サルトリア・ポッチャーリ

こんにちは、Tango245です。
突然ですが、筋のいい物件のご紹介です。いわゆるタグなし物でブランド名は不明ですが、雰囲気やディテール、仕様から見てフランスの雲上ブランドの某C社製と見られる、同じオーダー主のスーツとジャケットがいくつか入荷しました。レインドロップがないところを見るとその某C社が某H社から請けたビスポークと考えるのが、highly likely 、当然極上です(個人の感想です)。一応、身長170㎝前後、体重80㎏ぐらいと想定されますオーダー主のご体型からサルトリア・ポッチャーリと当店では呼ばせていただいております。ちなみにオーダー主が身長185㎝、体重60㎏ぐらいのタグなしビスポークは、サルトリア・ルンゴロッティ、同じく身長185㎝、体重90㎏ぐらいのビスポークはサルトリア・グランデと呼ばせていただいております。

スタイルはイギリス系ともイタリア系とも違う、フランス系で、生地もフランス人が好む、グレー系のグランデ―ションと少し変わった柄物。生地感も最高で、カシミヤの方はもちろんなのですが、通常のウールと思われる生地もカシミヤやエスコリアルを彷彿とさせる雰囲気があります。こういうのは、日本では見ませんし、イギリスやイタリアでも見た記憶がないので、フランスの雲上サルトの一部にしか供給されないのかもしれません。やはりかなりの上客と言わざるを得ません。着用頻度も当然少なく、着倒し感やヤレ感は皆無で、まあ軽く200~300着ぐらい作っているのでしょう。

大事な着た感じですが、店主は体型があってないので何とも言えませんが、ジワ~と包み込んでくれる感じで、何とも言えない高級感があり、これで体型が合っていたらどんだけなん?という感じです。ということで1着は、試しに得意の全バラリフォームをしてみようかと思っておりますが、それよりもサイズが合いそうなお客様、冷やかしで構いませんので、水洗いが終わった頃にでも、よろしくお願いいたします。ドンピシャなら「持ってけ、ドロボー」価格、リフォームしても、どこまでするかにもよりますが、やはり「ドロボー」価格だと思います。なんせ100着近い中から厳選しておりますので、、、です。

 

 

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

タグなし物

こんにちは、Tango245です。
海外から時々、「こういうのあるけど?」とお話をいただきます。最近は為替がこんな状況なので難しいのですが、向こうのお金持ちのオーダーは正直なかなかであります。仕立てる方とすれば太いお客さんなので、絶対に粗相ができなく、いきおい、いい素材がまわり、腕のいい職人さんが担当することになり、我々が向こうへ行って、頑張って1足や1着、オーダーして上がってくるものとは扱いが違うわけであります。まあこれが資本主義というものでしょうから、文句があるならそういう太いお客さんになるしかなく、実際日本人でもそういう人は少なからずいらっしゃるので、ノーチャンスではありません。いささか古いお話ですが世界のAOKIさんのように、アメックスカードを5番アイアンのように良さがわかるまで使えば、その良さがわかるころには、見える景色も変わっているのかもしれません(が、よくわかりません)。

それで、その向こうの粗相ができない環境で仕立てられる逸品群の中で、さらに上級ランクなのが一部の「タグなし物」であります。一般にタグがない理由はブランド価値の毀損の防止だと思います。ビスポークの世界では、そのレベルに達していないものができてしまった場合になるかと思いますがそれは売る側の論理で、もう一つ買う側の論理でタグがない場合もあります。

