棚卸し

こんにちはTango245です。
ここ2、3ケ月、多くの方がタンスの整理をされたようで、インスタグラム等にもいろいろなレア物が投稿され、楽しませてもらっていました。当店も東京都の営業自粛要請期間中、一部ですが倉庫で棚卸を行いました。アクアスやバーバリーのコートまでたどり着くべく始めたものの、途中で頓挫し、そこまでは届かなかったのですが、逆に結構忘れていたのが出てきてまして、本日はその中のシャルべのビスポークのジャケットとコートをご紹介させていただきます。

店主もシャルベはシャツを、ヴァンドーム広場の本店?まで出向き、3枚オーダーしたことがあります。ただ何階かは忘れましたが生地庫らしいところまで連れて行ってもらったものの、あまりに数が多く、どれを選んでいいかわからず、泥沼にはまってしまいました。生地選びあるある、です。また、すみません、正直言いますとシャルベのシャツの良さってよくわかっていません(ご教授いただければありがたいです)。手縫いを多用しているわけでもなく、ロールも着心地も普通なので、アルニスのプリントタイとともに「う~ん」と唸ってしまう感じです。一番困るのはオーダーでも身幅が太い(かった)点であります。さらにネクタイは若干細めかと思いますので、単品でもそうですが、合わせるとなると、なかなか手ごわく、店主には無理であります。

そんなシャルベですが、ご紹介するのは、例のフランスにある細いルート絡みのビスポークのジャケットとコートです。シャルベのジャケットやコートと言われても、どこかが外注で受けているのかと思いましたが、ビスポークは本店のアトリエ内で縫われているようです。本丸のシャツはミシンだけどジャケットは?と、どんなものか見てみたかったので引いてみた次第です。ジャケットのほうは、おそらく同じ人がビスポークしたであろう、グレー系と茶系の2着なのですが、サイズ60相当(かあるいはそれ以上)でさらにかなり太めでありまして、店主には大きすぎて、着心地も何もわかりません。お身体が太く大きく、普段サイズにお悩みのお客様いらっしゃいましたら、ぜひ羽織っていただきご感想をお聞かせください。またこのジャケットのお身体のお客様でしたら、身幅が太い(太かった)シャルべのシャツとも合うと思います。店主はシャツとジャケットのブランドはできれば同じにこしたことはないと思っております。やりすぎ感、頑張ってる感が出ず、普通な普通感が生まれる気がするためです。ネクタイは問題ですが、当店別注の14ピエゲネクタイは大剣9cmバージョンもご用意、お好きな生地でお作りできますので大丈夫?です。
これとは別にサイズ46相当(店主も着れます)のカシミア100%のコートが1着あります。袖を直しているのが若干惜しいですが、結構いいです。着倒すには最高かもしれません。どちらも平和な値段でお出ししております。

 

また、ビスポークではないのですが、これも大きなサイズ(サイズ60)で、アルニスのカシミア100%のハンドメイド仕様のミディアムグレーのスーツがあります。着用感はほとんどなく程度もいいと思いますので、よろしくお願いいたします。こちらも平和な値段でお出ししております。

このほか、ティモシーエベレスト等の英国サヴィルロウのニュービスポークのビスポークジャケットやアルマーニやドルチェ&ガッバーナ等とバーグドルフ・グッドマンのダブルネーム等のコートやジャケットがいくつかありましたが、長くなりますので、またあらためてご紹介させていただきます。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。

 

 

 

 

 

大きな麻のようなスーツ

こんにちは、Tango245です。
当店、キャッシュレスの風潮とは逆行し、現金決済(ペイペイはいけます)とさせていただいております。また店主は、店やっていていうのもなんですが、どちらかというと「繋がらない」を目指しておりまして、店を始めた後でも、ブログとインスタグラムのみで、ツイッターもフェイスブックもLINEもせず、ガラパゴス道を貫いております。(ですのでだいたい暇しております)。

