すごい男の唄

こんにちは、Tango245です。
このところ、ブログやインスタからご連絡いただいたり、ご来店いただいたりするお客様の皆さま、凄すぎです。サメが涙ぐんだり、クマが裸足で逃げたり、ワニが子分になりたがったり、虎がにじりよったりしそうです。店主は、服で家一軒、車で家一軒、ワインで家一件とか、勝手に盛ってのたまわっていますが、自分など足元にも及ばないレベルで、いったいいくら散財したのだろうという猛者の皆様です。当然、それぐらい使われておりますから、人脈も幅広く、とんでもない人と知り合いだったり、70歳でも朝からビンビンで逆にお困りの人もいらっしゃっていて、人間の価値は「いくら貯めたかではなく、いくら使ったか」とはよく言われますが、ホントつくづくそう感じております(某ネット企業の豪快な某創業者も「使えば帰ってくる」と、世界のAOKIさんも「良さがわかるまで使え!」とアメックスカードの宣伝をしておりました)。もちろん皆様、財産の一つや二つはお持ちなのでしょうけれども、散財されてきた人は皆様どこか気持ちがいいです。

先日、そんな男前なお客様のお一人がお越しくださいました。お名前は昔からお聞きしておりましたものの、お会いするのは初めてで、実際お会いすると、聞きしに勝る迫力で、お見受けしたところ、ビスポーク歴は約40年、年6-8着注文しているとしてビスポークのスーツだけでも300着ぐらい、コートやブルゾンや靴や鞄や吊るしも入れたら、もう倒れそうです。「同じにおいがする」とかよく言いますが、完全に自分以上のにおいがしました。以前ブログで、欧州には「ビスポークするのが仕事」というような人たちが多数存在していると書きましたが、我が方の日本も負けてはいないです。それで、随分減らしたものの、それでも増えて、、、とのことで、とりあえず3着、46相当のフォルモサ(先代です)のミディアムグレーのスーツとロンドンハウスのビンテージ(当時です)素材のビスポーク、日本のかつての銘店ピサにてご購入されたという48のキトンの3ピースを、お持ちいただき委託にてお預かりさせていただきました。先代フォルモサはクラシコイタリアのコレクターならマストアイテムで、しかもナポリ定番のミディアムグレー無地。かつてパニコやアットリーニも作っていたナポリの銘店ロンドンハウスのビスポークがジェンナーロ・パオーネ謹製。キトンも珍しく3ピース。文化遺産、ビンテージ、普段使いと、スマートに大人買いできるダイバージェンスであります。タグもいい感じです。

こういった方のお品は雰囲気がある上、程度も極上です。スーツやジャケットの年間着用回数が300日として300着あれば単純に年1回ですし、お気に入りを週1回で半年着用すれば、その分着ないスーツが増えます。作ってから1、2回着用というのもあれば、同時に複数着注文されると思いますので、1回も来てないのも相当数あるはずです。私見も含め、今回の3品、それぞれの着用回数は、フォルモサ、キトンは1〜3回、ロンドンハウスで10回程度と思います。フォルモサあたりは正直未使用な感じです。価格もオーナー様のご好意で低く設定していただいておりますので是非ご検討ください。またこのほかにもまだ相当数お持ちだと思いますので、こういうの出ませんかと、ご連絡いただければお聞してみますのでサイズ46前後のお客様、重ねてよろしくお願いいたします。とりわけお若いお客様、ぜひネジの外れた先輩達の残した、今ではもはや縫えないような逸品を受け継いでいただき、こんな世の中でも楽しい人生を送ってくださいませ。いい靴や服は貴方をいいところに連れて行ってくれるはずです。

ところでこのところのブログで、モンディアルを12気筒として書いておりましたが、「モンディアルは8気筒やろ」というご指摘を受けました。すみません、おっしゃる通り、モンディアルは8気筒です。申し訳ございませんでした。ではあの緑は何だったんだと思うのですが、モンディアルだったのかもしれませんし、もしかしたら412だったのかもしれません。何ぶん30年前なもので、、、。いずれにしろ多分シレっと書き直していると思いますが、見て見ぬふりをしていただければ幸甚です。またこのような突っ込みは大変ありがたいので、あわせてよろしくお願い申し上げます。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

 

 

 

 

 

12発の緑

こんにちは、Tango245です。
先日、当店別注シャツの受注会の告知をさせていただいたのですが、おかげさまで、多数のお予約を賜り、スケジュールが埋まってしまいましたので、今月はこれで打ち止めとさせてくださいませ。ご予約いただきましたお客様ありがとうございました。全力で頑張りますので、当日はどうぞよろしくお願いいたします。またご検討くださったお客様、来月も開催予定ですので、引き続きよろしくお願い申し上げます。

前のブログで、次の車(当時)は「12発の緑にすると決めた」と書きました。ベストはその緑のモンディアルな訳ですが、モンディアルもなかなかに厄介な車でしたし、そもそもそんな色のフェラーリなんてまずないわけで、計画は早々に頓挫。プランBに切り替えて、どうしようかと考えておりました。

12発というとジャガーのダブルシックスで、緑とくればジャガーがお約束ではあるのですが、まだまだ若かったこともあり「どうかな?」と思っていたところに、XJ−Sのコンバーチブルがあるとのことです。しかも93年なのにクロムバンパー、リアが三角ではないのが残念ではありましたが、いちいち買わない理由を探してもしょうがないので見に行きました。実はXJ−Sのコンバーチブルは、自分がさらに若かった頃、SLで街を徘徊していて、道を譲った車がXJ−Sのコンバーチブルで、その優雅さ、美しさに我を忘れ、隣の席の優雅で美しい人を忘れ、後ろを追っかけて行ったのを今でも覚えているという因縁がある車です。