はっきりいって我々とカラチェニやエルメスと比べると、残念ながら一般的にはカラチェニやエルメスの方が格上なわけです。ですが向こうのお金持ちの場合は、カラチェニよりそのお客様の方が格が上な場合が普通で、そういうお客様の中には、「申し訳ないが、僕のネームは書かないでくれないだろうか、いやタグも付けないでくれ給え」という人が結構いらっしゃいます。もっとも向こうの富裕層はタグやネームがあろうがなかろうがそんなことはどうでもいい人が大半だと思いますが、どこでスーツや靴を仕立てているのかをストレートには明かしたくない、あるいは手書きのネームやタグでバランスが崩れる等々、そのようなナルが入っている人はタグをあえてつけさせないわけであります。当然そこまで拘るわけですから、生地や仕様はもちろん仕立てまで拘っており、請ける側もさらにハードルが上がります。結果的にそんな買う側理由の「タグなし物」は、さらに上級ランクの品の割合が高いということになります。

世の中にはタグにお金を払っている人も多数いらっしゃいまして、実際ブランドによってはタグの威力は絶大であります。ですがタグがあることからくるその満足感は、自己顕示欲か安心感でしかなく、どちらも突き詰めると論法としては脆弱で自分の存在感や主義主張を追い込んでしまいます。タグがあろうがなかろうが、いいものがいいわけですし、そうでないものはそうでなく、「タグなし物」が上記のようにさらに上のランクなもので、ましてや価格が同じならそちらの方が本源的には魅力的であるはずです。

しかも現在都合のいいことに「タグなし物」には値段が付いていません。理由は、①商品ではなく、タグにお金を払っている点、②タグが付かない理由を売る側の論理で考えてしまう点、③実際そこの商品ではないリスクがある点等々でしょうか。なのでそういった理由で現状値段が付いていない、買う側理由の「タグなし物」は価格と品質の両面で魅力的だと思っています。

問題は、その「タグなし物」が売る側理由なのか、買う側理由なのかをどう見極めるかですが、そんなものはおなじみの「考えるな!感じろ!」であります。少なくとも売る側理由のタグなしなら沼の住民の皆様なら恐らくお分かりになるはずで、物を見て、「これはいい」とお感じでしたら、値段も安いので、基本、「買い」なわけであります。仮に、仮に、万が一、外したとしても大怪我はありません。少なくとも次につながります。そんなストロングスタイルを5年10年続けて、日本では一部の「タグなし物」の方が一般的な「タグ物」よりも値段が高い世の中になれば、買う方もなかなかになっているんじゃないかと思っています。その際、外人に言ってやりましょう。「タグ付き買って喜んでいるうちはまだまだなんだよ。お前はベルサーチか!」 その道中、道に迷って人の気配がした時の合言葉は、「タンゴ?」、「ニーヨンゴ」です。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

 

サクラダファミリア

こんにちは、Tango245です。
昨年、いや1昨年あたりから、写真集を出すとか、ピッティに出展するとかのたまわり、写真集は「この秋には」を、ピッティは「次の次の次」をいつも言っていて、まるで企業の中期計画のように後ろ倒しを繰り返し、お客様には「やるやる詐欺」と言われていますが、そうではありません。サクラダファミリアなのであります。あるいはボストンのトムシュルツ、山下達郎さんのアルバムづくりともいいます。カッティングといい、空ピックといい、リードといい、「ドント ルック バック」、あるいは「スパークル」なわけであります。

写真集におきましては、第2回目の修正をほぼ終え、それにいくつか写真を差し替えればほぼ完了。あとはサンプルを1、2冊作って再度修正し印刷に回せば完成です。お買い上げいただいた商品の価値が将来上がるような、そんな写真集にしたいと考えており、どうぞご期待ください。

別注品も順調です。この前あげていただいたネクタイは生地が硬くて相当やっかいだったにもかかわらず、ハンドロールが当店史上最高、よって世界最高水準をはるかに凌ぐレベルで、お持ちいただいた際のドヤ顔も控えめに見えるほどの芸術品に仕上げていただきました。聞けば針を5本折ってしまったと。一本のネクタイに針5本、まさに一本入魂、ネクタイ魂であります。毎度で恐縮ですが、たかが服なんですけど、こういうネクタイでビジネスをされている皆様と、その辺のセールで買ったネクタイを締めている、あるいはノータイで商談に臨まれているビジネスマン、自分なら前者な人とお仕事をさせていただきたいと思っています。

