それで話をさらに聞いていると、今回のそのデッドストック、グレナデンシルクであります。グレナデンというのは、あるフレスコ織機の名前で、ニットタイみたいな感じのやつになるのですが、ニットタイは編み、こっちは織りで、またその織機もいまは製造されていないらしく、こちらも現存するだけの絶滅危惧種であります。007でショーンコネリーがよくつけていた奴です。例のフランス人も、「シャルベのグレナディンシルクのタイがあったら値段はいいから回してくれ」と言うくらいの素材で、特にこれからの季節は最高です。また今回の生地、無地が数色あり、また無地だけではなく、レジメンタルやレース状のペイズリー柄もあるとのこと、もはやいったいどうなっているのかわかりませんが、とりあえず次の日代金を振り込んで、確保しておきました。

ということで、使用頻度が激減のネクタイですが、天然の蚕から作った糸をグレナディンで織ったデッドストックの生地で作る、ハンドロールバキバキで、閂止めを超えてかなり上まで折った14ピエゲの、ネジの外れた別注ネクタイ(長い!)、なんとかネクタイの値段で出しますので何本かいかがでしょうか。今なら選り取り見取り、先日インスタやブログでアップした、コスタのジャケットと組み合わせれば、もうどうなっても「後悔などあろうはずがない」です。もちろん当店別注の通常のコシありバージョンもcoming soon ですので、デッドストック、コシ無しバージョンとともによろしくお願いいたします。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

 

 

逸品続々入荷

こんにちは、tango245です。
お客様から、いくつか委託のお品をお預かりさせていただいております。少し前に先代フォルモサや昔のロンドンハウス、ドミニクフランス等、資料としても貴重と思われるのに加えて、程度が極上という三拍子揃った猛者達をお取り扱いさせていただいたのですが、今回のお客様も「ビキューナとグアナコがいくつかあるので、もういいんだよ」と達観されていて、とりあえずということでいくつかお持ちいただきました。

パニコのコートやクレバリー等、随時ご紹介させていただく予定ですが、1品目はインスタグラムでも先日アップさせていただいております、コスタンティーノの、ビンテージのグレナディンシルクで作った、未使用ジャケットであります。色は明るめのチョコです。数年前、ネイビーとこの色で2着仕立てられたそうで、「ネイビーは着ているんだけど、こっちは着ていないので」ということであります。拝見したところ、着用感がないのも凄いのですが、オーラが違います。いったいいくらしたのか、気絶級だろうと思いますが、こういうのを色違いでお仕立てになられるあたり、日本のビスポーク文化も向こうに勝るとも劣らない感慨深いものを感じます。精神性が違うわけであります。

 

ところでシルクというと、「クリーニングが、、、」ということで一般的には怯みます。店主も実際怯んでました。ですが結構何とかなるものでございます。専門家に聞きますと、「洗濯機とかはよくないけど、丁寧に手洗いすれば大丈夫なんだけど、、」、「プロはなんかあったら保険おりないので、表示以外のやり方は通常受けない」等々、(友達の話として)話されていました。「なるほどなぁ」という感じです。このご時世、そのうちコットンもドライ表示になったりするのでしょう。結局ここでも「プロのアマチュアの出番やん」ということです(個人の感想です)。当店、最近は、シルクどころか毛皮も自宅で水洗いしてますので、数年後はもぐりの洗濯屋さんになっているのかもしれません。

まあその洗濯の話がなかったとしても「できればシルク」だとも思っております。ウールやコットンをニコラス・ケイジかディカプリオとすると、シルクはアル・パチーノかロバート・デ・ニーロ、もうちょっと言うとウールやコットンが金属バットとすると、シルクは木製バット、さらにいうとウールやコットンがカベルネとすると、シルクはピノ、もっというとウールやコットンが4ストとすると、シルクは2スト、、、、、、です。着物なんかも絹や麻の着物は中古でも値段付きます。物によってはプレミアムついています。ですが、ウールの着物はゼニアの生地やバルベラの生地の未使用でも二束三文です。やっぱり物が違うのだと思います。カベルネとピノと申しましたが、ビールとワインぐらい違うのかもしれません。少なくともビヨンドマックスは持ちたくないものです。

