熱いアイテム、vol.2

こんにちは、tango245です。
本日は、先日の「熱いアイテム、vol.1」に続くvol.2で、エルメスのネイビーのコットンのビスポークスーツです。エルメスは吊るしのスーツでも数十万円ぐらいかと思いますが、縫製はベルベストとかイザイアとかだと思いますので、プロパーでは、結構「男前な人」でないと手が出ないかと思います(思ってばかりです)。しかし、エルメスは皆様ご存じの通りビスポークも受け付けております。ジョンロブの既成が20万円代、パリロブのビスポークが100万円超の世界ですから、スーツも結構な値段になるのは間違いのないところです。

長年、エルメスのビスポークはチフォネリが請けていると巷では言われております。ですが今回入荷した、このビスポーク、遠目でみると普通の紺のスーツですが、どこか存在感があり、またチフォネリ感がなかったので、例のフランス人に聞いてみると、「エルメスのビスポークはずっとチフォネリが請けていたものの、チフォネリが拡大路線に転じていくのをエルメス側が良しとせず、08年以降は一部か全部かはわからないものの、少なくとも上のクラス?のビスポークは、アトリエを変えていて、、、、」とフランス人特有の皮肉を込めた物腰で長文が帰って来ました。それでその上のクラスのビスポークはどこが請けているかというと、なんと000が請けているとのことです。「言ってもいいけど書くなよ」と言われておりますので、書けないのですがご来店いただければお話しできます。(といってもチフォネリの上ですから限られます。)

当然ながらそのアトリエのアイコン的なディテールはありませんが、そう言われてみるとそんな感じがします。何より存在感があります。知らない人が見ると紺のスーツ、ですがエルメス、しかもビスポーク、さらに仕立ては00、そして当店の販売価格はベルベストやイザイアのセール品並みと、安心?して着れる熱いアイテムです。サイズは着丈75cm、肩幅45㎝で少しポッチャーリな感じです。着用感も殆どないです。色目は写真ではグレーにも見えますが、いわゆる日本的な紺になります。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

熱いアイテム、vol.1

こんにちは、tango245です。
今回、次回と熱いアイテムを二品ご紹介していきます。一つはアンダーソン&シェパードのジャケット、もう一つはエルメスのスーツになります。本日はアンダーソン&シェパードのジャケットになります。

アンダーソン&シェパードにつきましてはFORZAさんの連載でもこのブログでも個人的な感想を書いておりますとおり、60~70年代のもので、かつ程度のいいものでないとあまり食指が進まないのですが、このジャケットは2013年製と比較的新しい?にもかかわらず、着た感じがその昔のものに似ていて、自分が仕立てたものとは明らかに違います。「う〜ん、こういうのもあるのか」と少し嬉しくなったところです。なぜか上目目線ですが「やればできるやん」と。と同時に「なんで自分のは、、、」とも感じてしまう訳ではあります。

それでこのジャケット、2013年製である点、柄があまり選ばないような点等から、恐らくですが、これはジョン・ヒッチコック氏が大きく絡んでいるのではないかと踏みました。彼が引退するのが2014年なので、彼の長年親しいお得意さんが、彼の引退を意識し仕立てておいた(だけど着なかった)物で、彼も、もう最後だし、00さんだし、と張り切ったんではないかと、完全に手前味噌な意見ですが、それほどに雰囲気のあるジャケットであります。

サイズはイタリア物で44−46、英国で34−36というところで、柄はあまり見ないような柄で、すでに何着もお持ちのお客様にはハマるかもしれません。程度はほぼミントです。当店、衛生面を重視し、通常はカシミアはもちろんビキューナ等でも、「販売前にはドライクリーニングだけではなく、水洗い」を基本としております。ただ状態が非常にいい商品につききましては、どうしたものか悩むのですが、このジャケットもその部類の状態のジャケットであります。

それと話は変わりますが、旧店舗にご来店いただいたお客様、ありがとうございました。プレハブの駐車場の2階、倉庫のような店舗でありましたが、ひるまず上がってきていただき感謝しております。おかげさまで、ようやくですが、引越し作業も落ち着き、事務方スペース、各種届出はこれからですが、店舗スペースは完了しております。またいつでも遊びにいらしてください。もちろんご新規のお客様も全力でお迎えいたしますので、ぜひよろしくお願いいたします。今回も、雑居ビルで案内板の表札もまだありませんが、貸しレコード店から始まったAVEX、ガレージから始まったAppleのように、日本の若い職人の皆様と世界を目指して参ります。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

 

 

英才教育!