見にいくと、ワンオーナー、走行距離2.3万キロ、塗装も革シートも綺麗で、ウッドパネルの割れもありません。これは買うしか、とボンネット開けるとスカスカで、「え、4リットル?」、「いや、でもなんで革シート?」。聞くとオーナーが特注で注文したようです。当時はXJ−Sのコンバーチブルでも4Lは標準装備は布シートでした。新車価格は1400万(当時)ぐらいしていたはずなのに、、、。今はその辺走っている車でも革シート標準装備ですから、そりゃあクツの革も無くなりますね。ということで、アップチャージはどのくらいだろうと思いながら、初代オーナーの魂みたいなものを、二代目として引き継がさせていただきました。敬意を表し完全整備を敢行、足回りも全部交換しました。実際いい車でした。2シーターなのに無駄に大きい車体に狭い室内。回転半径は長い上に、しかもハンドルは振り切り厳禁、ガソリンも満タン厳禁です。ですがそれを上回るサムシングがありました。4リットルなので、燃費も良く、プラグ交換も安価で楽チンでしたし。ということで、緑はクリアーしましたが12発は一旦お預けとなりました。

さてそのジャガーですが、憧れではある一方で、「プアマンズ ロールス」との異名を取るのもまた事実であります。それでジャガーがコンバーチブルだったこともあり、今度はセダン、緑のロールス買えば問題ないと思い、狙うようになったのですが、狙っているとそのうち出てくるものです。コーチビルダー物はレアですが、SZのシルバースピリットなら結構あります。外見もおとなしいので街でも大丈夫(多分)ですし、血統からいえば、ある意味、「最後のロールス」とも言えます。ちょうど緑が二台出ていたので試乗、結局安い方を購入しました。それで「12発の緑」作戦はミッションコンプリートとあいなるはずだったのですが、購入後、12発でなかったことが判明、そんなもん初めからそうなのですが、こちらが勝手にロールスなんだから当然12発だろうと思い込んでいた次第です。ボーイングもエアバスもロールスロイスちゃうのぉ、と。(そんなレベルです。わかっていない、いわゆる雰囲気派です。)

でもロールス最高でした。エンジンがかかる感じ、細いハンドルを回し始め、遊びがなくなり始めてから各部に力が伝わり後ろのタイヤまで行ってそれがハンドルに戻って来る感じ、そしてコノリーレザーと本物のウッドパネルのインパネやピクニックテーブル、いい体験させてもらいました。よく「運転するならベントレー、後ろに乗るならロールス」とか言いますけど、あれは英国人特有の性格の悪さだと思います。自分なら「運転も後ろもロールス」。細いハンドルに伝わるあの感覚を運転手に譲るにはいきません。ということで12発の緑はまたもお預けとなりました。

がしかし、その後ようやくですが12発に乗ることができるようになります。それもあのモンディアルの後継、456です。銀座の街で出会ってから苦節30年?、この他にも500Eあり、560SELあり、2台の832ありで、また色は緑ではありませんが、人生初の12気筒。ミッションコンプリートということにしておきましょう。この456もなかなか手強い車でした。カタログ上の車幅は大したことはないのですが、無駄にトレッドが長いので駐車場は平置き、右ハンドルだったのですが、ドアミラーの望遠率が本国仕様のままで、それで運転席側のミラーを覗くと目眩がして危険です。もちろんトランスミッションにはお約束の爆弾抱えています。乗り始めもバスみたいにゴトゴト、ガタガタしています。ですがエンジン温まると12発最高ですね。待たされ後、手に入れてもがっかりすることも多い人生ってやつですが、これは良かったです。まさに完全バランスの2乗です。一台一台となくなっていく12気筒エンジンですが、もしまだ乗られていないお客様いらっしゃいましたら、テスラに行かれる前に、ぜひ一度乗っておいてくださいませ。

しかし日本はいいです。少し開き直れば、一般市民でもフェラーリやロールス乗れますから。イギリスやイタリアにそんな空気感はありません。ということで当店、そんなお車に合わせた用品、ではなく洋品をご用意しております。XJ−Sにはアンダーソン&シェパードのツイードジャケット(にフラノのパンツ)、ロブのスエード(にオレンジのカシミヤのソックス)、SZのシルバースピリットにはトミーナッターのビスポークにロシアンカーフの靴とアタッシュ、マイバッハには、チフォネリかシャルベのビスポークのスーツ、マラネロにはカルロリーバのシニスカルキにグイドボージのスーツとバリーニのストレートチップ、ルノー25にはブリオーニのタキシードをトランクに入れて、アロイジオのスーツにガットのモンクストラップ、ピカソにはルソーかエブゼリンのスーツバーグドルフ毛皮のコート(まだあります)、モデル3にはアルニスのビスポーク等々、如何様にもご提案させていただきます。こんなご時世、合わせやすいとか忘れて、着まわしの効かないコーディネートなんかも楽しんでしまってください。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

 

別注シャツ受注会

こんにちは、Tango245です。
先月、プレ受注会を行った別注シャツですが、第1回、第2回の予定が決まりました。第1回目が21日の日曜日、第2回目が26日の金曜日になります。なんと月2回開催!しかも同じ週!強気です(納品もありますので)。予約制にはなりますが、冷やかしでも全く問題ありませんので、お気軽にお問い合わせくださいませ。今月は生地につきまして、定番の120双と160双の白無地に加え、在庫限りではありますが、海島綿のご用意があります。柄物にはなってしまいますが、ぜひお手にとって見てみてください。

「日本のスーツはハンガーにかけた時が最高!、イタリアのスーツは羽織って歩いて風が吹いて裾がなびいた時が最高!(長い)」とよく言われます。百貨店で日本のスーツが軍隊のように一糸乱れずハンガーに並んでいるのは壮観です。その方が売りやすいのでしょうけれど、同じ大きさのまっすぐなキュウリが箱に均一に入っているようで、「味は?」と思ってしまいます。意図も気持ちもわかりますが、「そっちかあ?」と、あまり嬉しくありません。