というのも我々世代も鈴鹿で言いますと、ちょうどスプーンコーナーを立ち上がったあたりで、あとは130Rとカシオトライアングルを残すのみでしょうか。よく大きな怪我もせずここまでこれたものです。とはいえ安全に運転していると後続が危険ですので、恐いですが老骨に鞭を打って、最後まで気概を見せたいところです。その装束にふさわしいのがこのジャケットかと思います。グレナディンシルクのビスポークのジャケットなんて今まで見たことなかったです。人生は短いですし、ファッションはやせ我慢。コスパやメンテはこの際置いておいて、振り切ってしまってください。価格は当店がベンチマークとしています海外有名ブランドの国内ライセンス生産品前後で承っております。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

写真集出します。

こんにちは、Tango245です。
突然ですが、写真集出す予定です。といっても、当店の敏腕美人秘書コンビのIさん&Hさんが脱ぐわけでも、もちろん私、結城が脱ぐわけでもございません。怒られます。いままでプロのフォトグラファーの人に取っていただいた商品や、僭越ながら自分が撮ってきた商品を、場合によってはもう一度撮り直しを施して、写真集にしようと計画しています。企画会議で予算を使い込まなければ245品を厳選したA4版2~300ページクラスの豪華超大作になる予定であります。(当店、人件費と店舗にはお金を一切かけませんが、会議費と交際費はいつもフルスイングなもので、使い込みは少し心配しています。)

現状150~200品ぐらいは当確で、あとは今後の商品との兼ね合いで決めようと考えております。文章やコメントはどうしようか考えておりますが、「シルクのように吹き上がるエンジン」とかいうのは芸風に合いませんので、コメント無しバージョンと、場合によっては辛口いいたい放題バージョンの2パターン作ってしまおうかと考えています。掲載商品は店名にちなみ245品限定、部数も各バージョン245冊限定の非売品です。(下写真はイメージ)

既に売却済みの商品につきましては、お買い上げいただいたお客様に写真集発行の旨、ご連絡させていただき、お邪魔でなければ完成後一冊お届け致します。ご本人のご参加も大歓迎で、その際はプロのフォトグラファーに写真を撮っていただきます。ご自身で撮っていただいてこの写真を使えというのもアリです。また刊行後、245品のなかのどれかの商品をお買い上げいただいたお客様にも、その場でお渡しする予定です。一応3周年記念行事として年内を目途に考えておりますので、皆様ふるってご参加ください。委託や買取りでの特別参加も全然アリです。

また委託品をいくつかお預かりしていまして、本日2品ご紹介いたします。一つはドミニク・フランスのデッドストックのベストです。ドミニク・フランスは誰もがよく知る超雲上ブランドですが、ネクタイを除けば日本国内生産品がほとんどで、残念ながら本チャンのフランス製じゃないとほとんど意味がないと思います(個人の感想です。すみません)。ただフランス製は海外でもほとんどなく、既に何十年も前に生産も終えていますので、仮にあってもヘロヘロな状態かと思います。ですがこのベストは、直用感がほとんどないフランス製で、ほとんど奇跡のような感じです。もちろん物は言うに及ばずで素材はハリソンズのカシミヤ100%、ボタンはなんとオニキスでスペアも含め6個ついており、当時の定価はもはや計測不能です。ボタンだけでも数万円すると思いますので、歴史的にもスペック的にも価値のある逸品かと思います。実際のサイズは46ぐらいですが、ベストなのでいろいろな着方があると思いますので、ぜひよろしくお願いいたします。もちろん写真集参加メンバーです。

もう一品は、アンティコパンタローネのライトグレーの未使用パンツです。ノープリーツのサイズ46です。遠目で見るとブルネロクチネリ、近くで見るとやっぱりモーラです。気のせいかもしれませんが、同社の製品もご多分に漏れず年々コストダウンが入っているように感じています。今のと、スカルピーノ時代(20年ぐらい前)のコスタンティーノのパンツ(同社製)を比べると、結構痺れます。そんな中、このパンツは昔のように手が込んだ作りで、いわゆる9分仕立てという感じでしょうか。一方で裾幅が19cmでスカルピーノ時代と違って細く、割と最近だと思われますので、おそらくですが、オーダーした人がモーラに近い人で、「昔みたいなん作らんかぇ」とゲキを飛ばしたのではないでしょうか。3万5000円/本で同じ色の同じサイズを2本承っております。ブルネロは言うに及ばず、PTもロータもインコテックスも最近はお高いので、大人買いいただければと存じます。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

垂直の3乗立上げ!