こんにちは、tango245です。
ファッション雑誌・メディア業界で快調に飛ばすFORZA  STYLEさんにて、古着屋の店主が野球用品を紹介するという、変に強気なtango245でありますが、意外と好意的なご意見をいただけておりまして、皆様お心遣いありがとうございます。直近回は、本線に戻りジェノバの銘店「フィノッロ」と今は形態が変わってしまったシャツ生地の雲上ブランド「シモネゴダール」の合わせ技となっております。どちらも孤高のブランドなのですが、最近は雑誌等で紹介されることもないので、よろしければこちらもお付き合いくださいませ。ちなみにイタリア警察に逮捕されかけた話というのは、こちらのブログにて書いておりますので、合わせてお読み頂ければ幸甚です。

それでフランスの細いルートから、キッズの洋品がいくつか届きました。エルメスのネクタイ、シャルべのストライプのシャツ、フランチェスコ・スマルトの6つボタンダブルのビスポークジャケットという、ネジの外れた組み合わせです。大人でもなかなかいないと思います。ボトムスをデニムで、ノータイでシャツのボタンを2つ、3つ開けて、ジャケット羽織って、フランス映画風に着崩すもよし(そんな小学生いるんか?)、ウールのパンツでネクタイ締めて正統的に着こなすもよしです。ぜひ、息子さん、お孫さんには、明日の日本を託すべく、たまにはこういうので英才教育もよろしくお願いいたします。サイズ感はよくわからないのですが、ジャケットの着丈が襟下から58cmですので、身長135cm前後ぐらい?小学校2,3,4年生ぐらい?と思います。(適当です)

あと新仮店舗ですが、日本橋蛎殻町1−30−11、ヨートービル5階になります。だからどうしたですが、当初はエレベーターで5階に上がった後、階段でもう1階と隠れ家的あるいはペントハウス的な6階で契約していたのですが、雨漏りが発覚したとのことで、貸主様と管理会社様のご厚意で5階をご提示いただきました。仮店舗とは言え、旧店舗より店らしくはなっておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。昨日引越しで本日からフル稼働、垂直の3乗立ち上げとなっております。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

仮店舗移転

こんにちは、Tango245です。
突然ですが、10月半ばに、仮店舗に移転することになりました。もともと老朽化に伴い、前々から立ち退きの方向性は決まってはいたものの、オリンピック誘致やコロナ禍等でなかなか進まなかったのですが、ようやく物件(といっても仮店舗なのですが)が決まりました。

表参道や神宮前で超高級路線に、とも考えましたが、店主の芸風に合わないので、これまで同様、アホアホ路線継続です。詳細は後日あらためて掲示いたしますし、ご予約いただいく際には、詳細ご説明いたしますが、今のところから500mぐらいのところで、住所は日本橋蛎殻町になります。今回、2年の仮店舗ですので、内装等には、より一層お金をかけることはなく、コンクリート打ちっ放しならぬ段ボール置きっぱなしのコスコやメトロのような感じで始めますが、何卒よろしくお願いいたします。ということで今後梱包等が並行することもあり、ご迷惑おかけしてしまいますので、一部の商品、移転セールをおこなって行きます。もう少し安ければとお考えのお客様いらっしゃいましたらお問い合わせいただければと存じます。(なるべく頑張ります。)

