グレー無地だけで8着

こんにちは、Tango245です。
現地ではそれほどでもないのに、なぜか日本では有名というブランドは結構あります。逆に現地では有名なのに日本では知名度がいまいちというブランドも結構あります。日本側からすれば、無名のブランドと交渉する方が、好条件で取引できる確率は高くなり、結果的に上記のような状況が生まれるのでしょう。

フォルモサのビスポークは後者の典型例と言えます。創業者のマリオ・フォルモサは1945年生まれで、アントニオ・パニコとほぼ同年代、レナート・チャルディより一回り下の大御所で、工房もナポリの一等地に構えているのですが、日本ではあまり知られていません。

よく000四天王とか言いますが、「スーツ、四天王」等で検索してみますと、日本ではクラシコ四天王としてキトン、アットリーニ、ベルベスト、イザイア、ナポリ四天王としてキトン、アットリーニ、アントニオ・パニコ、ダル・クオーレとたいていは記されています。ビスポークでも、パニコ、ピロッツィ、チャルディ、ソリートらしく、フォルモサはどの四天王にも登場してきません。実際押し出し感等はそれほど、という感じです。

ですが、当店のフランスやイタリアの細いルートからは、「フォルモサあるけど」と引き合いがよくあり、フランスなんかでは、あまりナポリナポリしているのは避けられるためか、個人的な体感では、パニコよりフォルモサを好む顧客が多いような気がします。工房はそんなに大きくない(なかった)ですし、ビスポーク(受注生産)ですので、よく引き合いをいただくということは実際にそれだけ人気があったということになります。

ただ店主も、もともとは日本の雑誌が情報源で、DNAはそれでできていますので、あまり前のめりにはなれず、「I am afraid but let me decline」とかなんとかお茶を濁してきたのですが、今年になって、フォルモサのビスポークを委託でお預かりすることになって(ちなみに即完売)、「これは」と思うようになりました。押し出し感等はありませんが、とにかく着心地が優しいわけです。これはクラシコ四天王とか言ってる、行ってる場合じゃない、と。

それで機会を伺っていると、別のフランスルートから、「フォルモサ11着あるけど」と言われ、「どっち?」、「マリオ」、「同じ人のビスポーク?」、「もちろん」、「知り合い?」、「そうやけど」、、、、ということになって全部押さえました。グレー無地だけで8種類、そのグランデ―ションは、その辺の生地メーカーのバンチを超えています。オーダー主はかなりの猛者で、当店で言うところの「筋がいい物件」であります。

サイズが体感54~56ぐらいで、店主が着ると名探偵コナンの世界ですが、それでも一応試着させていただきますと、やはりSomethingを感じずにはおれません。「真実は一つ」なのであります。サイズ感が行けそうなお客様いらっしゃいましたら、冷やかしにでもご試着してみてください。今なら、11着選取り見取り、値段も数が減るにつれ高くなるかもしれませんのでよろしくお願いいたします。(今今は水洗い中です。)

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。