こんにちは、Tango245です。
昔、英国女王陛下の仕事をしていた時(8割嘘です)、各地の半導体工場を訪問させていただきまして、三菱電機の西条工場を除くと、東芝の四日市、日立の那珂、NECの熊本や広島等、大所の工場はだいたいお邪魔せせていただきました。四日市では厚い網焼き、熊本ではたてがみ、広島では日本酒を堪能しすぎ、一時は痛風への道をばく進していましたが何とか生還、逆に多くの工場が統廃合の憂き目にあってしまい残念な状況です。その少し前は、ロームや沖電気、もっというとミネベアも館山でDRAMを作っていましたし、東芝のトレンチ方式と日立のスタック方式はどちらが勝つとか、位相差でどこがレベンソン方式でどこがハーフトーン方式とか言ってましたから、今思うと隔世の感があります。価格も64MDRAMが40ドルとかしていて、今16GDRAMがスポットで2ドルとかだとすると、メガがギガに変わって価格が20分の1ですから強烈です。ギガ放題‼

また強烈といえば30年くらい前、液晶TVとかも「1インチ2万円(当時はその数倍)の時代が来れば、40インチ80万円なので、大型TVは、、、 、」とか話されていて「まあ無理やろうけど」とか思っていましたが、今ベタな50インチは10万円台で買えると思うので、(裏もあるとはいえ)これも凄い状況です。シャープも東芝ともども今も厳しいご状況のようですが、当時も液晶パネルの歩留まりが悪く厳しかったはずですが、「不良品の山で天理の山が見えなくなった」と、ネタにされていましたのでまだまだ余裕がありました。液晶はガラスサイズで世代が交代するわけですが、これ以上は大きくならないと話されていて、その理由が「トラックがこの橋を渡れなくなる」とおっしゃられたのにはひっくり返りました。ボトルネックとは案外そんなところかもしれません。もちろんその後は新工場にて「世界の亀山モデル」につながるわけであります。

それでその頃よく話されていたのが表題の言葉です。新工場や新しいラインが完成すれば稼働率を早急にあげていきたいわけで、その稼働率を徐々に上げるのではなく一気に100%まで引き上げるという意味で「垂直立ち上げ」という言葉を使い、その後、それでは回収に時間がかかりすぎるということで、「垂直の2乗立ち上げ」、「垂直の3乗立ち上げ」と進んだようで、4乗になるとⅹ軸マイナス方向に倒れるらしく3乗どまりだそうです(何が違うのか意味不明ですが気持ちはわかります)。

ということで本題ですが、当店も6月は、垂直の3乗立ち上げで走らせる予定です。ドメニコ・カラチェニはメンテから戻ってますし、A・カラチェニも入ってきておりまして、合計8着のカラチェニが幅きかせています。Dの方はさすがに時代感はあリますものの、Aの方のコンデションは上々です。ジャケット2着は多分カシミヤだと思われます。加えてスマルトのビスポークも4着入って来ておりますので、店内パワースポットの勢力図も少し変わる感じであります。シャツの受注会ももちろん予定していておりますし、ネクタイ生地も6月に入ったら上がってくる予定でありますので、このところ節約疲れなお客様いらっしゃいましたら、現金でドバっといってしまってください。粗品もドバっといきますので。ドッカァ~ン!といっていただいたお客様には、当方もドッカァ~ン!とワイン開けます。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

 

ネクタイ諸々

こんにちは、tango245です。
このところ暇ですることもないので、用もないのにシャツを着てネクタイを締めている店主であります。さて、ネクタイの別注品をやらせていただいて頼りになるのは職人さんのこだわりなのですが、職人さんのモチベーションの源泉は素材の良さだと思います。変な素材持ち込んだらやっぱりモチベーション下がると思うので、頑張っていい素材をお届けしようと思っています。幸いジャガード(織り)に関していうと、国内でもいい素材がありますので、あとはこちらのアイデア次第なので楽しみではあります。先日も新しい生地をお願いして来ました。前回の生地は気合だけは入っていましたが手探りのところもあり、とにかくアウトにならないようなバッティングでしたが、今回は初めからアウトコース低めを右に引っ張って中村紀のようなホームランを狙って打席に立っております。ヘッドはピッチャー向いてますし、グリップも小指ははみ出ており、インハイに来たらキャッチャーフライでごめんなさいですが、イメージ通りなら即完売も見込める自信作群であります。身体が突っ込むとショートゴロになるので右足重心を意識しております。

