ビンテージのギター、車、靴、鞄、服

こんにちは、Tango245です。
店主は、高校時代バンドをしており(「00県民文化会館大ホール」等でもやらせていただいたことも)、トーカイのストラト(一応ジャパンビンテージ)を使っておりました。ですが、ギター少年の憧れは当然、フェンダーのストラトかギブソンのレスポールが相場でして、いつかはこの二本で武道館、と考えておりました。武道館は現状厳しそう(まだ諦めていません)が、そこそこのギターは買えるようになりました。バンド活動はやめておりましたのでその後の20年近くはギターの状況を理解していなかったのですが、物欲が騒ぎ出してチェックするようになりますと、現行品とともにビンテージ品があり、年代によって値段が大きく違うことを知りました。中でも通称バーストと言われる59年に作られたレスポールは新大久保のビンテージショップでその当時で700万で出ており、衝撃を受けたのを今でも覚えております。ですがこの値段は単なる通過点でその後リーマンショック前には確か4000万まで上昇、その後リーマンショックで2000万円台まで下がったものの、現状はピーク価格をすでに更新していると聞きます。しかもそもそも市場に出回ること自体稀で、程度がいいものはほとんど出回らないそうです。

車でも似たような状況がおこっております。89年まで製造された空冷のポルシェ911は、確か2010年頃までは程度がいいもので200万円そこそこで買えました。それが今では数百万円の後半です。車は税法上数年で価値がなくなるわけで、バブルの頃はデリバリーまでの時間面や希少性からプレミアム価格がつく車種もありましたが、それはディノ等ほんの一部の車種に限られ、通常は値上がりが期待できるようなものではありませんでした。NSXはさらに強烈で同様な流れが起こり、2000年前半100万台で買えたNSXが今は1500万円だそうです。

また、リーバイスxxは大量生産品でありながらご案内の通りで、時計についてもデイトジャストやサブマリーナのロレックス等もこんな状況になっております。

それで手前味噌ですが、ビンテージの服や靴、鞄もこういった高騰が起こり得るんじゃないかと考えています。ギターも車も状況は若干違えど、現行品とは違う、過去の丁寧なモノづくりが再評価されたというのが大きかったと思います。服や靴や鞄も、名店の閉店、巨匠の引退や逝去に加えて、残った名店も経営方針が変わってしまっています。プレミアムな素材はおろか通常の素材も枯渇し、芯地や糸等も不足しているとのことです。もう現行品に古き良き時代の面影はありません。にもかかわらず、価格は当時の数倍で出ているものもあります。今日明日の話ではありませんがそんなに遠くない将来には、本物は現行品の数倍で取引されるようになってもおかしくないのではないかと考えております。数は減る一方だと思いますので、まだ単なる中古品扱いの価格である今のうちに手当されるのはいかがでしょうか。(写真はロシアンカーフのクレバリー製アタッシュケース

ちなみに当店、ギターも、別の場所にて、50~60年代のものと現行品(ヒスコレやマスタービルダー物)を織り交ぜ、ギブソン、フェンダー等、20数本在庫しております。(バーストはありません)アコースティックもマーチン(D-45、ooo-45、D-28)を中心に何本かあります。市場価格よりはかなり割安で出せますので、一度試奏してみてください。車についてはロールスのSZ、フェラーリ328と456、ランチアテーマ832、マセラッティビトルボ、メルセデスの500E(92年)、300SL、560SEL、ジャガーXJSコンバーチブル等、ピーク時は7台ありましたが、今売り物はありません。

大変恐縮ではありますが、当店は不定期営業で、また倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。またすでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。