こんにちはTango245です。
当店は軍物、実物も厳選して在庫しております。もともと軍物は、戦時中、最も貴重な資源ともいえる兵士を守るため、服にもミルスペックが適用され、素材や縫製を吟味、機能を追求し進化してきたわけですが、今日でもデザイナーがアイデアに困ると軍物に走るようで、ファッション性においても時代を超えて評価されているかと思います。中でも、オフィサーコート、ピーコート、N3B等は不変でありますし、バーバリーやアクアスキュータムのトレンチコートもある意味、軍物と言えるか、と。
現行品は機能が進化していますが、我々通常の生活はそれほど過酷な状況ではないため、古い品で時代を感じるのも一考かと思います。軍物は製造年が記載されているので、自分が生まれた年のものなら愛着も一層湧きます。しかし気になるのは程度、特に衛生面は大事です。誰が着たかもわからない。どこで来たかもわからない。そこで当店では購入の際、品物の厳選はもちろんですが、加えて当店在庫のスーツやコート同様、軍物に関しても水洗い+超音波洗浄を施してあります。当店はドライクリーニングを信用しておりません。なのでステンシルもコヨーテの毛皮や革、ダウンについてもこちらのリスクで水洗いを敢行しております。水洗いを標榜するクリーニング店でも実際はなかなか受け付けてくれないので、持ち主のリスクでやってしまいました。過去には痛いミスもおかしましたがノウハウもたまっており、どこよりも気持ちよくご着用していただけると思います。衛生面がネックになっていた方は一度ご検討下さい。
また軍物の難点のもう一つがサイズであります。米国人と日本人ではそもそも体格が違う上、日本人の中でも小柄な人にとっては、なかなかジャストサイズには巡り合えません。当店店主も平均身長に達していないので苦労してきましたが、長年かけて小さいサイズを揃えてまいりました。在庫はそこそこありますが、現状、13スターのPコート(写真右)、1918年と1945年のオフィサーコート(写真左が1945年)、63年のN3B、67年のPコートあたりはおすすめです。1918年なら100年前ということになりますが、それと同時に第一次世界大戦終了年。1945年も第二次世界大戦終了年になります。終戦年はメモリアルな面もありますし、デリバリーまでのタイムラグを勘案すると、当初はデッドストック、その後も普段使いだったのではないでしょうか。実際程度もいいので。(個人の考えです)
大変恐縮ではありますが、当店は不定期営業で、また倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。またすでにお買い上げいただいている場合もあるかもしれませんので、お手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。