問題はプリントの方でこちらは国内外ともに絶滅状態です。個人的には活字体のロゴ時代のマリネラぐらいまでのシルクの質感が好きなのですが、最近のはどこも値段の割には薄くて硬く、なんかキオスクで売ってそうなのばかりで厳しい感じです(個人の感想です。)。そう言えば店に出していたマリネラのネクタイは完売で、ホームページのスライド画面のネクタイも今は一本も残っていない状況です。お客様によると、当時シルクの製造方法はそれはそれは過酷で、今はそういうのは認められませんので、薬品を使って処理するらしく、もはや昔の質感は望めないとのことで、そういう品から売れていくのはやはり自然の摂理のようであります。

当店がジャガードに求めるものは太刀魚のように指5本で刀みたいになるコシの強さで、これに蛇腹のような14ピアゲと地平線まで続くハンドロールの相乗効果を期待しています。一方プリントに求めるものは柔らかさで、赤ちゃんを見ると思わずほんわかしてしまうあの感じであります。ですがそういったプリントの生地の再現はもはや望むべくのないわけですので、ここは手持ちの長期保管品の放出で、伝統芸能の継承に努めようと、一人ネクタイ祭りを非常事態宣言明けにでも開催しようかと考えております。聞いたこともないメーカーでも結構いいの出していて、またそういうのに限ってロゴも雰囲気あります。マスターズの皆様におかれましても、ぜひ昔のプリントタイで、孤高の存在感を示してしまってください。掘り出し物多数ですが、在庫限りで、売れたら本当に絶滅です。

それとオーダーいただいたネクタイがまとまって上がって来ています。ですがすみません毎度管理が悪く、どの柄がどなたのか、(大体は大丈夫なのですが)ほんの少し、ちょっとよくわからなくなっています。大変申し訳ないのですが、「俺のはどうなんや」とご連絡いただければめちゃくちゃ嬉しいです。本当に申し訳ないのですが、半分いつものことで、あの店にそんなこと言うても無駄やし、とお許しいただければありがたいです。何卒宜しくお願い申し上げます。

フランス産が

こんにちは、tango245です。
諸々近況のご報告をさせていただきます。このところ、フランス産が熱うございまして、少し前にアルニスのビスポークのジャケットが2着、ほぼ秒でお買い上げいただき、また先日もお若いお客様にスマルトのビスポークをお買い上げいただきました。アルニスはだいぶ前に買収されてしまっていますが、どちらも向こうで誂えても100万円ぐらい、為替によってはそれ以上するのではないかと思われる、世界でも最も高価な部類のビスポークであります(ありました)が、これを見事に着こなされていました。しかも外人がオーダーしたビスポークのスーツの袖がどちらかというと短いという、外人に負けていない、というか勝っている体型であります。腕が短い店主といたしましては、日本も変わったな、と感慨深いものがあり、何となくうるうるとしてしまいます。また赤い彗星シャーのモビルスーツ、マックス・エブゼリンが、隠れキリシタンのように、日本に浸透していたこともわかり、気分は最高です。皆様ありがとうございます。

そんな折、このブログにも時折登場するフランス人からメールが来ておりまして、なんかヨーロッパは今かなり大変らしく、フランスも三回目のロックダウン、デンマーク、オランダやベルギーでは暴動が起こっていて、ドイツではメルケルが公式に謝罪に追い込まれたといっておりました。何故かイギリスがそこそこ落ち着いているらしく、あいつらはようわからん、とか書いておりました。日本はうまくコントロールしているとかも書いてましたけど、「いやいや、、、」と説明しだすと長くなるので、「まあな」と返しておきました。それで彼も断捨離モードらしく、手持ちの入れ替えを行っているようです。彼はあまり、手仕事にはこだわっていなく、それゆえかナポリ系もあまり好きではないようです。彼によると、スーツはクロード・ルソー、ヒッチコックのアンダーソン&シェパード、60~70年代のドメニコ・カラチェニ、靴はコークストリートのクレバリー、パリロブ、ガットでもう自分はいいかな、と申しておりました。シャツやネクタイは結構マニアックなのを言っとりました。

