別注トレンチコート

こんにちは、Tango245です。
毎度で恐縮ですが本日も別注品のご紹介です。今回はリモンタ社のデービスを使った、ダブルのトレンチコートになります。ロングコートのポートフォリオを考えた場合、一般的にはウール系のポロコートやチェスターコートとバーバリー系のトレンチコートやステンカラーコート、それらの色違いということになるかと思います。ですがあまのじゃくな店主としましては、ここに、シルクのステンカラーコート、シングルのトレンチコート(別注品の第2弾)、さらにナイロン素材のダブルのトレンチコートを入れたくなるわけであります。

バーバリー系のトレンチコートは間違いなく格好いいわけですが、ビジネスですと重い上、どこかやりすぎ感が気にかかる一方、週末の夜ですと品行方正感が逆に出てイマイチ。銭形警部のようになるとイタいので、一般的にはビジネスではステンカラーコートが無難になるあけであります。実際重宝するのですが、それが毎日だとどこか味気ない日常になってしまうので、当店ではシングルのトレンチコートをご提案しているのですが、やはりダブルのトレンチコートは捨てがたいものがあり、どう日常に落とし込むかがポイントで、その解決策がナイロン素材なのであります。

店主は、ボルサリーノが好きで長年あれを被りたかったのですが、敷居が高く、なかなか踏み込めないでおりました。そんな折、ナイロン素材のボルサリーノを見つけ、これなら、と被ってみたところ、それほどのやりすぎ感はなく、すんなりと入っていけました。なのでダブルのトレンチコートもそうじゃないかと思い、どうせならと、国内ライセンス物でないリモンタ素材を本国から調達し企画してみました。最近はあまり見ないリモンタ、見ても国内ライセンス物がせいぜいの中、やっぱり本物は違いますわ。

一方、やりすぎ感のもとは逆三角形型のガッチリした肩の感じにあると考えましたので、レディースのモーダよりのパターンを参考にAラインを取り入れ、銭形警部の色を消しに行きました。イメージは、全然違いますがビバリーヒルズコップの冒頭の銀行強盗の女性のコート(あれは白いコートで肩幅ガッチリですがまあそういう時代なので)であります。そんなこんなでできたのが写真のサンプルであります。当店のドカジャンはネイビー一択ですが、今回のトレンチはブラック一択、なぜなら週末の夜仕様だからであります。これでコートを巡る旅もテルミニ駅に無事到着で、あとはお仕事に専念なのであります。ちなみに局地的に大好評の当店のドカジャン(ネイビー一択です)はキルティングの裏地付きも始めており、秋からはミンクの毛皮付きも始めます(ネイビー一択です)。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。