ほとんどいいわけですが、店主が大学生のころはカードも赤いカードぐらいで、アルバイトで現金を貯めてやっと買う、時には間に合わず売り切れてしまう、という感じでありました。(その反動で、少し余裕ができた後は、無駄に大人買いに走ってしまうという悪癖が身についてしまいましたが)。今は何でも、すぐ買えてすぐ届く時代で、急いでいるときは本当に便利ですが、洋服ぐらいは、もう少しのんびりとした、かつ、ちょっとした思い入れや物語があるような、そんなスタイルもいいんじゃないか、と考えてる次第です(これもガラパゴス道!)。ただお客様に置かれましては、売り切れは困ると思いますので、ホールドの期間はお客様にお決めいただき、お気がお変りになってもいいように前金はお預かりいたしておりません。ポイントやマイレッジがつかないのは本当に申し訳ないのですが、そこは価格設定と粗品に免じ、なんとかご容赦ください。

また最近は「働き方改革」も幅を利かせておりますが、店主はこれも好きになれません。そんなんで大丈夫か、と不安になります。もちろん「これどうなん?」という仕事もありますが、自分が鍛えられ、成長させてくれるのも、そんなのも含めた仕事だと思っております。昔は、「24時間戦えますか」というキャッチフレーズで栄養ドリンクがCMを打っておりました。なんだかなぁ、とも思いつつ、朝まで仕事して、シャワー浴びて着替えるために一旦帰るとか、会社に戻って、何かにつまずいて確認すると同僚が寝袋で寝ていた、とかいうそんな時代でありました。ちょっと違いますが、「最寄駅の改札抜けると、、、」のような感じです。これもその反動で、ここ20年ぐらい(長い)、店主はサボることしか考えなくなってしまっていますが、それでも、いつでもあの頃に戻れる気概だけは持っているつもりです(ほんまか)。

それで本題(グダグダいうのが本題ではありません)なのですが、ブリオーニのスーツをお買い上げいただいた若いお客様から、後日、「これ着心地いいです。60時間ぐらいはぶっ通しで仕事できそうです」という、当店にとって最高の褒め言葉をいただきました。服なんてある意味何でもいいのかもしれませんが、店主は逸品には逸品のチカラがあると思っております。店主も、家族や友人とともに、自分の持ち物にも何度も助けられてきました。その経験をお届けするのが、当店のミッションの大きな一つと考えており、その意味で最高の誉め言葉をいただけたわけです。こんな時代に、若い人が、自分の商売道具(服や靴)に、少なくないはずの金額をかけてくれることに、その心意気を嬉しく思うとともに、服もまだまだ捨てたもんじゃないと思った次第です。また何十時間もぶっ通しで働かれていらっしゃることも眩しく感じます。

とはいえ、そのスーツはブリオーニのスーツで当店の別注スーツではありません。さすがブリオーニなのですが、「ゆうて既製品」、当店の別注ビスポークは当然これを超えていかなくてはいけません。羽織ることで、背筋が伸び、気分や集中力が高まり、イマジネーションが生まれ、無敵で、何でもできそうな気になる、それでいて着ていて疲れない、そんなまるで大きな麻に包まれたような(イメージです)、「100時間ぶっ通しで仕事できる」スーツやネクタイを目指し、微力ながら皆様のお仕事を全力でサポートさせていただく所存です。またこれまで服には無頓着で頑張ってこられましたお客様、お仕事でのご実績は、服を着こなす最大の武器であります。ぜひ当店にその武器をパワーアップさせてください。よろしくお願いいたします。

 

大変恐縮ではありますが、当店、上記のように、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。

 

 

 

 

フランスの細いルート

こんにちは、Tango245です。
本日は、店主が持っているフランスの細いルートについてお話します。かれこれ30年、洋服の荒波にもまれている店主ですが、雑誌から多くのことを教えてもらい、いつかは現地で買い物を、と思いを馳せ、その後、ようやく実際に英国やイタリアに出向けるようにもなり、一次情報にも接するとともに、海外の友人も出来、現在はふざけた店舗を持っております。それで、知り合いに若干一名、かなりマニアックなフランス人がおりまして、今でも時々商品を回してもらっております。