シャツ受注会は、今回も盛況のうちに終了できました。ありがとうございます。次回は多分ですが、5月の中頃で予定しておりまして、結構納品もさせていただけるかなと考えております。あと別注ネクタイの生地がだいぶ少なくなって来ましたので来週発注する予定です。「こんな柄、欲しんだけど」とかありましたら、できる限りご要望にお答えしますので、ご連絡くださいませ。

ペイペイ祭、絶賛開催中です。MAX2割のキャッシュバック、中央区が全面的にバックアップしています。ちょうど新たに委託をいくつかお預かりさせていただいておりまして、キトンのカシミヤ100%のタグ付き未使用ジャケット(サイズ50)、使用感のない初期コスタンティーノのネイビースーツ(サイズ46相当)等あります。なんと未使用の黒のガット(サイズ小さめ8相当)、コードバンの極上バリーニがサイズ7ハーフ相当、また定価の半額の半額でブリオーニの新品もありますので、キトンかブリオーニかのお客様、よろしくお願いします。キトンの未使用カシミアのジャケットあたりはペイペイ祭がバッチリハマる価格帯です‼️

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

 

ペイペイ、ぺイペ、ペイペイ!

こんにちは、Tango245です。
先日衣替えを行いまして、夏物を出しました。ですがこのまま冬物をしまうのも何なので、今秋に向けて、熱いアイテムをご紹介させていただいておきます。当店、この季節の変わり目は、暖流と寒流が交わる、最高の漁場になりまして、このところ、カルロリーバのデッドストック、アルニスのビスポークのジャケット、ガットの未使用品等、ブログやインスタグラムでも熱いアイテムをご紹介させていただいてますが、ほかにもご紹介していない、アイテムが結構ありますので、今年の秋はよろしくお願いいたします。ホールドも大歓迎ですし、もちろん今お買い上げいただいても、です。

その一は、インカ帝国の神のコートであります。当店これまで延べで10着強在庫し、実際何着かお買い上げいただいております(ありがとうございます)。カシミヤにもピンキリがあるように、「神の素材」にもピンキリがあり、中にはメルトンのような肌触りの物もあります。当店ではそういうのをメルトン系と呼んでいますが、それはそれで値段も比較的安く、あまり気を使わず普段使いとかで使用でき、伊丹十三さんのように芝生の上でも寝ころべますので、十二分に楽しめます。色もベージュのほうが雰囲気があって最高なのですが、雰囲気ありすぎとも言え、黒やグレーが落ち着いていて羽織りやすいかもしれません。ということで、結局は「神の衣装ならなんでも」ということになるのですが、できれば1着は、やはりベージュのトロトロなやつを保有したいもので、当店でも程度のいい物から、色はベージュから、お買い上げいただいております。それで、ベージュのトロトロ系は完売かと思っていたのですが、衣替えで1着出てきまして、程度も悪くありませんので、よろしくお願いいたします。サイズが大きいので、最悪全バラで如何様にもできます。生地が余ればネックウォーマーや指なし手袋なんかいかがでしょうか。

その二は、カンプス・デ・ルカのジャケットです。カンプスといえば、フランス保守本流のメゾンであります。ロゴ等を勘案すると60年代と思われ、50年以上前のものと思われますが、時代を感じさせないコンディション。表地はフランス好きは絶対ハマるやつなのですが、裏地も背がゴールド、袖は太めのシャツストライプで、さすがに雲上メゾン、手抜きはありません。なんか時代が2周ぐらいまわってイマイマな感じの1着であります。同じくフランスの雲上アトリエのマックス・エブゼリンの回のブログで、80年当時、2ピースのスーツが5万フラン、1フランが当時40円として、計算上200万円のスーツと書きましたが、60年代のジャケットということで、乱暴に逆算しますと、当時日本円で140万円ということになります。50年前の140万円ですから、アイリッシュリネンのところで試算した、70年で15倍というインフレ率を適用しますと、50年で7倍になり、計算上1000万円近い金額になりますが、60年代のフランスというと、アランドロン全盛の時代、その時代に実際に作られた雲上アトリエのビスポークですので、価値としてはまあそんなもんでしょう(計算上ですし)。ぜひ検討ください。サイズ47相当です。

