こんにちは、Tango245です。
先日、大手ファッションウェブマガジンのFORZA STYLEさんからお話をいただきました。昨年末のメンズプレシャスさんに続き、当店のような店舗にとりましては、非常に光栄で、ありがたいお話でございます。この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございます。
今回いただきましたお話は、「これまで捨てられなかった服を紹介する」というコーナーであります。当店は最近でこそ、下取りや買取もさせていただいておりますが、当初は、店主の過去30年の物欲と断捨離の波をくぐり受けた品で始めた店でありますので、店内にある品のほとんどは、捨てられなかった服ということになります。そして「これは売る」、「これは売らない」というのでは、お客様に対して失礼になると考えておりますので、自分の持ち物は基本的にはすべて商品とさせていただいております。ですので、今回掲載される品は、基本的には店内に置いてありますので、気になるものございましたら、お気軽にご連絡いただければと存じます。よろしくお願いいたします。
それで、どういうのをご紹介させていこうかと悩みました。せっかくの機会なので、例えばブルックスのボタンダウンシャツのような、いわゆる鉄板のような品は避けるとしても、高価な品は捨てないのは当たり前ですし、かといって自己満足なものもパケットの無駄遣いになります。また店の宣伝色が強くなるのもNGですので、畏れ多いですが「江夏の21球」のような感じ(ベストピッチは三振取りに行く1球前のボール球)でセレクトさせていただきました。
「江夏の21球」とは、近鉄対広島の日本シリーズ最終戦、広島1点リードで迎えた9回裏、近鉄が無死満塁の逆転サヨナラの絶好のチャンスを掴むものの、三振、スクイズ失敗、三振でゲームセットとなり、広島が優勝を決めた時の江夏豊さんのピッチングを言うのですが、ピッチング以外にもこの最終回の約20分間に様々なドラマが詰まった試合です。個人的には、江夏さんや鉄人衣笠祥雄さんはすごいなと思う反面、近鉄ファンでもあったので「あれぐらいならスクイズ決めてくれよ。せめてバットに当ててくれよ。」と今でも思っています。
話がずれましたが、当日は、万一、配送事故等があるとまずいので、「捨てられなかった服」を詰めて、護国寺の講談社に直接お持ちしました。講談社さんは、20年以上前に、ある雑誌の取材でグイドボージのスーツをお持ちして以来の訪問となります。わかるようにしていただいていたエレベーター前の地下駐車場に停めて、お取りいただいていた講談社の最上階の応接室まで一気に、とまるで、矢沢永吉さんが、「成り上がり」の中で書かれていた、CBSソニーとの面談のように、、、というのは嘘で、実際は、1階の受付のあと、3階を横断しお連れいただいたのですが、臨場感はたっぷりであります。最上階からの眺めも素晴らしく、お持ちした服の説明にも力が入り、話を少し盛ってしまいました。
同コーナーに過去にご登場された皆様が、日本のファッション界のお歴々で、自分なんかが出ていいのかと怯みましたが、当店も、別注品にて世界を狙っておりますので、気持ちを切り替え、全力で取り組まさせていただきました。どれが採用されているかは自分もまだわかりませんでして、個人的にも楽しみにしております。掲載は8月ということですので、ぜひご覧いただきたく、何卒宜しくお願い申し上げます。
大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらも読みいただければありがたいです。