こんにちは、Tango245です。
だいぶ前に、コットンスーツについて、夏は暑くて冬は寒い上、重いし汚れは取れないし、、、でコスパは最悪にもかかわらず、みんな(もちろん店主も)大好きで、なぜかヘビロテで着てしまう「コットンスーツあるある」を書いておりますが、本日はサマーカシミヤについて書きます。例によって営業トーク満載です。
サマーカシミヤといっても夏に着るわけではありません。夏用のカシミヤと解説されていますが、何着ても暑い夏にカシミヤなど言語道断。汗だくだくで10分で終わります。よく言われる「肌寒い夏の夜」など1年に1日もありません。夏のスーツは麻のソラーロがほぼ一択なのであります。(じゃあ何で今書く?)
まあ夏にカシミヤが無理筋なのは考えなくてもわかることで、実際は誰も買いませんので、だいたいは売れ残ってセールに回り、もうひと頑張りすれば「持ってけ泥棒」価格まで下がることも久しからずやで、一方贅沢極まりない雲上素材は扱うブランドも限られるうえ縫製も極上。その結果、昔は本当に美味しくゲットできました。最近は、売れ線以外は初めから作らないのか、見ること自体がめっきり少なくなってしまい、残念です。
で、いつ着るのかということですが、ベストシーズンは夏ではなく秋冬でなのであります(それこそ何で今書く?)。店主にとって、少し暖房の効いた冬の室内では、ジャケットはほぼこれ一択で、冬は毎日サマーカシミヤで過ごしたいと思っているくらいです。分厚いカシミヤのジャケットとカシミヤのコートの組み合わせなどは構造的に破綻しており、室内ではジャケットを脱ぎたい衝動に駆られてしまいます。なので分厚いカシミヤはコートに任せて、中のジャケットやスーツをサマーカシミヤで調整するわけであります。ですが繊細な生地のカシミヤの中で、さらに繊細なサマーカシミヤ、ヘビーローテーションは厳禁ですから、何着かは持っていたいアイテムとなり、季節外れのセール(そもそも季節外れがベストシーズン)で出ている時は、サイズ関係なしで即「買い」となっていたわけであります。サイズなど後で何とでもなります。まあ合うに越したことはないですけど。
と言うことでサマーカシミヤのご紹介です。当店ブレーヤーズコンディションのネイビー無地の3pが1着、キトンのミントコンディションのジャケットが1着、パープルレーベルの未使用スーツが1着あります。ネイビー無地はロロピアーナのサマーカシミヤ、店主がロロピアーナ本社併設のショップで購入し、それをローマに持ち込んで仕立てた渾身のビスポーク、しかも3ピース、紺無地のハネ満です。キトンも今はなき日本の銘店、ピッティコレクションの沼のお客様のビスポークであります。これらサマーカシミヤのビスポーク、当然セール品ではありませんので仕立てる方もガチなのであります。またパープルレーベルの方は既成の訳アリ品ですが未使用で、一見普通に見えるのに全然違うサムシング。ブルネロを超えたオーラが出ています。一応サイズを書いておきますと、順に44、48、48Sという感じ。今年の秋冬はこれでよろしくお願いいたします。まあ、これからも梅雨前ぐらいまでは行けると思います(営業トークです)。
大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらとこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。