その三は、ドメニコ・カラチェニのスーツ/ジャケットです。ドメニコ・カラチェニといってもカンパーニャが買収した後の吊るしではなく、ジャンニ・アニエッリが愛した時代の正真正銘のビスポークであります。カラチェニでいいますと、62年製のスーツを水洗いして、パンツを縫っているシルクの糸が溶けてバラバラ、上着の裏地のシルクも所々溶けてボロボロ、生地が10cm近く縮んで泰明小学校サイズ、もちろんタグも溶けて判別不能という4重苦を味わった話をだいぶ前にブログに書いていますが、その後は「カラチェニは溶けて縮む」という、痺れる学習効果を胸に当店も成長してまいりました。今は状態見ながらヤバそうなのは、歯を食いしばって、水洗いをしていただける一流の業者さんにお願いしております。これ着てマリーニの靴履いて、空を見上げれば、イタリア政財界はもちろん、ユベントスもフェラーリも貴方のもの、各国の王族や元首との親交もよろしくお願いいたします。サイズはかなり大きいのが2着、46-48ぐらいが2着で、カンプスともども、冬眠ならぬ夏眠をにらみ、現在メンテに出しております(もうすぐ戻ります)。

それと重要なお知らせが一件、東京都中央区とペイペイがキャンペーンで、4月30日まで最大2割キャッシュバック実施中です。当店も加盟店舗ですので、ペイペイお持ちの皆様、この機会にぜひよろしくお願いいたします。ペイペイ、ペイペ、ぺイペイ‼、 ペイペイ、ぺイペ、ペイペイ‼‼、ペイペイ、ぺイペ、ペイペイ‼‼‼

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

柄シャツでどうっスか

こんにちは、Tango245です。
当店、18年の年末に開店し、約2年半が経っております。お客様には、スーツ、コートや靴はもちろんですが、シャツ、ネクタイ、セーターに加えて、傘やカバンや生地等、いろいろとお買い上げいただいておりまして、大変感謝しております。皆様いつもありがとうございます。この場を借りてお礼申し上げます。

さて毎度のポジショントークなのですが、2年半の間で、最も「引き」の弱いアイテムが柄物のシャツでございます。柄物でも遠目に無地、あるいはそれに近ければ、それなりにニーズはあるのですが、マルチカラーやロンドンストライプ的なものは、自慢ですが、これまで一枚も売れておりません。

もともと、個人的には、柄シャツは結構好きというか、かなり好きでありまして、昔からコツコツと集めていて、店内には、未使用のパープルレーベルやキトンやアットリーニを完備しているのですが、通常ここは店内のバイパスエリアとなっております。パープルレーベルなんかは映画なんかでよく見る大昔のターンブル&アッサーを彷彿とさせ、なんとも言えないいい感じだと思うのですが、今はこんな柄物は流行らないのか、刺激が強すぎるのか、とにかく人気薄を超え、ニーズ無しの状態であります。

そんな状況でしたので、別注品では白無地、青無地の生地の手配をまず考えましたし、ちょっとした仕入れのお話をいただいても「無地ですか?」と聞いてしまいます。キトンのシャツも、昨年新たにまた箱入りで30枚ぐらいご用意(実店舗最安値!!)したのですが、当店「one & only 」を謳いながら、全て白無地、青無地でありました。

ですが、なんか「置き」に行っていないかと、ふと思う今日この頃でありました。お客様のニーズにお応えするのは、アパレルのみならず、小売業、もっと言うとビジネスの基本であるわけですが、その一方で、売れ筋そろえるだけのそんな店でいいのか、と。「置き」にいって打たれんのもなぁ、と。そんな折も折、世界最高峰といえるシャツのそれもビスポークのデッドストックを、先日カルロリーバでお世話になった東北の方の人から、30枚ぐらいご紹介いただきました。白無地、青無地も一応ありますが、そんなことよりシルク100%あり、カシミア100%あり、そして何より、イギリスやイタリア貴族ご用達のド派手なマルチストライプありありです。「やっぱりシャツはこういうのじゃないとな」と完全に目が覚めました。また「サイズ関係なし」なところがネジ外れています。ビスポークなのにサイズがバラバラで、また同じネック周りでも身幅や丈がまちまち。それゆえにビスポークともいえるわけですが、日本のビスポーク魂は無敵ですね。欧米とは精神性が違います。もちろん即決でお世話になった次第です。