このフランス人がジャンキーなのであります。一応、店主も、ガットにオーダーした二人目の日本人として、パニコからホテルにチョコレートの詰め合わせが届く日本人として(一回だけです)、フィノッロのシャツをカラチェニで仮縫いしたあとイタリア警察に逮捕されかけた日本人(潔白です)として、カンパーニャでハリウッド女優とお茶した日本人として、クレバリーでロシアンカーフのアタッシュケースをオーダーした日本人として等々、ネジは何本か外れていて、そのいくつかは彼も知っていて、時々「クロケット&ジョーンズの古いビスポーク買わないか」とか、「ルソーのチフォネリ買わないか」とか、「タグなしのカラチェニ買わないか」と意味不明?の連絡をくれるわけです。

「なんでクリケット&ジョーンズなん?」、「お前知らんのか?」、「いや知ってるよ」、「古いビスポークだぞ」、「そうなんだろうけど」、「だからぁ」、、。なんか話がかみ合いません。よくよく聞いてみると、ドミトリーゴメスの靴だということがわかり、「早く言えよ」、「言ってるだろう」とそういう会話になるのです。

「ルソーのチフォネリのダブルのスーツあるぞ」、「いくら?、ずいぶん高いな」、「お前ルソー知らんのか」、「知らん」、「ルソーっていうのは、、、中でもダブルは、、だいたい、、」と講義が始まるわけです。

カラチェニの系譜について聞くと、解説が延々続いた後、「タグなしのカラチェニあるけど」、「いや、タグないとダメだろう」、「わかってないな」、「はあ?」となり、最後「だいたいビスポークして、そこのタグ付けて名前書いてもらっているうちはまだまだなんだよ」、「そういうことじゃなくて、説明付かんやろ」、「見てわからんのか」、「いや、そういう問題じゃないんだよ」、、、となるわけです。

やっぱり本場の情報は違うというか、どこの国にもジャンキーはいるんだなとか、いや彼が異常なんじゃないのか、とかいろいろありますが、「フランスの細いルート」として、今後ブログにも時折登場するかもしれませんので、よろしくお願いいたします。そんなこんなで「フランスの細いルート」品は、買っても損はない銘品になっていると思いますので。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです

別注ネクタイ再入荷

こんにちはTango245です。
別注ネクタイが再入荷いたしました。今回は無地も何本かあります。

前回同様、渾身のハンドロールで仕上げていただいております。一般的に時々ありがちな、流行ったことで質を下げるようなことは致しておりません。少し前のブログでも書いておりますが、通常の使用に比べて2倍近いシルクが必要とするセッテピアゲの2倍の14ピエゲで作っており、加えて、ネクタイの世界ではほとんど見ない、エルメスのスカーフでも専門職人が担当すると言う、こよりを少しずつ作りながらハンドロールを行う「ルロタージュ」と言う縁処理を2m近くおこなっております。14ピエゲですので、この、こよりを作りながら、というのが大変で、以前5,6時間かかると書きましたが、とてもとてもそんな時間ではできないとのことです。

また芯地も裏地もありませんので、柄物は裏面に素材の裏面が露呈するのですが、これは当店の売りの部分でもあります。通常、日の目を見ないところですが、当店では表側をシックに、裏側を派手にして、インパクトを出そうとしております。ここをフューチャーすることで、ネクタイの新しい楽しみが感じられればと思っております。ただでさえ締める機会が減っているところにテレワークの普及もあって存亡の危機に瀕しているネクタイですが、そんな時代だからこそ、毎日締めたくなり、また用がなくてもスーツを着たくなるようなるネクタイをお届けしたいと考えております。ぜひ、一度お手に取って頂ければ幸甚です。共生地でチーフがあるものもあります。

価格はすみません、税別18,000円になります。当店、ブリオーニやタイユアタイの新品ネクタイの販売価格が税別1万円ですので、価格的にはどうなん?と言う感じではありますが、これでもプロのアマチュア?として相当頑張っておりまして、来年はこの価格では多分無理だと思っております。大手資本ではできない無茶な仕様なのでご容赦くださいませ。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらこちらもお読みいただければありがたいです。