日本のシャツも同じで、先日久々に師匠から薫陶を受けてきたのですが、畳んだ時に日本のシャツはこうなるけどイタリアのシャツはこうなる、と。こっち(日本のシャツ)の方が畳んだ時の見た目はいいけど、それはこう作っているからで、だけどその結果、着心地はどうなん?、そもそも人間の身体は、、、と国産の某有名シャツと古いイタリアのシャツを比べながら、数箇所、違いを教えてもらいました。店主は日本のシャツはあまりもっていないのでわかっていなかったのですが、それでも時々日本のシャツを買って感じたあの違和感は、スーツでハンガーに掛けた時に映えるように作るあの流れかと、納得した次第です。

幕末か明治に洋服が入ってきたころは、洋服づくりも真摯に向き合って縫っていたんでしょうけれど、毎日毎日縫っていると、勝手な解釈も入るかもしれませんし、少し手を抜きたくなる日もあるかと思います。今日だけと思っても、気が付けば日常になっているのかもしれません。注文増えれば、生産性に目が行きますし、人気化すれば、お好きな人達だけでなく、いろいろな人とも付き合わないといけません。それで一転して、供給過剰に陥ると、売るのに工夫が必要で、一糸乱れぬ軍隊のようなスーツ群や畳んだ時に「ビシっ」と見えるシャツ、本切羽やお台場やボタンの厚さ、ボタンホールの色等のわかりやすいアイコン的ディテールが、着心地よりも重要なのかもしれません。時おり、いいの作ろうと思っても一旦染みついた身体は抜けられませんし、そもそもいいのがどうなっているということももうわからない。そんなこんなで、作る人も売る人も、そして買う人も複雑骨折していて、プロの世界は、なかなかに厄介な時代であります。

幸い当店は、プロのアマチュアですので、「ロットがぁ」とか「採算がぁ」とかあんまり関係ありません。変態の領域なので、幸か不幸か一般の人はあまり来てくれません(本当はもう少しお気軽に来ていただきたいですし大歓迎です)。せっかくですので、店にある、ほぼ絶滅した大昔仕様をベースにそれを軽く超えるという気合でやってもらっています。ちなみに師匠が指摘したそのシャツの箇所、帰ってうちのシャツを確認しましたが、キッチリ、昔のイタリアのシャツで仕上がっていました。元ネタが昔のイタリアのシャツですし、生産効率や畳んだ時の見た目なんかはもともと気にしていませんし、そもそもマニュエラさん(日本人です)が縫っているので、当たり前といえば当たり前で、言うと怒られそうですけれど、「着る専門」の店主としては、単純に嬉しかった次第です。

テレワークでは上半身の装いは大事かと思います。見た目はもちろんですが、これからは着心地がより重要な気がします。当店の別注品は、世界を狙う、日本のビジネスマンの皆様への強力サポートを目的に、具体的には100時間ぶっ通しで仕事ができることを目指し展開しております。とりわけシャツはお身体に直接触れますので、手抜きはできません。ぜひ手間のかかった仕様からくる動きやすさと手仕事にこだわった優しいシャツをご体感ください。価格は、モデル3(業界最高水準の手縫い量)が税前36,000円、タイプ2(ネジの外れた手縫い量)が同39,000円になります(一部生地は要アップチャージ)。

ブログ等でも書いていますが、現状、製作枚数が月4枚に限られています。ですがこの少量生産ですので、お客様の寸法を採寸させていただき、ご体型によってはダミーをお作りし対応いたします。また、採寸からカッティング、縫製に至るまでマニュエラさんの丸縫いはもちろんですが、検品、梱包まで、店主ではなくご本人が行いますので安心かつ安全、さらに洗練されています。ということで21日と26日はぜひよろしくお願いいたします。両日のご予約も大歓迎です。(写真の箱と紙はイメージです)

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

 

パワースポット?

こんにちは、Tango245です。
最近は出不精で、徒歩圏内かメトロリンクの範囲以外、あまり出歩かない店主ですが、先日、原宿の、日本のクラシコイタリアの聖地「池田洋品店」があったビルの前を通りましたら、取り壊しなのでしょうか、ビルの入口が封鎖されていたように見えました。ちなみに中華だったはずの一階は美容院でそちらはまだ営業されているようでした。

ジョージ・クルーニーやブラッド・ピットが出演する「オーシャンズシリーズ」のどれかで、二人が一仕事終えて、ラスベガスの夜景を見ながら、「あそこは昔〇〇で、あそこは〇〇で、、、」、「ラスベガスもずいぶん変わっちまったな」と昔を回想するシーンがあります。日本だと渋谷の街とかそうなんでしょうか。自分なんかは東横線の改札から銀座線(時々ブラックアウトしていました)まで階段上がって10秒の時代だったので、東横線が地下とか、桜木町の先まで行ってるとか、メトロと乗り入れてるとか言われてもピンとこず、駅で迷子になる感じなので、街など回想できる余裕がありません。オーシャンズは街が変わっても、ダーウィンの進化論のように、適応して生きているわけで、自分も絶滅しないよう街にくり出していかねばと思っております。

ところで自分はブラッド・ピットが結構好きでありまして(どうでもいんですがもう少し)、「スパイ・ゲーム」という映画を何度も見ています。陳腐でベタなタイトルですが、原題も同じです。その映画のロバート・レッドフォードがメチャメチャ良くて、さらに彼が乗っている緑のピカピカの911、林の緑と反射するのがまたいい感じなのであります。緑というと、昔銀座にこれもピカピカの緑のモンディアルが時々止まっていてビルの風景が綺麗に反射していて、自分の328は紺だったので、(これもダミーのダクトで反射が切り替わりいいんですが)次の車は「12発の緑」にすると決め、また映画の中の作戦名が「ディナー作戦」だったので、また大事な案件は「ディナー作戦」と呼び、それが厳しくなると「プランBで行こう」と言って方向転換を計る戦略を遂行して来ました。