大手セレクトショップでも白無地、青無地中心の品揃えの昨今、街場の古着屋の店内に散乱する、100枚近い雲上ブランドのどこにもなさそうな派手な柄物の未使用シャツの山々、「華麗なるギャツビー」のロバートレッドフォードが頭をよぎる光景でありますが、その一方でバイパスエリアが高速道路に昇格もしそうです。とはいえ皆様におかれましても、このあたりのブランドの、誰も着ないような柄のシャツ、2,3枚お持ちになられてもよろしいのではないでしょうか。年配の変態の皆様におかれましては、派手なシャツを着て、バブル期のあの時のようにまたどうかしてしまってください。お若い皆様、グレーのスーツに白いシャツに無地のネクタイもいいですが、そろそろダークサイド?に来ませんか。こういうのはもうどこも作らなくなっていくと思います。店主も、派手な柄シャツ着て、テラス席でクリスタル飲みながら、フランス革命についてまた考えることにします(嘘です)。今後は順次、店主がおろして着ていきますので、38、39、40辺りは当店でも何年かで絶滅します。是非よろしくお願いいたします。また来る4月11日と15日のシャツ受注会もまだまだ募集中です。ギリギリまで積めるだけ積む予定ですのでよろしくお願いいたします。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

 

究極の4品目

こんにちは、Tango245です。
当店では、既にクローゼットの中に逸品が溢れているお客様に、断捨離をしつつ、より厳選したポートフォリオの構築に向けて、究極の3品として、ビキューナのコート、ロシアンカーフの靴、アイリッシュリネンのスーツをご提案させていただいております。また、この3品の穴を埋めるアイテムは当店の別注品(来る4月11日と15日のシャツ受注会も引き続きよろしくお願いいたします)を、それらを収めるスペースの確保につきましては、月並みですが実店舗最高値の買取額と実店舗最安値の委託手数料を掲げ、ワンストップで全力のご対応をさせていただく所存であります。

それで、上述の究極の3品に勝るとも劣らない、4品目を本日ご紹介させていただきます。カルロリーバのビンテージシルクでつくるパジャマであります。カルロリーバは、昨今、巷で都市伝説化の様相を呈しておりますが、同社の社長が、フェラーリで自ら営業していた頃のカルロリーバを知っていて、今もそれを着ている店主としましては、何となくですがモヤモヤしたものを感じております。そんな中、東北の方の有力な人から、カルロリーバのビンテージの生地があるとご紹介を受け、先日お邪魔してきました。カルロリーバのビンテージでシャツをご提供できれば、巷に流れる都市伝説も少し落ち着くのでは、いや逆にビンテージの伝説が加速するのでは等々、を考えながらお邪魔したところ、(コットンではなく)なんとシルクでありました。

一瞬、コットンだったら、とも思いましたが、この身体が溶けそうな肌触り、もはやこのままお迎えが来ても本望な気分で、一瞬、シルクと怯んだ自分の小ささに、まだまだ精進が足りないと思う今日この頃であります。とはいえ値段を考えると、動悸が止まらず、なかなか聞けません。ですが「迷ったら歯を食いしばって全部買う」が、明治生まれの爺の教えで、「若い時の苦労は買ってでもしろ」という諺もあります。というよりも、そもそも、迷っていないですし、若くないですし、苦労でもなんでもないので、その東北の方の人のコネで、何とか先様にお願いしして出してもらい、お出しいただける分はすべて買わせていただきました。