夏物ブリオーニ他

こんにちは、Tango245です。
このところ暖かくなったり、寒くなったり、また暑くなったり、寒暖の差が激しいですね。本日は夏物ブリオーニ他の紹介です。

夏はデニムとアロハ(とナストロアズーロ)でいいのですが、それだとどうしてもダラダラして溶けてしまいますので、ポロシャツか麻のシャツにサマーウールか麻のパンツ(とサロンと言いたいですがとりあえずモエで)がちゃんとしていて、テレワーク後の毎日にもハリが出るような気がします。

ポロシャツは、白無地、紺無地、生成り無地が鉄板ですが、テレワーク後を睨み?、たまには滑るギリギリ狙って柄物もいかがでしょう。あまり安いのを新たに買うのは結局勿体無いですし、かといってポロシャツに3万も4万も出したくない気もしますし、質のいいのをどう安く買うかでしょうか。ということで当店1万円前後で、未使用ブリオーニや、ジョンスメドレーのデッドストックを、無地物中心に在庫しております。

シャツはコットンだと汗をかいてベトつきますので、素材は麻で、色は白無地か薄い色の無地になりますでしょうか。これも安いのは結局着ませんし、4万も5万も、ましてや10万も出したくないと思いますので、当店では未使用ブリオーニ、未使用チフォネッリを1万円半ばで在庫しております。ユーズドでもよろしければ、マトッツオやボレリもあります。

パンツは、ヨレヨレならデニムとアロハ(とナストロアズーロ)と同じになってしまうのでプレスの効いた麻かウールの物でちゃんとしたいところです。ということで、ブリオーニPT01パープルレーベルの44,46,48あたりの未使用品を1万円代で在庫しております。またちょっと値が張ってしまいますが麻のアンブロージのビスポーク(ウエスト86ぐらい)があります。今、吊るしでも10万円、ビスポークすると20万円ぐらいするらしいですが、吊るしの価格を大幅に下回る値段で出しております。(今夏売れなければ店主が来年履く予定です。)

あと本パナマの帽子も、ボルサリーノ等、いくつかあります。サイズ60になってしまいますが、年々稀少性が上がってくると思いますのでお持ちでないお客様はご検討ください。やりすぎ感が出ないよう、ツバの広くないものを揃えております。

また本題とずれますが、アンダーソン&シェパードの白麻、未使用短パンもあります。(ハバなんとかじゃない)本チャンのアンダーソン&シェパードです。レア度満載なので、少し太めのお客様、3万円強ですがぜひご検討ください。王道エルメスの紺麻未使用もあります。終了は見えてきましたがボトムは見えないテレワーク、定着するのかもしれませんが、最後にこのあたりまで攻めてしまってください。

ということで、なんかスカスカなブログですが夏物のご紹介でした。都の休業要請終了まであと少し。当店も休業明ければ垂直の二乗で逸品をお届けしていきますので何卒よろしくお願い申し上げます。大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。

 

ミラノのはずれのハイクラス

こんにちは、Tango245です。
昔、ミラノのはずれに、ハイクラスというケリーやバーキンのコピー商品を製造販売している小さな店がありました。元エルメスの職人が作るバッグということで日本で爆発的に人気になり、いろいろな雑誌も「行くべき店」として取り上げました。40代以上のお客様ならご記憶にあるかと思います。もしかしたらまだ営業しているのかもしれません。今でもヤフオク等では、「エルメス公認の、、、、」と解説され、少なからず出品されています。

ですがこのハイクラスのバッグ、職人さんはもしかしたらエルメス出身かもしれませんが、ミシン縫いで革も薄く、ケリーやバーキンとは似ても似つかぬ代物だったように記憶しています。イタリア的にちょっと挨拶程度に軽く言ったらそれが一人歩きしてしまい、えらいことになってしまって、むしろ一番困ったのはその店主ご本人だったんじゃないでしょうか。「そんなん見りゃわかるやん、冗談だって。どこがエルメスやねん、誰がエルメスやねん」と。