渋谷とは関係ありませんが、紳士服の世界は、依然厳しいものがあります。みんなの憧れで教科書でもあったブルックスブラザーズが破産法申請、ストラスブルゴ(リデア)も民事再生法の適用を申請、バーニーズ新宿店も閉店とのことで、非常に残念です。サンモトヤマや、バーグドルフ、ニーマンマーカス、ルイスなんかも合わせると、心情的には上述のブラッド・ピットような感じです。景気、いいのか悪いのかよくわかりません(株価は高いですが)。

ですが幸い当店は古着屋で、効率とかとは無縁だった古き良きのんびりした時代のアイテムやみんなどうかしていた熱い時代の熱いアイテムを扱えるわけで、実際そうしているのですが、そんな商品とともに店で暇していると、暇なのになぜか元気になって参ります(プラセボです)。免疫力も確実にアップしてると思います。身体にいいことは何もしていませんが、区の健康診断もこの歳でほぼ全部が真ん中、総コレステロールは少し高いですが、善玉が悪玉を凌ぐ勢いで、逝くときはピンピンコロリで逝けるのではないかと期待しております。それで完全に手前味噌で、自分でいうのもなんなんですが、実はここ、パワースポットなんじゃないかと思っております。

例えばですが店内では「今度来たガット君達だね。ようこそ、僕達はヘンリープール」と社交的で人を不快にさせない英国紳士が爽やかな笑顔で新人を出迎えているはずで、「お仲間は何人か来ているけど知り合いだよね。そこでどうだろう、我々大英帝国のコーク通り時代のクレバリーを紹介させてくれないか」、「おおきに、そやけどその前にハンツマンかアンダーソン&シェパードに会えへん?」と、ここでは新人とはいえベテランですのでキッチリ切り返し、それを「ハンツマン組は撮影、アンダーソン? 彼らはもう帰ったんじゃないかな。昔の癖で閉めるのが早いのさ」、「あの辺りは、身内でも色々派閥あるからややこしいんだ」と耳打ちし、軽くいなしてこっち陣営に取り込みを図る、とお互い慣れた感じでドンパチしているんだと思います。

「パニコ達はおる?」、「パニーコと呼ばないと機嫌悪いよ」、「ええねん、俺らは」、「彼らはだいたい外でタバコ吸ってるよ。現役の後輩達が儲けてくれているので悠々年金生活らしい」、「それはどこともそうだろう」、「君のところは潔かったね」、「まあな」、「若いそいつらもそのうち来るんか」、「年金もらっておいてその言い草はないんじゃないかな」、「いやうちは閉めとるから」、「そうだった。すまない、謝るよ」。「こっちに来る、あいつ誰」、「コスタンティーノ。知ってるよね」、「知ってるけどナポリ弁はようわからん」、「そうなんだ」、「こんちは、コスタンティーノっス」、「タグはいつのよ?」、「スカルピーノっス」、「雰囲気あるやん。今の奴らどう?」、「聞くんっスか」。

「おフランス達は?」、「あの一角でいつも朝から店のワイン飲んでるよ」、「入口の空ビンの山、あれは彼らの仕業さ」、「飲んでええん?」、「見つからなければ」、「いやいや、見つかってるやろ」、「そのときは小人の仕業にでもするのさ」、「朝から飲んでええんか?」、「ロンドンでは酒は男の朝食なんだよ」、「ここは東京やないかい、彼らはパリやし」、「そうだった」、「今でも高いん?」、「今はそれほどでもないらしいよ。ナポリターノが凄まじく上がったからね」、「どうなん?」、「人によるね」。

「あそこで寝てるのドイツ人?」、「フロイデンブルグ隊の生き残り、いつも寝てるけど本気出したらメチャクチャすごいよ」、「まだいたん?」、「いるどころか全員集まったら師団規模らしいんだ」、「倉庫と自宅の警備も任されてるらしい」、「くれぐれも挨拶だけは忘れないほうがいいと思う」。「ロシアンカーフとかビキューナとかは?」、「基本的には別荘生活で、時々顔見せにやって来る感じ。隔離しておかないとみんな狙うから」、「そうやろな」、「美魔女のお姉さん達ならあそこで筋トレしてる。仕事はプロ、というもっぱらの噂。イタリア人、フランス人、国籍関係なく何人かは年金全部貢いでいるらしい」、「あんたらが一番行ってるんだろう」、「コメントは控えさせてもらうよ。でもいいんじゃないかな。元気でいられれば何よりだよ。財産残してもろくなことにはならないし」。

「ジャポネーゼはおらへんの」、「ショーグン明石の末裔との噂もあるチュージョー結城が何人か送り込んでいるらしいんだけど、わからないんだよ。僕らでも見分けがつかないし、僕ら以上に僕ららしいらしい」、「俺らが死んだらまずいな」、「そうなんだよ」、「今の若いやつらじゃな」、「そうなんだよ」。「その結城って野郎、どんな奴?」、「怠け者」、「一番厄介やな」、「そうなんだよ」、「早めに対処しておいたほうがええんちゃうか?5年もすれば全部やられるぞ」、「どうなんだろう、僕達は表向きは動けないからね。そういうのは君達の専門じゃないのかい」、「動けないんやなくて、動かないんやろ、あんたらは」、「それは想像にお任せしておくよ」、「そんな輩のことより、アニエッリの話を聞かせてくれないか」、「俺はゲンズブールの話が聞きたいんやけど」、、、。

と、みなさん、表情は好々爺でニコニコしていますが、そこは一世を風靡して来た一騎当千の精鋭で、一度引退したとはいえまだまだ現役バリバリ、スイッチが入ると職業病で勝手に諜報モード突入、国家機密も付き合いベースで共有し暗躍、さながらフォーサイスの小説、映画なら「RED」とその続編、細かく言うと「ミッションインポッシブル」のウィーン、もっと細かく言うと「ダブルチーム」のナバーナ広場のような様相を呈します。結果、この狭い店内に無駄な情報やエネルギーが溜まりに溜まって、ここがパワースポット化してしまっっているのではと思う次第です。そりゃあ健康にいいですよ、濃い源泉で熱量が違いますから。前向きにも明るくもなってしまうと思います。最近、ご気分がイマイチすぐれない皆様いらしゃいましたら、ぜひこの源泉垂れ流しのシャワーを浴びに来てみてくださいませ。症状軽ければすぐ治ると思います。(個人の感想ですし、結果的に医療費より高額になってしまう場合もありますので、計画的にご利用ください。一応処方箋は現金決済なので抑止力は聞かせているつもりですが、、、。)