現在、FORZAさんの連載第3回をアップしていただいております。ファッション雑誌になんと野球用品を紹介するという暴挙を犯しておりますが、自分が持っております服で一番古いでもあるのと同時に、逸品のチカラを潜在的に認識するきっかけとなった服でありまして、ぜひともご紹介したく引っ張ってまいりました。洋服や靴やカバン、時計といった洋品、家族や恋人の応援には及びませんが、それでもいいもの使っていると、初めは気恥ずかしいくてもそのうち板についてきて、何でもできるような気になり、時に自分の実力以上の実力?を発揮させてくれます。現役バリバリの皆様、商売道具には、ぜひいい品をお取り入れいただき使い倒してみてください。のんびりモードの皆様は、笑う門には福来るで、美味しいもの食べて、いつもニコニコしていてくださいませ。ユニクロでもいいんですけど、ユニクロでは体験できないトコロに連れて行ってくれると思います。

連載もそろそろ序盤から中盤に入っていきますので、少しずつギアを上げていければと思います。軽い感じで引き続きお付き合いくださいませ。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

 

 

 

 

 

4着大人買い!

こんにちは、Tango245です。
「恋も仕事ももう上手くいくしかない」と、以前ご紹介しました、ブルネロクチネリですが、続々?と成果をご報告いただいております。インスタグラムでは「うまくいかなければ、ネクタイとチーフをお付けいたします」と書きましたが、幸か不幸か今のところお付けさせていただいたことはなく、皆様の日々の生活やモチベーションに少しでもお役に立てているのであれは、店をやっている意味も感じられると思う当店であります。

洋服もハマると、ダルクオーレやパニコ、チャルディやセミナーラぐらいのスミズーラでないと、吸っている感じがしなくなります。ですがピノノワールみたいなもので、当たればテスラの加速のようにぶっ飛べる反面、残念ながらハズすことも少なからずやですが、一度知ってしまうともう戻れない、「知らないほうが幸せ」の世界であります。

「知らない」方の世界でいえば、コスパはゼニアで、ゼニアでいいではなくゼニアがいいというアレです。ですが洋服ジャンキーにとっては、結構気恥ずかしかったり、「なんで俺がゼニア」と悶々としたりで、それでも社会復帰を目指し頑張って着ても、時々は相手がジャンキーで「なんだゼニアか」と思われたりすると結構落ち込むので、世の中、どうでもいいところ、細かいところでなかなかままにならず、悩みは尽きません。

ですがこれがブルネロクチネリであればいかがでしょうか。好感度、知名度ともにゼニアよりは2ノッチ上、女性からの評価は上がること間違いなしですし、ジャンキーは直接絡めず、手を出せない領域(街の不良も「あいつはやめとけ」みたいな)なので安心して着れます。さすがにカシミアだと、その高級さからやり過ぎ感が出てしまうかもしれませんが、カシミア等でなければ、一見何の変哲もないようで、滲み出る素材の高級感と優しいシルエットがどこか上品な雰囲気をお膳立てしてくれ、ジャケットを脱ぐときに見えるそのブルネロのタグが、襟を立てたときに見えるそのブルネロの刺繍が、ダメを押してくれます。やはり恋も仕事も、もううまくいくしかありません。

問題はその雲上的な高価格ですが、当店ですので、普通の値段で出せます。今回また未使用のサイズ50が4着入荷、ジャケット単体ですので、税別12万円で出しております。「ゼニアはちょっとな」というお客様、洋服ジャンキーから社会復帰を目指すお客様、「これからファッション」のお客様、結果は上述のように出てきておりますのでご検討いただければと存じます。4着大人買いでもほぼ定価の1着分、大人買いしていただければピノノワールで一席設けます。(ハズしたらすみません)

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

 

 

その香水のせいさ

こんにちは、Tango245、結城恵介です。
大手企業なら今でも接待用に色々な席を確保されていると思います。代表的なのは東京ドームのネット裏周りの二階の一角でしょうか。試合を観れる席が数席あって、その奥に食事ができる個室があります。球場に入る入り口も別なので楽チンです。自分も何回か連れて行ってもらいました。おかげさまです。