このハイクラスの話は論外として、ロブやクレバリーがアウトワーカーを使うように、エルメスもアウトワーカーを使っていた(いる)ようです。それで、近年エルメスはそういった工房を買収してきております。時折ヤフオク等でそういった工房製のほとんど使用感のない品が出品され、その旨の説明も書かれています。なかには手縫いで素材も良さそうな物もあります。ですが、コピー商品とみなされてしまうのか、本物の定価から見れば捨て値のような値段で取引されておりました。実際、多くの工房がエルメスとのつながりをほのめかし、本当にエルメスのアウトワーカーであったか否かは微妙な部分もありますし、革の質やハンドかどうかは実物を見て見ないとわかりませんので、安いとはいえその言葉に乗るわけにはいきません。

ですがそれが本当にエルメスのアウトワーカーが過去に作ったバーキンモデルであるなら、なかなか考えさせられます。品物の価値は市場が決めるわけで、捨て値でしか取引されないのであれば、それが実際の価値であります。ですが、エルメスのアウトワーカーとして実際に作っていて、今やエルメスに吸収されているわけですから、そこが作っていた品質は、エルメス品質と言えます。というよりもかつてここで作られた商品にエルメスの刻印が押され、販売されていたということにもなります。そうなるとまさに違いは刻印があるかないかであります。実際当店にも、エルメス物もアウトワーカー物もいくつかあるのですが、品質は当たり前ですがどっこいです。仕様が違う部分もあるにはありますが、劣っているのではなく、わざとそうしている感じです。

もちろん刻印があるかないかは、消費者にとって大きな問題です。ですが、同じ品質の2品、例えばボックスカーフの中古で、かたや百万円、かたやその数十分の一であります。クロコやオーストリッチならその差は百分の一、あるいはそれ以上と大きくなります。またエルメスといえども、素材の枯渇は深刻で、もはやボックスカーフの既製品は展開されていません。エルメスの正規品の型押しレザーと正真正銘のアウトワーカーが作ったボックスカーフ、将来は悩みどころとなっているのかもしれません。もっと言いますと、本物とワザと見えるように持っているよりも、さりげなく(品質が同じ)アウトワーカー物を持っているほうが、お洒落な時代がそのうち来るような気もします。大事なのは品質で、品質が同じなら安価なほうがスマートですから。

と、そんなことを考えているうち、なんかジワジワと値段が上がってきておりまして、以前のような値段では買えなくなってきました。刻印の件はひとまず置いて、ごく単純に考えて、かつてエルメスのアウトワーカーで今やエルメスに買収されてしまった工房が昔作ったクロコやオーストリッチのハンドメイドの逸品が、1、2万円(ボックスカーフなら数千円)で買えると考えれば、「それも有りかもしれないけど、、」どころか、今のうちに押さえておくべき逸品なのかもしれません。こういうのを掘り出し物というのかもしれません。靴に当てはめれば昔ロブのアウトワーカーだったボノーラがハンドソーンで作っていた使用感のほとんどないボックスカーフが数千円、クロコでも2,3万円でザクザクしているような。ジャケットに当てはめれば、昔ロンドンハウスのアウトワーカーでスミズーラを作っていたフェリーチェの使用感のほとんどないカシミア混のジャケットが数千円、ビキューナでも5,6万円でザクザクしているような感じではないでしょうか。ロブの刻印もロンドンハウスのタグもないですけど、我々はそんなん別にいりませんよね。でもエルメスは別格! そうかもしれません。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらこちらもお読みいただければありがたいです。

 

 

スエード3兄弟

こんにちは、Tango245です。
このところ別注品の投稿が続いていましたので、本日はこれまでのように商品紹介をさせていただきます。ご紹介させていただくのは、ビスポークのデッドストックスエード3兄弟。写真右から、パリロブ、ロンドンロブ、ガットになります。

 

ロンドンロブとガットは、以前ブログでご紹介しているのですが、先日インスタグラムに上げましたパリロブ(写真下)はまだでしたのでこの機会にもう一度ご紹介させてください。今更ご説明するまでもない工房群ですが、ポイントは、ビスポークのデッドストックである点とスエードである点で、レア度はかなり高いと思います。