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

盛者必衰の理をあらはす

こんにちは、tango245です。
先日、久々にゴルフに行って来ました。平日です。最近は平日の方が混んでるとか言われていますが、最高気温4度の中、結構混んでいて、昼休憩は90分でありました。最近のゴルフ場も昔と比べ隔世の感があります。各自で受付を横切って、ゴルフクラブをマスター室まで持ち込み(終わればそこで受取)、昼食は学食のようにセルフでして、河川敷のパブリックなコースならそんなもんなんでしょうけど、そこはクラブハウスの造りが立派だったので少し違和感がありました。驚いたのは、プレーフィが諸経費と昼食等、諸々込みで4000円チョイだったことです。それでもコースは、極端に狭いわけでもなく、手入れは行き届き、マットですが練習場もありドライバー可、バンカーやアプローチの練習スペースもあります。ロッカー、トイレ、浴室、タオルも快適でしたので、満足度はかなり高かったです。

50代以上のお客様にとっては「ゴルフ場あるある」ですが、若いお客様向けに昔の話をさせてもらうと、昔は「諸経費」という名目で色々な費用とは別に4000円くらい取られ、さらにキャディバックが重いと「重量オーバー代」、雨が降ると「荒天代」が加算され、キャディーさんには「お土産」を渡す習慣がありました。その「お土産」、洗剤とかの日用必需品で、途中の茶店にはそれらが準備万端、松竹梅と値段別にセット販売され、キャディーさんも午前と午後で入れ替わることも多いので2回、場合によってはお二人ついていただけるのでお二人分お渡ししていました。また初老の紳士がさらっと渡すのは画になりますが、我々ごとき若いの(当時)が自分の母親の年代のキャディーさんにそういうのを渡すのには、なんか逆に失礼なような気もしておりました。お昼の休憩3時間とかいうところもありました。そんな事を諸々考えると、ゴルフも「諸行無常の響きあり」であります。

とある有名ゴルフ場なんかは、かつては一泊しないとプレーできず、昼食の一番安いのがカレーで確か8000円。さらにキャディーさんにはこちらが昼何を食べたが伝わっているという都市伝説があり、「カレーよ、カ、レ、ェ」と身内で話されていると思うと辛いので、こちらも頑張って違うの頼んでおりました。交通費と宿泊代と食事代、プレー費等、なんだかんだで総額一人10万円オーバー。分不相応な身で行くのもなんなんですが、そこは散財世代、歯を食いしばって行きました。前述の「込み込み4000円チョイ」ならガス代、高速代入れても7000円。10万円超なら15回ぐらい行けますね。このブログ、「昔は良かった」的な話が多いですが、ゴルフの環境は今の方がいいような気がします。夕方には戻って来れますし、飲みに行くより安い。健全です。(ちなみにグリーン上でピンを抜かないのはいつからですか。ボール拾いにくいです。)

また諸先輩方々には色々と鍛えてもらったのは良かったと思っています。クラブハウスでの服装から、乗っていく車、どこに立つか、ピンは誰が抜くのか、どう持つのか、、、。まあ当時は「うるさいな、」と思っていました。ジャケット着用はともかく、紺の560SELで「お前なあ 」と言われましたから。自分は今でも、カジュアルなゴルフ場ならだいたいのことは気にならなく、むしろ細かいことを言う方が不自然に感じるのですが、名門コースでは、少なくとも知っていないとまずいとは思いますので、一時期鍛えられておいて感謝です。

 

一方、今も昔も同じ流れなのが、プレーしている時の服装で、結構皆さん派手で、ピッティのスナップのような組もいらっしゃいました。ファッションリーダー!ですね。プロゴルファーはスポンサーのロゴてんこ盛りが営業戦略上否めない部分はあるのかもしれませんが、我々アマチュアが、わざわざ自分で高いお金払って、大きく派手なブランドのロゴつけて、宣伝に一役買っているのは、少し「なんだかなぁ」と。少なくとも自分は街で着れない服をゴルフ場では着ません。そんなの着たら一日ストレスで、勝てる気どころか負ける気しか湧いて来ませんので。

ということで本題は当店お薦めゴルフ向け洋品ベスト5です。どれも、one and only なのでよろしくお願いいたします。 (その他、粗品もご用意しております。)第5位はプリングルのコットンアーガイル(サイズM)セーターです。春先の好天時、その言い訳の効かないコンディションの中、横の対決でキャリーオーバーが4ホールぐらい貯まったティーショット、最終ホールで右側にズラッと並んだパブからの視線を感じるバンカー越えの第2打、力が入って左奥につけてしまった下りのスライスライン時には特に頼りになります。幾多の迷勝負の跡、取れなかった汚れがほんの若干あるので激安価格です。

第4位はジョンストン&マーフィーのデッドストックのリーガル製ゴルフシューズ(サイズ大きめ7)です。リーガル製とはいえ同社は当時ポールセンスコーンの別注品も手がけており、海外でも認められた脂ののった頃のジャパンビンテージです。スパイクが鋲で、ジョンストン&マーフィーの刻印が押されています。ゴルフ場ではスニーカー全盛ですが時々はクラシックスタイルでスコアも気にせずまったりと過ごしてみるのはいかがでしょうか。短パンとの相性も抜群です。(鋲は交換してください)