一方、個人で楽しめるお手軽バージョンが、日本ハムの本拠地が東京ドームだった頃の「ほろ酔いシート」であります。これは、対角線で外野より遠い内野の奥の方の席の一角が、日産スタジアムでいうとB’zの二人が胡麻粒に見えてどっちが稲葉かわからないようなシートではあるものの、ドリンク一杯と日本ハム製品一品ついて、確か1000円という破格のシートでした。当時、日本ハムは半分は札幌も使っていたと思うのですが、東京ドームの時は狙い目でした。というのもそんなシートが設定されるぐらいですからガラガラなわけです。それで回を追うごとにサラミ方式で席が移動、なぜか試合中盤にはネット裏の4,5列目にいるという超常現象が起こるともっぱらの噂のシートです。さすがに松坂の時は混んでいてネット裏までは無理でしたが、それ以外のカードだとだいたいは大丈夫でした。ですがそんなシートも難点はトイレです。せっかくの超常現象が起こっても、トイレに行けばリセットされます。出るには出れますがスタンドへの入り口はその外野より遠い内野の奥です。あまりチョロチョロしてるとこの超常現象が解明されたりもしますので、慣れてくると無料の一杯目はビール(定価は800円)、2杯目以降はチューハイ(500円で安い)でチビチビやるようになりました。

東京ドームは別としてセリーグなら神宮球場です。意外とここの年間シートも企業は持っているのですが、当時は人気がなかったので接待には不向きで営業マンも使わなかったようです。それで「使わないなら回してよ」ということで結構回してもらいました。色々な選手のプレーを見させていただきましたが、別格に凄かったのが「大魔神、佐々木」です。神宮球場のブルペンはグランドの中にあり、終盤、ベイスターズだと大魔神がそこで肩を作り始めるのですが、このキャッチボールが超絶でした。自分はネット裏中段でその投げ込みの延長線上にいるのですが、キャッチャーが立っていると、投げるたびに危ないと思って身体が本能的に仰け反るんです。相当離れていてしかもネットもあるのにです。自分だけじゃなく周りもそうで、局地的にはもう試合そっちのけで盛り上がっていました。あんなボール、打席に立ちたくないです。外人でも同じだと思いますよ。それプラス、あのフォークがありますので、そりゃあ打つのは無理だと思います。別格でした。

ということで、FORZAさんの連載第2回は、バーグドルフのダブルネームでありました。バーグドルフの話は、少し前に書いていますが、別格です。うちの別注品も海外でコラボ受けるとしたら、パリのオールドイングランドかここだったのですが、オールドイングランドはすでに閉店、ここも親会社がチャプター11で、昨今の業界の流れや消費動向を感じざるを得ませんが、当時のような商品への熱い気持ちは当店で引き継いでいきたいと思っています。

そんな想いもあり、そんなバーグドルフのダブルネームをご紹介させていただきました。相方は、80年代代表としてアルマーニ、90年代代表としてドルチェ&ガッバーナをお持ちしました。どちらも今のように大きなロゴ等ついてないいい時代の物です。今着るにはアルマーニは少し厳しいですが、ガッバーナの方は、その香水のせいなのか、今着ても普通に格好いいので気に入っております。また店内には、このほか、バルスターやシモネゴダール、セントアンドリュースやマークジェイコブス等多士済々の布陣であります。涼しくなれば、このバーグドルフ、ダブルネーム祭りも控えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

 

アイリッシュリネンその後

こんにちは、Tango245です。
昨年、ブログのなかで、究極の3品として、アイリッシュリネン、ロシアンカーフ、ビキューナを上げさせていただきました。すでにみなさま結構な量の洋服や靴を持ってしまっている一方で、買いたい商品もなかなかなく、物欲減退モードが蔓延する昨今でありますが、物欲の減退は、健康にも影響いたしますでよろしくありません。ですのでお手持ちの洋服は、ヤフオクやメルカリ等で減らして場所を確保、そして逸品を少しずつ揃えていかれるのはいかがでしょうかということで、例えばとして上記3品をご紹介させていただいた次第です。その後、当店にあるこの3品、程度のいい高額な商品からお買い上げいただけるという、ありがたい状況で、アイリッシュリネンのスーツ生地は現状完売しております。

