こんにちは、Tango245です。
先日衣替えを行いまして、夏物を出しました。ですがこのまま冬物をしまうのも何なので、今秋に向けて、熱いアイテムをご紹介させていただいておきます。当店、この季節の変わり目は、暖流と寒流が交わる、最高の漁場になりまして、このところ、カルロリーバのデッドストック、アルニスのビスポークのジャケット、ガットの未使用品等、ブログやインスタグラムでも熱いアイテムをご紹介させていただいてますが、ほかにもご紹介していない、アイテムが結構ありますので、今年の秋はよろしくお願いいたします。ホールドも大歓迎ですし、もちろん今お買い上げいただいても、です。
その一は、インカ帝国の神のコートであります。当店これまで延べで10着強在庫し、実際何着かお買い上げいただいております(ありがとうございます)。カシミヤにもピンキリがあるように、「神の素材」にもピンキリがあり、中にはメルトンのような肌触りの物もあります。当店ではそういうのをメルトン系と呼んでいますが、それはそれで値段も比較的安く、あまり気を使わず普段使いとかで使用でき、伊丹十三さんのように芝生の上でも寝ころべますので、十二分に楽しめます。色もベージュのほうが雰囲気があって最高なのですが、雰囲気ありすぎとも言え、黒やグレーが落ち着いていて羽織りやすいかもしれません。ということで、結局は「神の衣装ならなんでも」ということになるのですが、できれば1着は、やはりベージュのトロトロなやつを保有したいもので、当店でも程度のいい物から、色はベージュから、お買い上げいただいております。それで、ベージュのトロトロ系は完売かと思っていたのですが、衣替えで1着出てきまして、程度も悪くありませんので、よろしくお願いいたします。サイズが大きいので、最悪全バラで如何様にもできます。生地が余ればネックウォーマーや指なし手袋なんかいかがでしょうか。
その二は、カンプス・デ・ルカのジャケットです。カンプスといえば、フランス保守本流のメゾンであります。ロゴ等を勘案すると60年代と思われ、50年以上前のものと思われますが、時代を感じさせないコンディション。表地はフランス好きは絶対ハマるやつなのですが、裏地も背がゴールド、袖は太めのシャツストライプで、さすがに雲上メゾン、手抜きはありません。なんか時代が2周ぐらいまわってイマイマな感じの1着であります。同じくフランスの雲上アトリエのマックス・エブゼリンの回のブログで、80年当時、2ピースのスーツが5万フラン、1フランが当時40円として、計算上200万円のスーツと書きましたが、60年代のジャケットということで、乱暴に逆算しますと、当時日本円で140万円ということになります。50年前の140万円ですから、アイリッシュリネンのところで試算した、70年で15倍というインフレ率を適用しますと、50年で7倍になり、計算上1000万円近い金額になりますが、60年代のフランスというと、アランドロン全盛の時代、その時代に実際に作られた雲上アトリエのビスポークですので、価値としてはまあそんなもんでしょう(計算上ですし)。ぜひ検討ください。サイズ47相当です。
その三は、ドメニコ・カラチェニのスーツ/ジャケットです。ドメニコ・カラチェニといってもカンパーニャが買収した後の吊るしではなく、ジャンニ・アニエッリが愛した時代の正真正銘のビスポークであります。カラチェニでいいますと、62年製のスーツを水洗いして、パンツを縫っているシルクの糸が溶けてバラバラ、上着の裏地のシルクも所々溶けてボロボロ、生地が10cm近く縮んで泰明小学校サイズ、もちろんタグも溶けて判別不能という4重苦を味わった話をだいぶ前にブログに書いていますが、その後は「カラチェニは溶けて縮む」という、痺れる学習効果を胸に当店も成長してまいりました。今は状態見ながらヤバそうなのは、歯を食いしばって、水洗いをしていただける一流の業者さんにお願いしております。これ着てマリーニの靴履いて、空を見上げれば、イタリア政財界はもちろん、ユベントスもフェラーリも貴方のもの、各国の王族や元首との親交もよろしくお願いいたします。サイズはかなり大きいのが2着、46-48ぐらいが2着で、カンプスともども、冬眠ならぬ夏眠をにらみ、現在メンテに出しております(もうすぐ戻ります)。
それと重要なお知らせが一件、東京都中央区とペイペイがキャンペーンで、4月30日まで最大2割キャッシュバック実施中です。当店も加盟店舗ですので、ペイペイお持ちの皆様、この機会にぜひよろしくお願いいたします。ペイペイ、ペイペ、ぺイペイ‼、 ペイペイ、ぺイペ、ペイペイ‼‼、ペイペイ、ぺイペ、ペイペイ‼‼‼
大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらとこちらも読みいただければありがたいです。*コーヒーのご提供につきましてはコロナ蔓延を鑑み、現状自粛させていただいております。