靴も6号機、7号機のデザインチェック用の仮靴が完成し、いよいよサンプル製作に入ります。シャツやスーツも順調に数をこなしてきておりますし、コートも3タイプ新たに加わり合計5タイプ、ブルゾンもリモンタ社やV社の生地を使い、今はほとんど見ないririやフィオッキの副資材をふんだんに使ったのが2タイプ上がってきます。さらにネジの外れたジーンズを3型、年内リリースを目指しサンプル製作も進行中、ブースが足りなくなるんじゃないかという状況であります。ということでサクラダファミリアは進化しており、アルバムのリリースも遅れるのであります。

「ドレスからカジュアルまで、一体、お前は何をしたいのだ」、「もっとターゲットを絞って、、」、「誰に何をどのように、、」、「強みと機会を活かして弱みと脅威を、、」等々、滅茶苦茶怒られそうですが、そんなことはどうでもいいのであります。ターゲットは自分で、ただ「自分が着たかったものを死ぬまでに全部作る」であります。死ぬまでには作りますのでサクラダファミリアには負けていますし、いつまでも売れないミュージシャンや俳優のようですが、受注生産なので売れなくても特段困るわけではなく、むしろ売れない方が目立たなくて好都合とも思っている部分もあります。それどころか売れたら逆に困る鞄まで今計画してしまっているのですが、それについてはtangoマイレージクラブの会員様(誰でも無料で偽名でも入会できます)に店内にてお話しいたします。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

児島に行ってきました。

こんにちは、Tango245です。
先日、岡山県の児島にGパンのお話を聞きに行ってまいりました。児島と言えば、世界の超絶ブランドにデニムの生地供給やOEM生産を一手に引き受けているといわれている地域です。我々も無視するわけにはいきません。近い将来、グローバル市場において超絶ブランドとも決着をつけないといけなくなるわけで、またその時は厳しい戦いになると予想されますので、ここは同じ日本ということで味方についていただくべく、ご挨拶に行ってまいりました。

「敵を知り己を知れば百戦危うからずや」、手土産に一本10万円超のワイン、ではなく超絶ブランドのGパンを数本お持ちし、解説を賜りました。痺れる話連発でありました。

お話を聞いていると超絶ブランドは粗利率が桁違いに高そうです。予想はしていましたが、当方の5倍はありそうです。それをハリウッドスターを雇い広告宣伝に使うわけですね。一方当店の広告宣伝は、ブログとインスタ、どちらも無料です。交際費はかなり使っていますが所詮一人なのでしれていますし、知名度向上のためブリオーニやブルネロの新品をほぼ原価でお出ししていますが赤字ではないので足は引っ張っていません。またMBAバリのマーケティング手法や中小企業診断士が提唱するECRSなどは無視、見積りは値切りませんし、工程も省きません。ダブルエックス沼の住民の皆様に見ていただいてもご満足いただける仕様でご提供する予定です。コストはドンドン上がりますが工場のモチベーションも上がりますので、±ではプラス(と信じたいです)。そして極めつけは、伝家の宝刀、カールフロイデンブルグの革パッチであります。(履き心地には全く関係がなく、見ても誰もわからないと思いますが)世界中探してもこれができるのは当店ぐらいでしょう。現在サンプル作成中で、うまくいけば年末ボーナス商戦に投入予定であります。宜しくお願いいたします。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

 

一足入魂!