リネンは、ざっくりいうと3工程あり、フラックスという原料を栽培・収穫する工程、それを紡績し糸にする工程、それを織って生地にする工程で、本来は、この3工程全てアイルランドで行われて初めてアイリッシュリネンとなるかと思いますが、現在フラックスは、フランスとベルギーが主流でアイルランドに農場はなく、紡績工程、織る工程は中国が主流のようであります。アイリッシュリネンというとハートマンズ社が有名で「リネンのロールスロイス」といわれていましたが、同社も2004年に廃業、また営業中もフランスやベルギーのフラックスを使用していたようです。アイルランドでは現在わずかに残った小さなメーカーが、アイリッシュリネンの組合を作っているのですが、その組合のアイリッシュリネンの定義も、上記3行程のうち、どこか1つの工程がアイルランドで行われていれば認定されるようなので、ちょっと違うのかもしれません。

アイリッシュリネンの魅力は、スーツの生地で言いますと、いぶし銀のような鈍い光沢感とコシにあり、いわゆるアイルランド的なという意味のアイリッシュリネンとは、凄みがちがいます。実際当店でも、スーツやジャケットをお探しでお越しいただいたほとんどのお客様が、アイリッシュリネンのスーツをお手に取っていただけます。光沢感や色目等、ああだこうだと説明の必要もなく、やはり存在感が違うようです。

この凄みの源泉は、アイルランドで栽培される原材料と湿式紡績機を使った紡績技術といわれています。ハートマンズ社倒産後、同社の機械は南アメリカに移転されるのですが、その企業も結局は倒産してしまっています。ということで、原料は現地では栽培されておらず、紡績技術も途絶えてしまっていますので、本当の意味でのアイリッシュリネンは、40-50年前頃のデッドストックまでさかのぼらないと意味がないと思われます。

またアイリッシュリネンのそもそもの魅力は、高番手にあるともいわれております。洋品で言いますと、チーフ類ということになりますでしょうか。当店チーフ類ですと20-30枚の在庫があります。また昔のハンドロールは超絶技巧ですので、その素材感と相まって存在感は大きいです。また写真をご覧いただきたいのですが、添付シールの最下段に25¢とか19¢とかの表示があります。おそらく値段だと思うのです。間違いなくリアルなアイリッシュリネンですが、いったいいつ頃の物かかなり雑ですが類推してみました。

ギブソンのギターにES335というのがあります。いわゆるセミアコの代表的なギターで、ラリーカールトンやリーリトナーを始め、国内でもパラシュートの、松田聖子の「夏の扉」や松山千春の「長い夜」のギターのリフを弾いた松原正樹の相方の今剛が愛用していましたが、なぜ335かというと1958年の発売当時335ドルだったからと言われております。現在ES335はヒスコレで約50万円、1ドル100円とすると5000ドル、約70年で15倍の上昇となります。一方のチーフですが、今だと一枚5000円くらいでしょうか。ドル100円だとすると50ドル、仮に一枚20¢だとすると250倍の上昇になります。ギターとチーフ比べるな、ヒスコレで比べるな、チーフ1枚5000円もするか、突っ込みどころは満載ですが、まあ超長期ならインフレ率の影響が一番大きいかもしれませんし、ヒスコレでなくスタンダードなモデルで比べるとさらに差は広がりますし、仮にチーフ一枚1000円で計算しても、50倍の上昇ですから、少なくとも1950年代はくだらないと考えております。ちなみに50倍を単純にリニア(70年で15倍)でさかのぼると約100年前、250倍だと約135年前となりますが、例えばハートマンズ社の設立は1835年ですので全然余裕です。ということで在庫限りではありますがご検討いただければ幸いです。ちなみに洗ったら溶けるかも思い、何枚か洗ってみましたが、全然大丈夫でした。さすが質実剛健なアイルランド製です。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

FORZAさんで連載開始

こんにちは、Tango245です。
‘No mistakes in the tango. Donna, not like life.’  (ドナ、人生と違って、tangoには間違いがないんだよ) 1992年の映画「セント・オブ・ウーマン」で盲目の退役軍人役のアル・パチーノがいうセリフであります。「tango には間違いがない?」、一瞬ドキッとしますが、そこは聞き流すところです。あとで「間違えた場合は、、、」と付け足しもしていますので。