第3位は無名のイタリア製、革のキャディーバックです。細かすぎてわからない場合の方が多いのですが、オープンコンペ等で、まともな人にプレー前にプレッシャーをかけるのは、洋服とキャディーバッグになります。それで洋服をユニクロで揃え、「(本当は)こういうの着たくないんだけど」と思っている、派手なウエアの人に「そんなん着てどうなん」と無言の圧力をかけた後はキャディーバッグです。だいたいはやたら派手だったり、大きかったりで、「おっ」と思うようながない中、このオールレザーのキャディーバッグが追い討ちをかけてくれます。その人はやられたと思い、どこに売ってるのだろう(tango245です)と一日中そのことが頭から離れなくなり、「勝負あった」となります。(普通の人には全く効かないのはいうまでもありません) それでこのキャディバッグ、購入は30年ぐらい前になりますが、当時新品感が嫌だったので、白洲次郎氏のように5年くらいベランダに放置しておりました。だいぶいい味になって来ているかと思いますので、ここから息子さん、お孫さんへと引き継いでいってくださいませ。実際の使用は過去数回程度です。

第2位はオーディマピゲのキャディバッグ付きアイアンセットです。ゴルフ場の時計はなぜかロイヤルオークタイプのピゲになっていることが多いので、このセットはゴルフ場に映えます。アイアンはまだセロファンに包まれた状態で、レディスですが本格仕様ですので、奥様に「使ってみたら」とお渡しするもよし、また身長が高くなく、ゆるいゴルフなら我々でも十分使えるスペックです。フロントで時間見るのもピゲ、プレー中、今何時?と確認するのもピゲ、そしてショットもピゲです。負ける気がしないのは自分だけでしょうか。

第1位はパリロブのビスポークのゴルフシューズ(サイズ9ハーフか10)です。なんとデッドストックです。今時、革靴でゴルフする人は少ないかと思いますが、革靴の中でもジョンロブで、しかもビスポーク、「千空ちゃん、これゴイスーじゃない?」。ゴルフ場までの往復ならともかく、これでプレーしている人は、日本には多分いないんじゃないでしょうか。このサイズ感のお客様ならおそらく身長は180cm超、別格感がさらに増し、クラブハウス内では噂で、スクラッチ戦はともかく、ハンディ戦なら向かう所、敵なしでしょう。時々はご愛嬌でOB打って、「無かったよ」と押し出し感満載で打ち直しに戻ってやってください。定価ならちょっとした車や会員権の値段ですが、当店では(今のところ)靴の値段です。

 

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

友達なら当たり前!

こんにちは、tango245です。
早いもので、1月も後半に入っておりまして、ブログも年末から更新できていないのですが、その間、実は政府の仕事をしていて、、、というのはもちろんウソで、サボっておりました。(当店、キングスマンではございませんで、どちらかというとマナーより酒が、、、です) ブログはサボっておりましたが、営業は通常通り、一応頑張っておりまして、新旧のお客様に加え、著名店の店主様のご来店もいただき、恐縮しております。皆様ありがとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

それで、昨年別注シャツについてご報告いたしましたが、お問い合わせもいただけたので、先日、プレ受注会を行ってみました。当日は天候にも恵まれ、とはいえ室内ですのであまり関係なく、いやむしろ室内の方が寒いぐらいでしたが、割といい感じでできたと思っています。こちらも皆様ありがとうございました。

先日のブログで、「一目見た段階で、昔のロンバルディを彷彿」と書いているように、店主は「マジか」と思ったわけですが、実際はそこに至るまでの半年間、かなりの葛藤や紆余曲折があったようで、その辺りは別の機会にご紹介させていただければと思いますが、「プロのアマチュア」の人の熱量は、「プロ中のプロ」の人と比べても勝るとも劣らないと確信した次第です。プロでもアマでもプロはプロです。

そんなマニュエラさんですが、当日は、生地やボタンの違い、シャツの仕様、体型の補正から、仮縫いの有無まで、まるで「○○が解き放たれた」ようにマニュエラ砲炸裂で、そのくらいは「友達なら当たり前(懐かしい)」なんでしょうけど、店主は「基礎が違うなあ」と思いながら、聞いておりました。

ということで来月からは月1回のペースで受注会を開いていく予定でいます。マニュエラさん本人が採寸するオーダーメイドで、体型的に必要な場合は仮縫いも行います。価格はシリアルナンバー100番までは、手縫い量の違い(業界最高峰レベルと限界値レベル)で税前3万6000円と同3万9000円。生地は基本的には120双と160双の白無地(そのうちライトブルーや綿麻もご用意いたします)ですが、一部同料金で麻や柄物もあり、一応雲上生地(要アップチャージ)もご用意しております。当面は月産3~4枚なので、そんなペースの受注にはなりますが、よろしくお願いいたします。詳細決まればまたご連絡いたします。ハンドのジャケットにはやはりハンドのシャツかと思っております。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

 

 

 

年末年始のお知らせ

こんにちは、Tango245です。
今年はというか、今年もというか、またまたいろいろありました。ですが来年の方が荒れるんじゃないかと個人的には考えております。人間は有事の方が鍛えられますので、悪いことばかりでもないかもしれませんが、この年になってあまり鍛えられたくはなく、とはいえ有事が来てしまえば避けられないので、創意工夫で楽しんでいくしかないのかなと思っております。

そんな中、当店、20代前半から70代のお客様まで幅広い層のお客様にご来店いただき、お若いお客様からはトルクと馬力を、年配のお客様からは犯罪すれすれの昔の武勇伝をお話しいただき、日々勉強させていただきました。また海外からの問い合わせも時々あり、なんで本場から問い合わせがくるのか意味不明ではあるものの、ドメドメで進める予定の古着販売も、何か海外とのやりようがあるのかなと少し考えております。

仕入れの方も、各方面の細いルートから熱いアイテムのオファーがそれなりにあり、向こうの層の厚さを感じます。例のフランス人なんかは、「(物騒なので)当分田舎の別荘で過ごす、この後、当分物は出ない」と、ご丁寧にメールがくる一方、イタリアからはこの状況下、なんと4日で物が届いたりして、「どうしたイタリア人?」という感じです。大英帝国イギリスはさすがで相も変わらずマイペース、keep calm and carry on なのでしょうか。為替はドル安は良かったのですが、ユーロ、ポンドは高止まり気味でもう一段安ければ楽でしたがまあ安定でしたのでよしとしております。来年は、欧米の方が財政バラマキだと思いますので、短期的にでも円高来てもらいたいものです。

