フランスの細いルート

こんにちは、Tango245です。
本日は、店主が持っているフランスの細いルートについてお話します。かれこれ30年、洋服の荒波にもまれている店主ですが、雑誌から多くのことを教えてもらい、いつかは現地で買い物を、と思いを馳せ、その後、ようやく実際に英国やイタリアに出向けるようにもなり、一次情報にも接するとともに、海外の友人も出来、現在はふざけた店舗を持っております。それで、知り合いに若干一名、かなりマニアックなフランス人がおりまして、今でも時々商品を回してもらっております。

このフランス人がジャンキーなのであります。一応、店主も、ガットにオーダーした二人目の日本人として、パニコからホテルにチョコレートの詰め合わせが届く日本人として(一回だけです)、フィノッロのシャツをカラチェニで仮縫いしたあとイタリア警察に逮捕されかけた日本人(潔白です)として、カンパーニャでハリウッド女優とお茶した日本人として、クレバリーでロシアンカーフのアタッシュケースをオーダーした日本人として等々、ネジは何本か外れていて、そのいくつかは彼も知っていて、時々「クロケット&ジョーンズの古いビスポーク買わないか」とか、「ルソーのチフォネリ買わないか」とか、「タグなしのカラチェニ買わないか」と意味不明?の連絡をくれるわけです。

「なんでクリケット&ジョーンズなん?」、「お前知らんのか?」、「いや知ってるよ」、「古いビスポークだぞ」、「そうなんだろうけど」、「だからぁ」、、。なんか話がかみ合いません。よくよく聞いてみると、ドミトリーゴメスの靴だということがわかり、「早く言えよ」、「言ってるだろう」とそういう会話になるのです。

「ルソーのチフォネリのダブルのスーツあるぞ」、「いくら?、ずいぶん高いな」、「お前ルソー知らんのか」、「知らん」、「ルソーっていうのは、、、中でもダブルは、、だいたい、、」と講義が始まるわけです。

カラチェニの系譜について聞くと、解説が延々続いた後、「タグなしのカラチェニあるけど」、「いや、タグないとダメだろう」、「わかってないな」、「はあ?」となり、最後「だいたいビスポークして、そこのタグ付けて名前書いてもらっているうちはまだまだなんだよ」とこうなるわけです。

やっぱり本場の情報は違うというか、どこの国にもジャンキーはいるんだなとか、いや彼が異常なんじゃないのか、とかいろいろありますが、「フランスの細いルート」として、今後ブログにも時折登場するかもしれませんので、よろしくお願いいたします。そんなこんなで「フランスの細いルート」品は、買っても損はない銘品になっていると思いますので。

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