この映画、ファーストクラスでNYに行き、ウォルドルフ・アストリアホテルのスイートに泊まり、(確か)モンディアルのカブリオレを試乗、ホテルの部屋でスーツをビスポークし、付き添いにダンヒルへモンティクリストを買いに行かせようとし、帰りはフルストレッチリムジンでボストンのプレップスクールまで全力でぶっ飛ばす等、小技満載で、本題の退役軍人の悲哀、学校生活での友人との葛藤等はもちろんですが、なかなかに見ごたえのある映画であります。ちなみにこの演技でアル・パチーノは悲願のアカデミー賞主演男優賞を獲得しております。

その中で、たまたま待ち合わせで隣の席にいた美女の席に移り、一曲いかがですかと誘い、「失敗が怖いので、」と断る美女に言ったのが冒頭のセリフです。ある・パチーノの身長はアメリカ人の中ではかなり低そうですが、そんなことは感じさせない圧巻の演技であります。ああいう風に年を取れたら最高と感じさせてくれます。またこの場面で登場する美女、ドナが、06年以降の人気TVドラマ「バーン・ノーティス」でマイケル(声は栗田寛一)の恋人役のフィオナを演じるガブリエル・アンウオー、友人役がM:I:Ⅲで武器商人オーウェン・ディビアンを演じる、ボリス・ジョンソン似のフィリップ・シーモア・ホフマンで、それぞれいい感じの若き日を見ることができます。

それはさておき、少し前にお知らせしました、FORZA STYLEさんでの店主の「捨てられなかった服」企画がいよいよ連載開始で、第一回が絶賛?掲載中であります。「江夏の21球」ならぬ「店主の14球」ということで、球種はすでにお渡ししており、配球は編集部にお任せしているのですが、店主もどのボールが採用で、順番がどうなるのかも知らなく楽しみであったのですが、第1球目は、かつて江川が初球、掛布に投げる、ボァーンとしたスローカーブ?、大学生時代に買ったデザイナーズブランドでした。掛布も打とうと思えば軽くスタンドまで持っていけるボールですが、そこは昭和の名勝負、「野茂vs清原」、「松坂vsイチロー」に勝るとも劣らない組み合わせなので、歌舞伎の型のように掛布もお約束で見逃します。ということで今後も続けていただける予定ですのでよろしくお願いいたします。スピードガン計測不能の速球も控えております。(何球目?)

店主が大学生の頃は、大学生がディスコを借り切ったり、スキーツアーを企画したりが全盛期で、付き合いでチケットがよく回ってきました。それでその付き合いで買ったチケット持ってデザイナーズブランドの服着て時々顔出しておりました。遠いのでそのうち買っても行かなくなりましたが、当時は、六本木もまあまあ路駐で大丈夫でしたし、少しぐらいならアルコールもOKだった?ので、おおらかないい時代でありました。(自分は飲んでません)

デザイナーズブランドも様々なブランドが出ました。老舗のJUNなんかは、少し遠方でしたがジュンクラシックやロペ倶楽部といった、トーナメントも行われる本格的なゴルフコースを持っていて、どうでもいいですがヤクルト飲み放題(これが意外と最高)、またロペ倶楽部の18番の浮島なんかも懐かしいですね(まだあのまんまなのでしょうか)。そんなブームも「盛者必衰の理をあらはす」のとおり、いつしか収束し、気が付くと多くのブランドのスーツが「洋服の青山」の店内にあったりして、なんとも切ない感じであります。ニコルとか、タケオ・キクチとかはまだ健在で、アウトレットとか、時々店内に入ったりもしましすが、掲載されたシャツ(結構マニアックです)のような熱量はなく、個人的にはもう買うことはなさそうです。また今の若い人たちに人気があるようでもなさそうなのでなんとか頑張っていただきたいものです。雑誌のブルータスなんかは店主も特集次第で今でも買ったりします。かれこれ30年以上の付き合いになります。そんな感じでデザイナーズブランドとも時々はお付き合いさせていただきたいと思っているわけです。