こんにちは、Tango245です。
今や日本を代表する靴職人の人が、英国で勤務されていた頃、そこにいた伝説の靴職人から、「それにいつまで時間かけているんだ、と叱られた」というようなお話を、昔、何かの記事で読んだことがあります。店主がそれを読んだ時、何かマズいものを読んだと違和感を感じつつ、「それは考えてはいけない」と勝手にシャットダウン、自分で脳の奥の方に封印しました。ですがその後、その封印も徐々に溶け出し、この言葉について考えるようになったわけです。

まず、我々が、「包み込むような履き心地」、「美しいアーチやステッチ」、「一生の伴侶」等々、ビスポーク靴に掛ける想いは、ある種、工芸品に近いレベルを想っているわけですが、かの国の職人、伝説の職人でさえ、そこまでは思っていないということであります。もちろん、既製品のレベルとはちがいますが、少なくとも生産管理の枠内にある高級品で、工芸品などとは思っていないということでしょう。我々がそう思っていたのに先方はそう思ってはいなかった。これは悲しくも哀しい、やるせない事態であります。

もちろん、店主はコークストリート時代のクレバリー等、本当に美しいと思っており、生産管理の枠内で、あそこまでの物をごくごく普通に作るというのはむしろ恐るべしと言えます。またいいもの作ろうと思っていたに違いないと信じております。そう思っていなければああいうものは作れないと思います。なので今の英国のビスポーク価格はすさまじいですが、それでもあのクオリティーを出してくれるなら自分はギリ納得ですし、量産品だろうが工芸品だろうがそんなカテゴリー分けなどどうでもいいと思っています。ですが今のクオリティーであの価格は自分には無理で、おそらくは、よりいいものを作ろうという意識が、違う方向に行ってしまったんじゃないかと思っています。我々がいう昔の物はよかったというのはそういうところにあるような気がします。

さて我が方の日本ですが、その大御所に怒られた職人さんは、おそらく今も、「それにいつまでも時間かけている」のではないでしょうか。日本のほかの職人さんも、人それぞれではありますが、総じていうと時間かけていると思います。そう、日本は、いいか悪いかは別として、1足入魂!なのであります。もちろん時間かけたからと言っていいものができるわけではありません。しかしながら、時間かけないといいものができないのもそれは事実であります。

仮に一方が一足100万円。もう一方が50万円でかかる製作時間は前者の2,3倍。クオリティーが同じなら普通は後者を買います。店主はクオリティーは既に後者の方が高いと思っているので、前者を買う理由がありません。有名ブランドのタグの威力は厄介ですが、タグに頼ることが恥ずかしくなる世の中もそのうち来るのではないでしょうか。工程管理品と1足入魂の品、しかも価格は総じて半分、もう勝負はついているわけであります。ということで、ビンテージは欧州物、現行品は日本の物ということで、今後は皆様よろしくお願いいたします。また日本の職人の皆様、怯む必要はありません。物欲の波にのまれ散々散財してきた店主が言うのですから間違いはありません。折しも円安トレンドの折り、どんどん世界でご活躍ください。クオリティーは上なのですから価格も上で当然です。1足100万円、1着100万円などと言わす、150万円、200万円で靴やスーツを売りまくっていってください。何でしたら当店がピッティに持っていきます。燻ぶっているのならぜひご相談ください。自薦他薦問いません。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

 

ピウ ルンゴ?

こんにちは、Tango245です。
欧州ではエネルギー価格の上昇で電気代等の物価高は深刻そうですが、生活自体はコロナ前に戻りつつあるみたいで、日本でのトランクショーも戻ってきているようです。この為替ではなかなか手を出しにくいかもしれませんが、そういっていつまでもできないのも、ビスポークアルアルなので、各種協力金やら年末調整やらボーナスやら総動員させて、やけくそで清水ダイブしてしまってください。骨は拾います。

ビスポークしていると、スーツ文化の違いみたいなものも感じたりします。一番感じたのは袖丈で、イタリアでオーダーした際はずいぶん短いと感じましたが、イギリスでオーダーした際も同じような長さだったので、これが標準かと思いました。