買っても着ていない服や履いていない靴は、多くのお客様が少なからずお持ちかと思いますが、ビスポークしていて着ていないスーツや履いていない靴はお持ちでしょうか。ガットは初回は複数足の注文でありましたので、デッドストックはあり得ますが、それでも閉店してからかなりの年月が経っておりますので現状はなかなか出会えないと思います。また一足からのオーダーが可能なロブは普通は納品されれば履くと思います。また、初めてのビスポークでスエードのシューズを注文する人はまずいないと思います。普通はカーフかと思います。2足目でもいないでしょう。せいぜい5足目か6足目ではないでしょうか。

ということで、上記のような工房で、スエード靴をビスポークし、それを履かないでデッドストックで持っていた御仁を想像するに相当の上客であると考えざるを得ません。相当の上客に手抜きはできませんので、普通に考えて、素材は極上部分、仕事自体も上のクラスの職人が気合を入れて縫ってくれているのではないでしょうか(個人の感想です)。単に有名工房の品というのではなく、その中で選ばれた職人が選ばれた素材を使って縫い上げた逸品で、我々が一見さんで現地に行って手に入れられるようなものではないと思っております。箱やシューツリーからして別物です。店主はジャンキーですので、吊るしかビスポークか、はもちろんですが、ビスポークでもいつ頃のものか、素材は何か、誰が絡んでいるかまで気になってしまいます。その結果、値が張ってもしょうがないかな、と思っております。こういった品も、世が世ならビンテージのギターのようなプレミアム価格になっていてもいいのではと思っていますが、今はまだ世が世でないので定価の半額以下の設定であります。サイズが合えばお買い得かとは思います。何と言っても雲上工房の未使用品、自分で履き倒すのもよし、同態保存で寝かせるもよしです。ちなみにサイズ感は、パリロブが7相当、ロンドンロブが8相当、ガットが9相当です。とりわけパリロブは、ツリーはもちろん、バッグ、箱もそろった91年製であります。

このほか未使用品でパリロブビスポークのゴルフシューズ(サイズ9相当)が、ユーズドですがガットの超絶ローファーがペアで二足(どちらもサイズ6か6ハーフ相当)あります。程度のいいロンドンロブ、パリロブ、クレバリーもいくつかありますので、ビスポークシューズにご興味お持ちのお客様いらっしゃいましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。

 

 

 

甲高幅広のお客様

こんにちはTango245です。
前回前々回と別注靴について書かせていただきましたが、今回で、とりあえず最後になります。靴職人に取ってその人の足型に合った靴を作るのはそれほど難しいことではないと思います。足形を木型に移しそれを忠実に縫い上げればいいわけです。ただ足形がきれいな人はそれで問題がありませんが、例えば店主のような甲高幅広の足型の人間の場合、忠実に縫い上げてもらうと、カレーパンのような靴が出来上がってしまいます。ですが初めてのビスポークの場合、舞い上がっていてそんなことはわかりません。「素材、シェイプ、履き心地等、最高な逸品が上がってくる」と、採寸時はもちろん、完成を待っている数ケ月の間にも期待は膨らみ、そのピークで納品となるわけですが、そこでカレーパンのような実物と対面し、「えっ」っと沈黙、一呼吸おいて、掛けた費用や期間が走馬灯のように流れたあと、現実に戻されます。結構涙目になっていたりします(個人の体験です)。それでも「履き心地はいい」と自分を納得させようとしますが、早晩お蔵入り。「もうビスポークなんてしない」と思うのですが、喉元過ぎると、、、でまたお願いしてしまいますが、結果はほぼほぼ同じです。足形が悪い人の「ビスポークあるある」、「不都合な真実」です。(これがあるため、当店の別注靴は基本的にハンドソーンの10分仕上げでありながらRTMで展開させていただいております。もちろん足型が綺麗なお客様にはビスポークもお受けいたします。)

とはいえ、稀に数値は甲高幅広なのに、見た目はスリムに見えるという靴も(その逆の靴も)あります。「物理の法則は超えられない」はずなのですが、「目の錯覚」というやつでしょうか。実際にそう見えるのですから甲高幅広の店主には朗報であります。当店としましても、物理の法則を超えた、この「目の錯覚」は突き詰めていきたいと考えております。