とはいえ、これでシャツを作るとなると、2m以上必要ですので、原価だけでもその辺の吊るしのスーツの値段を軽く超えてしまいます。トマトソース等で一発退場のリスクを考えると自分も怯みます。とはいえ肌触りがウリですのでチーフとかを量産しても意味がなく、どうしたものかと思案し、ここは下着とセットのパジャマとかどうかと考えております。まあそうなると4m以上必要になり、スーツをビスポークするような領域に突入してしまいますが、どうせ作るなら、と思いますし、パジャマならトマトソースのリスクはなくなりますし、細かいことは気にしない男前なお客様いらっしゃいましたら、ぜひよろしくお願いいたします。このパジャマがあれば、睡眠負債も一気に解消、一日のうち8時間は、アニエッリの気分に浸れます。SDGやESG、このところの社会の流れにやれやれなお客様いらっしゃいましたらご検討くださいませ。少しは落ち着くと思いますが、枕やベッドの新調は各自でお願いいたします。ちなみにこの生地、洗えます。それとまた繰り返しですが、来る4月11日と15日のシャツ受注会も引き続きよろしくお願いいたします。くどくて恐縮です。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

キトンかブリオーニか

こんにちは、Tango245です。
よく「キトンとブリオーニ、どっちがいいですか」と聞かれます。一般的な答えとしては「どっちもいいです」、あるいは「好みです」で、「00な人はキトン、00な人はブリオーニ」かもしれません。店主は、「徹子の部屋に呼ばれる時はキトン」、「ニューヨークに進出される時はブリオーニ」とお答えします。「逆じゃダメですか」と聞かれたりしますが、「絶対ダメです」とお答えします。

「絶対という言葉は絶対言ってはいけない」昨今であります。試験問題の4択でも、「絶対」という言葉が入っていたら、とりあえず即スルーが鉄則です。ですが、絶対を使ってしまいます。

買った洋品を飾っておくというのもアリですが、できれば着こなしたいですし、着倒したいです。それで着こなす、着倒すというのは、ある意味、元を取って初めて言える言葉なんじゃないかとも思います。また元を取るというのは、長く着るということでもありますが、できれば文字通り元を取りたいもので、さらに言うと「金額以上の何か」を回収したいものです。どちらも定価だとスーツで消費税だけで10万円近くとられる価格帯、こいつらにもいい仕事してもらわねば、です。

徹子の部屋では、歯に衣着せぬ黒柳さんに「あなた、どこかお上品ですわね」と言っていただければ、その映像が折に触れ取り上げられ、一生生きていけるような気がします。少なくとも元は十分に取れます。そんな時、キトンの肩の感じや生地感が黒柳さんに心地よい催眠時術をかけてくれ、頼りになるわけであります。一方で徹子の部屋にブリオーニを着ていくと、「あなたのお召しのお洋服、ずいぶんお高そうですわね」とチクリとやられるかもしれません。元を取るとるどころか一生「高いさん」と呼ばれるようになってしまいます。

逆にニューヨークに進出されるとして、ビジネスの席上で、こちらがブリオーニなら「あかん、こいつ油断できない」となりますし、キトンなら「なんやこいつ」となります。そこで「キトンのカシミアなんだけど、あいつキトン知らんのか」とか思っても試合終了。結果100億円のディールが、片や117億円に上乗せされる一方、もう片方は89億円に値切られ、上下で28億円の差が出ます。もちろん相手がブリオーニの場合も多々あるわけですが、その場合、上乗せは無くてもディスカウントはありません。マイナスを未然に防いでくれるわけです。ディールなんてある意味、はったり半分。少なくとも服で足を引っ張られることはあってはいけません。上手く使えば、100万円のスーツの10着や20着なんて安いいもんです。

「色や生地はどういうのが、シングルとダブルは」と聞かれれば、「サイズあっていれば、とりあえずなんでもいいです」と答えます。そういうのは我々が考えることではなく、ブリオーニやキトンが考えることで、実際彼らはそればっかり考えているはずで、伊達に高い値段つけてません。あえて言うと、似合う、似合わないもあまり関係ないです。もちろん似合っているに越したことはないですが、それと共にその場所にキトンやブリオーニを着ていることが重要なのであります。

ということで、キトンは皆様、割とお持ちだと思いますが、ブリオーニはそれほどでもないような気がします。海外狙っているお客様、タンスに1,2着はブリオーニをご用意しておいてください。優秀な弁護士先生のようにいい仕事してくれると思います。当店でも未使用品を激安価格、その辺のスーツの値段でご用意しております。よろしくお願い申し上げます。また来る4月11日と15日のシャツ受注会も引き続きよろしくお願いいたします。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。