仕入れに加えて、今年は、進めてきた国内生産による別注品が、ネクタイ、靴、スーツと春先から順次めどがついていき、実際に受注もいただけるようになりました。難航していたシャツもいい商品をご用意できそうで、来年はこれらの別注品に期待しております。目指すベクトルは各ブランド各様ですが、当店、ハンドメイドのベクトルでは、現行品では圧倒的世界最高水準を目指しております。当然海外も意識しており、2,3年後、円安が起これば、海外で価格と品質が異次元で両立してしまいますので、世界を驚かしてしまうんじゃないかと考えております。(上場狙っているのでそれも通過点です)

そんなこんなで、接客や包装・梱包がダメダメのなか、皆様ありがとうございました。それらもなんとか改善していきますので、来年もよろしくお願いいたします。尚、当店、ブラック企業ですので、年中無休、年明けは元旦から営業しますので、いつでもご連絡くださいませ。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

シャツ難民の皆様

こんにちは、tango245です。
突然ですが、当店の別注シャツ、一気に光が差してまいりました。「ダダダダン」とミシンで走れば、どこまででも走れますし、ミシンを手で動かせばハンドという解釈もあるようですが、当店、手縫いの良さをお伝えするべく、完全手縫いのスーツまで展開しておりますので、シャツも当然手縫いを重視しており、むしろ肌に接するシャツだからこそ、よりこだわりたいと考えておりました。シャツがミシンでいいのなら、スーツもミシンでいいということになります。

ただ日本では、スーツや靴と違い、シャツに手縫いの文化はあまりないようで、難航しておりました。本家のナポリでお願いしてもいいのですが、当店、別注品は、日本の職人の皆様と進めて、本家を超えよう、と思っておりますので日本製にこだわっております。それで上記のように正攻法(通称「ディナー作戦」)では厳しそうなので、得意の「プランB」、プロのアマチュア戦略に切り替えていたのですが、それが今回うまくいきそうな予感で、勝手ながら次の次のピッティに間に合うんじゃないかとも考えている次第です。

職人のマニュエラさんには、当店にある古いナポリのシャツを、滝に打たれながら修道僧のように半年間研究していただき、プロトタイプを先日お持ちいただきました。一目見て、昔のロンバルディを彷彿とさせる佇まいで、着るまでもなく身体が溶けそうで、それでも一応、と着ると眩暈がして即気絶(FORZA!)です。また生地もいい感じで、お聞きすると日本製だそうで、純国産での持続可能性もバッチリ、コットンとシルクは日本も負けていないようです。

それで現在、襟の芯地と形を微調整していただいており、年明け辺りから受注をお受けできそうな感じです。仕様はとりあえず2種類で、現状、業界最高峰のハンド比率を搭載した「モデル3」と、業界水準は軽く無視し限界までハンド比率を上げた「タイプ2」であります。価格は当初1~2年は、前者が税前3万6000円、後者が同3万9000円で、大量生産品ではないので、両モデルともお客様の寸法をお測りしビスポークが可能です。サンプルもご用意しますので、お気軽に羽織ってみてください。「シャツがなぁ」とお悩みのシャツ難民のお客様、本国、当面は月4枚ですが樋口中将を目指し頑張りますので、ぜひよろしくお願いいたします。生地や襟型は限られますが、そこはお許しくださいませ。また2年後には、何かが降りてきてそこに宿ったような、one & only の「オーパス1」仕様も展開する予定です。重ねてよろしくお願いいたします。(写真の箱と紙はイメージです。)

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

懐の深さ

こんにちは、tango245です。
ビスポークという行為、日本だと、自分もそうでしたが、靴好き、服好きが嵩じて、海外まで単身乗り込んでオーダーを敢行するという、「力の入った」感じが、とりわけ初回は一般的かと思います。またそれが、笑いあり、涙ありで、ネタにできたりするわけですが、欧州、特に英国では、靴や服をオーダーする層はもともと限られていて、服に興味があってもなくても、代々そこで服や靴をオーダーするのが慣例で、なんで(例えば、ロブでなく)クレバリーなのかと聞いても、「そんなこと聞かれても」という感じなのかと思います。

日本人なら、その双方にて気合でオーダーするか、そうでなければどちらにするかを結構考えているはずであります。それで両方がきつい場合は、1足目は黒のカーフの内羽根をどちらか(あるいはフォスター)でオーダーし、次はその逆のどちらかでほぼ同じタイプをオーダー、その次は、、、というような流れで一足、あるいは二足とオーダーしていくのが多分一般的かと思いますが、向こうの人は店は代々決まっているので、数足同時にオーダーするのも普通で、よく「ガットは初回は最低何足からだった」といった話が日本では話題になりますが、そういうのも向こうでは普通で特に話題にはならないのだと思います。

よって我々日本人のオーダーした品は、オーソドックスなものが多く、また手入れも施されている反面、結構履き込まれている感じです。一方欧州経由のものは、もちろん数自体が違うわけですが、色や形も種類が多く、またビスポークのデッドストックが少なからず出てきます。当店にもロンドンロブやパリロブ、クレバリー、ガットの未使用ビスポークがあり「この人、ビスポークしてなんで履かなったの?」とよく聞かれますが、定期的に4足とか注文していれば、履かない靴もそれなりに出てくるのかなと思います。

また海外のビスポークは、日本人だとなかなかオーダーできないような粋な品も多く、「どういう人がどういう目的で注文したのか」、「なぜこの仕様なのか、なぜこの素材なのか」、そういったことを考えたくなるようなお品も少なからずあります。