問題は、その「目の錯覚」をどうやって手に入れるかです。格好良さはまだ数値化できないと思いますので、ディープラーニングや3Dプリンター等がこなれてもまだまだ無理でしょう。結局は偶然に出来た物を探すしかないと思います。実際、多くの偉大な発明や発見は偶然をきっかけに生まれています。帰納法的アプローチです。

実際当店が、今から偶然にたどり着くべく、トライ&エラーを繰り返すわけにはいきません。帰納法で、店内にすでにあるビスポークで、その靴の美しさが足形から来るのか、目の錯覚から来るのかを検討し、とりわけ、長い間黙々とビスポークシューズを縫い続けた、ジョージクレバリー氏、テリームーア氏、ガエターノバストラ氏といった巨匠の経験値に頼りました。そして第一作目のサンプルとして、当店でも人気が高く、目の錯覚が入っているに違いないコークストリート時代のクレバリーのビスポークをレスペクトさせていただいた次第です。サイズ9相当を6‐3/4で縫うと小さくなった分、かなり細く感じ、自分には無理かなと思いましたが、なんと普通に履けた、というのは前回ご案内の通りです。英国人には稀と思われる甲高幅広の足型を、手が勝手に動いたのか、見抜いて調整を入れたのか、それとも何度かやり直したのかはわかりませんが、さすがというか、やはりというか、ジョージクレバリー御大、恐るべしです。

ということで現在は当店にある、フォスター&サンのビスポークをレスペクトとしたものを製作中で、その後ガット、マリーニ、パリロブあたりの「目の錯覚シリーズ」を考えております。これはどう?というリクエストありましたらできる限り対応させていただきますので、甲高幅広でお悩みのお客様いらっしゃいましたらお気軽にお問い合わせください。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。

 

 

別注靴サンプルvol.2

こんにちは、Tango245です。
本日は当店別注靴のサンプルの続編です。
店主は、パリロブのお洒落な感じや、ロンドンロブの少し無骨な感じ、マリーニの少しマッタリとした感じやガットの優しい感じ、べーメルの、、、バリーニの、、、、と節操がなく、どれも好きなので、別注靴に関しましても、まずは完コピという方向性で走りながら、それぞれの雰囲気を徐々に微妙に醸し出していければ、と思っています。ですがあまり詰め込むとホテル川久のようになってしまうので、今回はクレバリー氏に敬意を評して同氏の現役バリバリの頃の靴の完コピを目指しました。(ちなみにホテル川久は大好きです。そういう芸風です。昔は高かったです。)素材も奮発しカールフロイデンブルグを持ち込み、ビンテージの道具を使い作ってもらいました。

それで完成品を見たときは、「なかなかやるやん」と思いましたが、写真を撮って見てみると、少しポッチャーリにも見えます。それで実物をもう一度よく見て見ますと確かにポッチャーリのような気もします。ただこの丸さは個人的に嫌いではなく、パリロブやマリーニ、ガットの感じが合わさっているようで、結果オーライかもしれませんが完コピの先のフェーズに1ステップ進めたと考えております。一方で完コピとの差も認識できておりますので、より完成度の高い完コピも可能になるかとも考えております。

とはいえ実物の感じは、写真よりシャープに見えます。ワイズでいうと見た目はC#かD♭という感じです。店主は仮靴の段階で少し驚き、「さすがにこの細さだと自分では履けないかなあ」と思いました。もともと別注靴を展開するにあたり、甲高幅広問題を何とかできないかとも考えており(次回ブログにて書きます)、それもあってのサンプルとして、この個体を選んでもいるのですが、今回は元ネタにどれだけ近づけるかが命題で、単純にこのサイズ9相当のビスポークシューズをレスペクトしてサイズ6‐3/4で、とお願いしたので、店主が履けなくても(今回は)よかったわけですが、履けました。甲高幅広の店主ですがこのシェイプが履ければ個人的にはもう最高です。

 

ちなみに下の写真が、店主が2001年にクレバリーでビスポークした靴の写真ですこちらは逆に写真のほうが細く見える感じで、実物はまさに自分の足型に合った、思いっきり甲高幅広のシェイプをしています。ロゴを隠してブラインドで実物を比べどちらがいいかと聞かれたら、多くの人が上の写真の方を選んでくれると思います(多分です)。