とはいえ、店主はアルマーニやベルサーチの洗礼も受けていますので、どうも大き目に着てしまいます。協奏曲という、宮沢りえと田村正和と木村拓哉が主演の建築家のドラマがありましたが、ああいう感じです。余談ですが、この頃はその辺の安アパートの横に高級外車とかを平気で路駐してましたが、そういうシーンを見ると懐かしさを感じる反面、さすがに今となっては違和感を感じてしまう自分にも気が付いて面白いです。ちなみに店主は建築学科出身で、一時期XJSのコンバーチブル(ドラマの中で、成功したキムタクが乗っている設定)に乗っておりましたので、なんか自分は木村拓哉の元ネタなんじゃないかと勝手に妄想しておりました(違います)。また余談ですが、この頃のドラマはお金かかっています。同じく田村さん主演のニューヨーク恋物語、ニューヨークの雰囲気に慣れるために一同1か月前乗りして、毎日小遣いもらって1か月遊んでいたらしいです。お金かけたからと言っていいものができるとは限りませんが、やっぱりお金かけないといいものは、なかなかできないのではないでしょうか。ちなみに田村正和さんがニューヨークのビルの屋上で岸本加世子さんの頭を洗うシーン、格好良すぎです。今更ですがご冥福をお祈りいたします。

それで本題の袖ですが、あまり短いのは何なんで、もう少し長くしてくれというのが一苦労なわけです。長いはロングだからルンゴということで、「ルンゴ、ルンゴ」というと「お前わかってるな」とウインクされ、「そりゃそうやろう」と思って安心すると、もっと短くされるわけです。「え、えぇ~、そっち?」、ただでさえ短いのにさらに短くされ、こんなん外人(こっちが外人ですが)が着たら半そでやで、という感じです。「違う違う、そうじゃ、そうじゃない」と言っても怪訝な顔をされてしまいます。向こうでは、袖は短くするのが攻めた感じが出て洒落者の証なんだそうです。

とはいえこのままじゃつらいので、何とかしないといけないのですが、よく考えると「ルンゴ!ルンゴ!」って「長い!、長い!」と言ってるわけなので、それは短くするわな、と。英語だったら多分「メイアイスキユアリルビロンガ」とか「クッジュゥ、、、」とか適当かまして言っていたよな、というわけでロンガーと比較級を用いる必要があったわけです。イタリア語で「長く」は「ピウ ルンゴ」だそうなので、皆様もお気を付けください(ちがったらすみません、グーグル検索です)。ということで、当店でご試着のお客様、袖が少し短いのは向こうでは標準で、また短い方が洒落者であるということをお含みおきいただき、店主が「向こうではそれぐらいですよ」と言うのは決して営業トークではないということもご理解ください。写真はシャツが長いということだそうです。

 

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

Tangoマイレージクラブ

こんにちは、Tango245です。
皆様、Tangoマイレージクラブはご存じですか。お買い上げ金額に応じて、お得な特典が付く、業界はもちろん、日本、いや世界を見渡しても高い還元率を誇るんじゃないかという、クローズドの秘密クラブです。誰でも入会できますし、もちろん入会金、年会費、永年無料で、偽名やペンネーム、ハンドルネーム等何でもOKで、 すでに何名かの客様には特典をご利用いただいております。

こういったポイントサービスで、表面上一番率がいいとされているのは国際線航空券かもしれませんが、ご存じのようにほとんど予約は取れないです。そもそも電話が繋がりません。また確か1年先までしか予約が取れないのに、1年先までだいたい埋まっています。仮に行きは取れても帰りは取れないとか、「帰りはありますが行きはありません」とか、行ってもないのにどうやって帰ってくるのか、そういう腰の高さは見習いたいものですが、そんなナローパスを通せても、待ち構えるのは空港利用税等。ロンドンでビジネスクラスだと、15万円ぐらい取られるのではないでしょうか。コロナで状況は少し変わったかも知れませんが、欧米は既に日常が正常化しているので、元の状態も戻るのも時間の問題でしょう。

それで本題のTangoマイレージクラブです。当店の競争力の源泉であるタイムマシン戦略をフル活用、年配のお客様には古き良き時代を、お若いお客様にはその時代の恩恵のお裾分けができればというものです。