例えば下の写真のような感じです。多分スエードで統一されたり、茶のカーフで統一されていたりするよりも、こちらの方がいい気がします。さらにですが、一般にスエードだとフルブローグより、セミブローグの方が無難だと思いますが、そこをフルブローグで作っています。スエードで少し気になるのは甲の部分のしわの入り方が「パカッ、パカッ」と大きく波打ちがちなところ(特に最近のスエード素材)ですが、フルブローグにすることと、その部分をカーフとのコンビにすることで軽減させているのかもしれません。さらにコンビなら白のカーフか型押しかスエードでスペクテイター風にしがちでありますが、このように同系色でまとめたほうが、やりすぎ感もなく、まったりと履けるかと思います。またレイジーマンだとダミーのレースを付けたくなりますが、このパターンだと付けないほうが正解に思えます。この一連の感じは店側のお薦めというよりは本人の遊び心のように感じます。(すべて個人の感想です。)それで確信犯的にオーダーしておきながら、気に入らなかったのか、忘れたのか、一回も履かずにお蔵入り。本人と会ってお話を聞いてみたいものですが、聞いても「そんなこと聞かれても」とか思われるのでしょう。あるいは「内緒で」とウインクされるかもしれません。サイズが細め7相当のデッドストック、ヒールはもちろんフィリップズスペシャルです。よろしくお願いいたします。

 

他にも、黒と茶のコンビのフルブローグとか、フルブローグを外羽根にしてソールをわざと既製品っぽく武骨に作っていたりとか、いろいろな確信犯的逸品に出会います。普通、黒と茶のコンビはオーダーできないと思うのですが、その黒が少し緑っぽくて何ともいい感じなのであります。

スーツも同様で、普通なら避けておくような、光沢のある、間隔が広く、線が細いストライプ、それをダブルでラペルを広くしたりして、「こんな仕様でよく注文したなぁ」と思います。そもそも「ストライプの間隔が広く、線が細い、光沢感のある」素材を織りますか。百歩譲ってそんな生地があったとしてそれでラペルの広いダブルをオーダーできますか。しかもジャケットはパニコ、パンツはアンブロージです。ですが、店でほぼ毎日そのスーツを見ていると「多分このパターンしかないんだろうな」と思う一方で、「パニコしか無理じゃないかな」とあらためてパニコの凄さを感じます。織元と着道楽なオーダー主の遊び心に雲上サルトの技術が詰まった熱いアイテム、我々では多分オーダーできません。身長170㎝前後で重めのお客様、ぜひよろしくお願いいたします。

当店、海外の有名どころの現行品については、生意気かつ僭越ながら「見切った感」をもっており、別注品も手掛けているわけですが、そんなこんなで、こういう懐の深さ、引き出しの多さは、雲上サルトや工房の古い逸品から、もっともっと学んでいかなければと思っております。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

 

 

原キーの半音上げ

こんにちは、tango245です。
昔のアマチュアレベルのバンドの話で恐縮ですが、ボーカルが「この曲だけ半音下げてくれ」と突然言ってきたりします。「はぁ~、半音下げるぅ。そんなんで嬬恋いけるんかぇ」と返すわけですが、アマチュアレベルのギターにとってこれは聞きたくない言葉であります。プロならなんともないのでしょうけど、コードが即座に出て来ません。自分も一応途中までクラシック出身なのですが無理です。上げるのであれば、半音でもなんでもいくらでも(最悪カポで)上げるのですが、下げはダメです。全曲なら「OK, No problem」といって、チューニングでごまかしますが、一曲だけだともう一本ギターが要ります。「なんのためにストラト改造してリアにハンバッカー入れてんのやぁ」、、。もちろんギターはみんな大体は複数本持っているのですが、軽いのとまあまあ万能なので、普段はストラト一本で、一応それでもとリアを改造しているわけです。そんな半音下げの一曲のために二本持ち歩けません。今なら電子的処理で対応とかできるのかもしれませんが、当時は結局一本で対応するしかなく、コピー系の雰囲気ギタリストもそうやって鍛えられていたのであります。

そんなことはともかく、最近の歌は、キー高いですよね。昔は高い方のラ(A)がなんとなくの基準でしたが、今は単なる通過点のようです。ボーカルも「今日は半音上げてもいけるよ」とか言ってるのでしょうか。ギターにとって半音上げるのは楽チンなので、今の時代なら自分ももう少しはできたのかもしれません。野球はピッチャー8割、バンドもボーカル8割です。

自分の知り合いに大体の歌は原キーを上げて歌う猛者がいます。オリジナルを超えております。スナックとかでママさんやマスターにキーを上げてもらえるのは、本人じゃなくても気分がいいですし、もちろん歌も上手いので画になります。本人は努力している風は装っていませんが、生まれつきなのか、実は努力している(いた)のか、よくわかりませんが、羨ましいです。生まれ変わったら、何もいらないから歌だけはうまく歌わせてください、と思ったりさせてくれます。少しでも近づきたいですが、だいたいアマチュアバンドのギターは歌が下手なのが相場なので、、。

ということで、「原キーの半音上げ」ということで、二品紹介します。一つはベルベストのジャケット・イン・ザ・ボックスのサイズ48のバーズアイのジャケットです。表示はシルク90%、ビキューナ10%となっておりますが、体感でいうと半音どころか5度ぐらい違う、ビキューナ30%ぐらいのイメージです。もはやパワーコードです。シルクとの相性も良く、バーズアイというのもいい感じです。ベルベストはやっぱりいいですね。と書いているとなんか意味不明ですし、いろいろ書きたくなってきましたので、次回以降あらためて書かせていただきます。もう一品は、サイズ7相当のデミトリーゴメスの茶のストレートチップです。何が「半音上げ」かというと、ヒールが高いです。ほぼ同じサイズのパリロブと比べると、1cm高いです。実寸で1cmですから体感はシークレットブーツ並み、視界が違います。それでいて、かかと全体の高さはパリロブより5mm短い(8.5㎝)ので不思議です。店主は身長が170㎝無いので、これは正直そそられます。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。