 

ということで、日本の職人のレベルは、ある意味すでに2001年の英国のレベルを通過点に、コークストリート時代のクレバリーにもいい線まで来ているんじゃないか、とも思います(個人の感想です)。もちろん「レスペクトして作ってくれ」という、「後出しジャンケン」ではあるかもしれませんが、2001年型のクレバリーは本家本元の直系ですので、、、。年度内はお試し価格(くどい)ですので、ぜひ当店の別注靴をご検討ください。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。

 

別注靴サンプル完成

こんにちは、Tango245です。
当店別注の靴サンプルが完成しました。元々は、昔のクレバリーやフォスター&サンのようなシンプルで美しい靴ができないものかと、始めた別注靴の企画でありました。

 

最近の英国靴を見ていると、既製品はもちろんですがビスポークシューズも簡略化が進み、素材の良さから来る圧倒的な雰囲気、出し縫いの位置やピッチの細かさ等が消え失せ、時には既成品の方が上じゃないかと思う場合もあります。それで分かりやすいディテールの部分がフューチャーされ、落差のあるチゼルトゥや、やりすぎ感のあるベベルドウエスト等、正直「どうなん?」と思っておりました。プラスビスのビンテージスチールも個人的にはNGであります(あれはマイナスビスでないと美しくないと思っております)。ですが価格はうなぎのぼりで、一足100万円超えも単なる通過点の様相で、仮に1ドル150円や200円(ユーロで200円や250円、ポンドで250円や300円)にでもなれば、一足200万円オーバー? 価格的にも現実的でない時代が来てしまいます。

一方で、国内に目を向けると、評価の高い職人さんが、世界で活躍されている(されようとしている)状況です。日本人が、、、というご意見もあるかとは思いますが、今の英国の工房の職人の人達よりは、スキルも想いも上だと思っております(個人の感想です)。少なくとも10年後は圧倒的な差が出ている、と考えております。それで当店、別注品は靴に限らずですが、イタリアや英国に発注するのではなく、国内の職人さんと組み、数年後、逆にその職人さんたちと世界に出て行きたいと考えている次第です。

下の写真の一方がそのサンプル、もう一方がコークストリート時代のクレバリーのビスポークです。今回はこのサイズ9相当のクレバリーをレスペクトして、「サイズ6の3/4」で作ってみてくれと依頼しました。ちなみにこのコークストリート時代のクレバリー、当店に来ていただいたほとんどすべてのお客様から、そのフォルムに高い評価をいただいている当店自慢の一品であります。この2足、正直いかがでしょうか。写真では分かりづらいですが、ピッチの細かさ、出し縫いの位置等、いい線いってないでしょうか。日本人は手先は器用だけど、、、と言われますが、全体感もクレバリーの哲学は醸し出ていると思います。第1作目でこの完成度が出ました。今後はサンプル数も増やして行きますし、数をこなす過程で勘所はさらに磨かれていくと思います。現在サンプルの2作目を依頼しておりますので、1作目を合わせて水準感や伸び代感をご判断いただければ幸いです。

 

 

 

「素材はどうするよ?」と言われそうですが、当店、アイリッシュリネンビキューナロシアンカーフで始めた店であります。当然こだわっております。カールフロイデンブルグは相当程度ストックしており、このサンプルもそれで製作しております。当分は大丈夫な量を確保しております。まあそれでも売れれば終わりですのでご検討よろしくお願いいたします。余談ですが、ビンテージスチール用のマイナスビスもご用意しております。

ということで、サンプルをお客様のサイズでRTMすることも可能ですが、当店にある、お客様にサイズの合わない、ガットやバリーニ、昔のステファノベーメルやマリーニ、パリロブやロンドンロブをレスペクトしてRTMでお作りすることも可能です。RTMとは言え10分仕上げでお客様のサイズを尊重した借り靴も作ります。年度内はお試し価格ですのでぜひよろしくお願いいたします。シェイプは大丈夫というお客様には、もちろんビスポークもお受けいたします。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。