商品詳細

 

クレバリー(G.L.Cleverley)のセミブローグ

 

       

 

 こちら、ジョージクレバリーのセミブローグです。ロンドンの店頭に飾ってあったこの品があまりに美しく、ビスポークと同じ素材と工程というのを確認し購入したものです。購入は15年ほど前ですが、その10年ほど前から見ていましたから、相当古いものかと存じます。実は、ロンドンに置いてあったものは片方のみで、もう片方はニューヨークの店にあるとのことで、それを取り寄せてもらい購入しました。

 ビスポークの魅力は、最高の素材と丁寧な縫製、それと自分の足にあった履き心地かと思いますが、甲高幅広の日本人の場合は自分の足型に合わせて作ると悲惨な結果が待っています。また一見の客に腕のいい職人が担当してくれるとも考えにくいので、店主は、あえてビスポークはせず、フルスペックのサンプル品や、何十足もオーダーしているその店の上客の品を実物を見て譲ってもらうようにしています。履き心地はある程度目をつぶり、それよりもシェイプの美しさを重視し、それに素材と縫製の良さを重視しています。

 余談ですが、店主はクレバリーで10年ほど前、ビスポークで黒のセミブローグを一足作っています。ぜひこの2足を店頭で見比べていただきたいのですが、革の質、縫製共に差は如何ともしがたいものがあります。良い素材は年々無くなりますし、職人のスキルもなかなか継承されないのかもしれません。(そう考えると現行のビスポークとその10年前のビスポークも一度比べて見たいものです。)

 ちなみに店主は、靴を車に例えると、セントジェームスのロブがジャガー、ガットがロールスロイス、エドワードグリーンがメルセデス、クレバリーがフェラーリと勝手に考えているのですが、この写真のセミブローグが12気筒なら、そのビスポークのセミブローグは8気筒という感じです。

 サイズは、少し大きめの8ぐらいです。使用頻度は、室内で2,3回、通算でも10時間程度と思います。ニューヨークとロンドンで離れ離れに暮らしていたこのセミグローブ、今後は日本でのんびり過ごさせてやってください。

 当店には、このほか、ガットバリーニステファノベーメルフォスター&サン、ボノーラ等、20足ほどの在庫があります。ご覧いただければ幸いです。またクレバリー製のロシアンカーフを使ったアタッシュケースを在庫しております。未使用の超ミント状態で世界中探してもでもまずないのでは、と考えております。これもぜひご検討ください。

 なお大変恐縮ではありますが、当店は不定期営業で、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。また商品は一点物が多くすでに売却済みの場合もあるかもしれませんので、お手数おかけしますがご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。