気になる内容ですが、お買い上げ金額の累計が3桁に到達したお客様に、お買い上げ金額に応じて、当店がグランヴァン以上のワインを拠出し、一緒に開けてしまいましょう、というものです。グランヴァンもいまや凄まじい値段で、先日インスタグラムでいただいたコメントで、82年と86年(どちらも偉大な年でパーカーポイントも100点)のムートン2本とペトリュスとイケムで、パニコとフォルモサとピロッツィーがコンプリートできるとお教えいただきました。ちなみに後者の場合、3着で一声250万円ぐらいでしょうか。前者を同額として250万円。これをざっくりで案分しますと、82年のムートン70万円、86年のムートン50万円、89年のイケム30万円、86年のペトリュス100万円という感じでしょうか。もうこうなってしまうと家で開けられません。一方で売りに出しても叩かれるだけですし、それならいっそお客様と一緒に開けてしまおうと考えた次第です。

ということで、このあたりを3桁ギリはさすがに厳しいですが、3桁ギリでも、「凡庸な年」以上のグランヴァンは拠出します。酒屋で買っても10万以上、レストランでは20万以上はすると思いますが、そのレストランもよほどの体力がないと在庫するのは厳しいのではないでしょうか。またこの価格ですから偽物が横行しているそうで、今や二次流通のほとんどは怪しいとのことですが、当店のは20年以上前の購入、偽物が割に合わない時代に購入していますので本物です。ぜひ皆さま当店のマイレージクラブにご参加いただき、世界最高の還元率をご享受くださいませ。もちろん過去にお買い上げいただいた商品も再計算いたします。ただ一点、お客様のお顔をつぶすわけにはまいりませんので、お店のご予約とお食事代はお願いいたしております。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

なんかお店みたいですけど

こんにちは、Tango245です。
最近、床や照明、什器等、内装を少し変えさせていただき、「お店みたいですけど、どうしたんですか」とよく聞かれ、「一応店なんだけど」と思いつつ、単純にうれしいやら悲しいやらの店主であります。

内装もそうなんですが、もともと店主は、物販の経験もアパレルの経験もなく、また会社員時代も適当かまして営業は1年でクビになりましたので、基本的な接客というものが身についておらず、もちろん直すべきところは直したいとは思っておりますが、何をどうしたらいいかもわからず4年近くが過ぎようとしておりまして、お恥ずかしい限りであります。折角の機会(なんで?)ですので、元CAの美人講師が主催するマナー教室とかにも通おうとも思っていますが、生き血をたっぷりと吸われそうで、こちらも踏み切れないでいます。人間、人のことは見えても自分のことはわからないのものですので、どうか皆さま、言いにくいかもしれませんが、「情けは人の為ならず」とお考えいただき、ダメなところをご指導ください。意外かもしれませんが、人の話は聞くタイプで、また怒られて伸びるタイプですので、すみませんが、よろしくお願いいたします。

当店そんな素人(アマチュア)ですが、反面、常識にとらわれないで済む側面もありますので、直すべきところは直しつつ、半分開き直ってプロのアマチュアとしていろいろと取り組んでおり、最近では「毛皮も水洗いできる高機能洗濯機」の開発にめどをつけ、リメイク事業を予定。2年ほど前から進めている別注品も、店内にある世界の逸品をベンチマークに、また店主のビスポークでの散財経験をもとに、靴やネクタイ、スーツやコート等を企画、こちらもそれぞれに手ごたえを掴んできていますが、先日も別注シャツの納品でご試着いただいた際、襟の感じ等、雰囲気がかなり出ていまして、「これはいったぞ(どこに?)」という感触を得た次第であります。