それで色がショーケンのイメージではなかったので今回は出さなかったのですが、イン&ヤンのジャンパーが、デッドストックで1点あり、番外編としてここでご紹介します。これを買ったのは大学生の頃ではなく就職してからのはずです。当時は、周りも自分もアルマーニやベルサーチ等のイタリアンファッション全盛時だったにもかかわらず、広尾の本社?で買った記憶があります。やはり自分はこのブランドが今でも好きなようです。webに載ったジャケットは今着るのは少しきついですが、こっちはいい感じかもしれません。ぜひ一度見に来ていただければありがたいです。税別1万9800円です。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。

スーツは飛び道具

こんにちは、tango245です。
先日、ある競技の日本代表選手にお越しいただけました。当たり前ですが、にわかではなく、本チャンのアスリートで、肉体は実戦とトレーニングで鍛え上げられております。スタンドで見ても目立つと思いますが、当店のような小さな空間、まじかで拝見すると、これまでの戦歴とも相まって、日本刀のような凄みが感じられました。ですが表情は温和で、偉ぶるところなどなく、清々しいナイスガイです。今後もできる限り現役を続けていただき、競技を引退した後は、別の分野でまた日本代表として活躍してほしいと思います。

もともと「大きなサイズの靴があれば」とのお話でしたが、帰り際、こちらもスーツのサイズ感を勉強させていただこうと思い、お願いして店内のビスポークのジャケットを何着か羽織っていただきました。ですが、その鍛え上げられた肉体に合うジャケットはなく、肩と袖で合わせると、胸やお腹が全く合いません。パニコもチャルディもカラチェニもヘンリープールもハンツマンもお手上げで、揃いも揃って完全に足を引っ張っています。店主にしてみると「おいおいお前らどうなっているんや、ちゃんと仕事せんかい」、「何が巨匠じゃ、誰が巨匠じゃ」という感じです。彼らにしてみると、普通の人が着ると実際に格好いいわけですから「セニョール、お言葉ながらこれは彼に仕立てたわけではないので、そこは、、、」ということになるのでしょうけど、こちらとしては、「言い訳はいらん。これだけいて誰も対応できないんか」という、ブラック企業特有の展開です。

まあセビルロウやナポリで仕立てる御仁は、傘を持った細身のノッポさんか、アタッシュケースをもって帽子をかぶったポッチャーリな人が多いイメージ(個人の感想です)なので、鍛え上げられた逆三角形の体型は、むしろ真逆の方向性ともいえます。このレベルまで来ると、スーツは多分、既製品でも厳しく、オーダーしかないんだろうなと思いつつ、その彫刻のような逆三角形の体型に合ったスーツはどれだけ格好いいのか、見てみたいと思うと同時に、そもそもスーツはその人の欠点を隠すものではないのか、とも感じたわけであります。

彼のような肉体の持ち主は特別で、それを手に入れるためには強い意志等々が必要で、通常はなかなか持続できることではありません。それでスーツ(ジャケット)はどちらかというと特別じゃない普通の人々を格好良く見せる「飛び道具」のような気がするのです。スーツ(ジャケット)はカッティングや目の錯覚を利用できますし、時にはパッドも入れて直接的に欠点をカバーできます。実際、補正がドンピシャにはまったジャケットを羽織ると見違えるように格好よく見えます。少なくとも、Tシャツやポロシャツ、セーターでは、体型の悪さはそこまでは隠せません。なのでとりあえずジャケットを羽織っておくのが、「○○喧嘩せず」でベターな選択になるような気がしております。ぜひ仕立ての良いジャケットを羽織られ、美味しいものを食べながら、いつもニコニコお過ごしくださいませ。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。

 

 

行きつけのお店で

こんにちは、tango245です。
「ちょっといい服着て、美味しいもの食べて、いつもニコニコしていたい」と常々思っているのですが、なかなかそうもいかない店主です。会社員時代は外食も多く、また「お前、最近交際費使っていないけど、仕事してるんか?」と詰められるようないい時代でしたので、結構いろんな店にお邪魔してきました。ブラック企業でしたが、そのブラックが光りすぎて反射し、チャコールグレーやミディアムグレー、時にはライトグレーに見えるのか、他からは何故か羨まく見えたようです。昼食なんかは、後輩に予約取らせてタクシーで遠征もしていましたが、そのお店が???だったりすると、そこはブラック企業ですので、帰りのタクシーは「何を見たんや」、「お前、仕事もそんなやりかたなのか」、「経済的損失を計算してみろ!」、「モチベーションの低下の式は?」、「偏微分してから積分しているんやろうな(なんで?)」等々、自分の同僚は愛情をもって詰めまくるので、後輩達は大変でありました。自分は冒頭のように生きたいと思っているのでなだめる役でした。ランチで詰めまくる同僚(一理ありますが)と私、どっちもどっちですが自分のほうが性格は悪いかもですね。