シャツ職人のマニュエラさんからは「今までで一番の出来」とのフィードバックをいただいていたので、期待はしていたのですが、それを超えていて、若干補正箇所はあったものの、何よりそんなことはどうでもいいと感じる雰囲気が全体に出ています。細かいところなどあとから直せばいいわけで、それより、この「細かいところはどうでもよくなる感じ」が欲しかったわけです。アンナの背中が見えたのではないかと勝手に思っています(個人の感想です)。また当店の別注品は店主の体型をベースにしておりますので、写真のお客様のような「長身で細身」のご体型は、当店が苦手としているご体型だったのですが、今回それを完全に払しょく、むしろ得意な体型に変化した様な感もあります。

これも、ひとえにこれまでご注文いただいたお客様のおかげであります。中には複数枚のご注文をいただいているお客様も少なからずいらっしゃってくださり、本当にありがとうございます。今後も世界に向け1枚1000ドルのお代を頂戴できるよう、引き続きクオリティーを上げて参りますが、皆様におかれましては基本的には未来永劫、(初回オーダー)据置価格でご提供させていただきます。ご新規のお客様もぜひ、この権利をお取りになっていただき、我々の世界への旅にご同行くださいませ。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

 

ririのファスナー

こんにちは、Tango245です。
次の次かその次、ピッティ出展を目指し、別注品の拡充を続けております。ピッティでは、毎度で恐縮ですが、ポケットの袋等までミシンを一切使わないスーツや、天然蚕から作った14ピエゲのネクタイ、天然素材で完全防水のトレンチコートやタイロッケンコート等、ネジの外れた商品を持っていく予定ですが、なかでもマニュエラ美女軍団によるシャツの実演製作も企画しており、イタリア人フォトグラファー全員を骨抜きにしてこようと考えております。

それで現在、その拡充に勤しんでいるのですが、日ごろから欧州の銘品たちから、「素材と仕様は手を抜くな」という薫陶を受けておりますので、副資材も同様であります。それでジッパーはriri、ホックもフィオッキということで、お願いしたところ、これが現在気絶級の価格で、例えばライダースですとファスナーは5,6本、ホックも6個ぐらいは使いますでしょうか。この副資材だけでその辺のライダーズ(もちろん本革)が買えてしまうような勢いなのであります。

またリモンタに至っては、こちらの身元を照会され「売ってやってもいいけどうちのタグは使うな」と念を押される始末。やんわりと国内ブランドのライセンス生産品?を進められたような、そうでなかったような、です。当方、相応のお金をいただかない限りは、素材メーカーのタグをつける気は毛頭ありませんので、むしろ好都合なのですが、国産品は困ります。ひとこと心の中で言っておきました。「お前はベルサーチか?」

銀座の高級鮨店は、魚の産地の名前は言っても仲卸の名前は前面に出しません。「うちのマグロはどこどこから買ってる」とか。それを前面に出すのは街場の居酒屋で、その仲卸に乗っかりたいわけです、よね。なので例えばロロピアーナのタグ付けて売ってるスーツなど、個人の感想ですが「それどうなん?」と思っております。ちなみに店主は、ブリオーニで、エスコリアルとかビキューナのタグは見たことがありますが、生地メーカーのタグが入ったスーツを見たことはありません。当店、高級店ではありませんが、その気概は持っておりますので、「ロロピアーナのタグをつけて」と言われればもちろんお付けしますものの、「ちょっと違う」と思っているわけであります。

いささか熱くなってしまいましたが、本題のririのファスナーです。よく考えると最近現行品でここのファスナーを見なくなりました。エルメスもセラファンも使っていないような気がします。エルメスが使えないならどこも使えないでしょう。少なくともこの運賃と為替では国内ブランドは厳しいのではないでしょうか。そんな時こそ、one & only、うちの出番であります。リモンタ素材(タグはつきませんが国産品ではありません)でririのファスナーとフィオッキのホックをふんだんに使った、当店別注のライダースやドライビングコート。この秋リリースしますので、ぜひよろしくお願いいたします。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

 