そんな我々も、年を取ってくると出不精になり、港区なんかは足が遠のき、歩いて帰れるような近場で済ますことが多くなります。近場からそのあと銀座まで繰り出したりもありますが、近場で飲むと、歩いて帰れるという安心感から、だいたいは途中から記憶なくしてしまい、、、と反省の毎日であります。ということで、行きつけのお店はここ10年でめっきり減ってしまい、個人的に無理をお願いできるようなお店はほぼなくなってしまいました。

行きつけのお店が減ってしまった理由は出不精が最大の原因ですが、もう一つ、自分の行きつけになるお店が何故か閉店してしまう傾向があり、どうも自分は疫病神じゃないかと感じております。そもそも外食は、ハレの舞台を除けば「味と価格の費用対効果」が基本で、そのレシオのとりわけ高いところが行きつけになると思うのですが、そういうお店はどこかに負担がかかっているわけで、経営的にはきつくなります。その結果、立ち行かず閉店になってしまうという流れで、自分はそのレシオの高いお店をチョイスしているのかもしれませんが、閉店されてしまいますと、元も子もありません。最近、そういうお店には「もう少し値段上げられた方が、、、」とか「少しお休みお取りになられた方が、、、」なんて、大きなお世話なんですが、思ったりしております。年間2割の店が閉店してしまうという、もともとレッドオーシャンな飲食市場、厳しい業界です。実は店主も付き合いで過去に飲食店を1軒出して1年で閉店しております。20年とか30年とか続けられているお店は凄いなと思っております。

そんな中、「ファッションにはこれまであまり興味がなかったものの、食べ物には興味があり、いいレストランに夏に着ていける洋服を、、、」というピンポイントな目的をお持ちのお若いお客様にお越しいただけました。洋服に興味を持っていただけるのはありがたいですし、なにより「洋服とワイン(と車)でそれぞれ家一軒」の店主の、ある意味、得意な分野であります。全力でお話を聞き、こちらも(夏なのに)コートのお話等をしながら、いろいろとご試着いただき、オラッツイオの麻混サマーウールのシンプルな生成りの無地のジャケット(定価約40万)、チフォネッリの白い麻のシャツ(定価約5万円)、PT01のサマーウールのパンツ(定価約5万円)を。「革靴は履かない、いつもスニーカー」ということでしたので、これならどうと、ソールを改造したマーガレットハウエルのキャンバス地のプレーントウ?を、さらに500g近くあるロレンツィーのワインオープナーを粗品につけさせていただいて、全て新品未使用(当店新品の現行品は実店舗最安値でユーズドより安いので)で固め、総額税込み10万円台半ばでご提供させていただきました。ちなみにブルネロのスーツやダルクオーレの新品未使用品も10万円台半ばのご提供、サイズが合えばお買い得です。(宣伝です。)

今回は夏物レストラン編でしたが秋冬バージョンでしたらさらに充実した案をご提示できますし、また、レストラン編の他、オープンカー編、彼女の両親に挨拶編、私立中学の面接編等、各種ご用意しております。ぜひ「いい服着て、美味しいもの食べて、いつもニコニコ」な人生をお過ごしください。高額品をお求めいただいた場合は、店主の(今や数が少くなってしまった)行きつけの店でよろしければ、一席設け高級ワインを開けます。「昔はよく高いの飲んだけど、最近はもっぱら安旨ワインや」のお客様や、「高いのなんて飲んだことないわ」のお客様、たまにはいい服とともにいかがでしょうか。よろしくお願い申し上げます。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。