「タンゴ?」、「ニーヨンゴ」

こんにちは、Tango245です。
ビスポークというのは、なかなかに厄介でして、ほとんど00道、修行のような側面があります。雑誌とかには、包み込まれる着心地(履き心地)、美しいシェイプ、最高の素材と丁寧な縫製、一生ものとか、、、、と、いいことばかり書かれていますが、そんな品が初回から手に入るほど甘くはありません。もともとビスポークなど、限られた富裕層の脈々と受け継がれた道楽や身だしなみの集積みたいなもので、そこに我々ごときが単身参入するなど、本来は、「それ絶対アカンやつ」なわけで、待っているのはケモノ道であります。数注文して、顔覚えてもらって、どう見ても変な上がりの物も、「Excellent!」と笑顔で受け取って、それを何回も繰り返して、ようやくスタートラインという感じなんじゃないんでしょうか。

店主の場合、期待はしつつもあてにはしていなく、ビスポークの過程とか、彼らの話(いいわけ)とか、ハプニングとかの周りの部分を楽しむようにしていました。普通に考えると割に合わないのですが、当時は今ほど高くなかったこともあり、そういうものだと思ってやってました。ぼったくりバーでぼられても、二度と行かないんじゃなくて、逆に何回も行ってぼられ続けていると、ある時点からだんだん安くなって、最後は「今日はいいよ」とかになるみたいなものです。何事も「急がば回れ」、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」、人の価値はいくら貯めたかよりいくら使ったかですから、そういう経験が幅を広げてくれたりもすることもたまにはある、と。また数こなしてると場外ホームランみたいな出会い頭の一発みたいなのがあり、それがあるんで止められなくもあるのですが、だいたいは、、、なんで、それも「急がば回れ」なのであります。

一方、ぼったくりバーじゃないですけど、一旦そのインナーサークルに入ってしまうと、今度は至れり尽くせりで、いい素材が回ってきて、いい職人さんが担当してくれて、親身の指導が受けられます。そのゴールまでたどり着けるか、途中「死して屍、拾うものなし」となるかが運命の分かれ目ですが、「夜明け前が一番暗い」ので、実はもう一歩だったのに、あきらめてしまうケースも少なからずでままなりません。特にフランス系は相当ハードルが高く、ゴールがどこにあるのか本当に分かりませんが、クラシコ系はブームの功績は日本も大きく、今の巨匠も何人かは日本様様のはずなので、頑張れば十分入れる領域かと思います。

とはいえ、この為替ですし、海外はインフレですし、「急がば回れ」、「虎穴、、」はそうなんですが、なるべく回り道は避けたいところでもあります。それで、まずは当たりのベンチマークを知るべく、インナーサークルの住民の手放す逸品をゲットしてみるのが得策ということで、本題の写真のコートのご紹介です。

このコート、車で言いますと走行800㎞のコーチビルダー製のワンオーナー物。しかもオーダー主は、ナポリの有名サルトの中で知らない人がいないくらい有名な日本人のかたで、「物欲がめっきりなくなって」とおっしゃりながら、裏地にベビーミンクの毛皮を貼った、カシミアのジップセーターを色違いで2着ビスポークしてしまう天井人であります。先日、久方ぶりにご尊顔を拝見させていただいた際、せっかくですので、これから沼の世界に清水ダイブのお客様に向け、「洋品界の松方コレクション」ともいえるそのコレクションの中から2品お預かりしてまいりました。

うちの1品がこちらのコスタンティーノのコートです。生地はカシミア混のオーソドックスなヘリンボーン、仕様も伝統的なチェスターコートです。テーブルに置くと全くもって普通のコートなのですが、羽織らせていただくとまさにインナーサークル物、当たりの逸品であります。こういった逸品をベンチマークに、ぜひ皆様、哀しくも楽しいケモノ道にお入りください。暗闇で人の気配がした時、味方を識別する合言葉は「タンゴ?」、「ニーヨンゴ」です。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。