8相当と、大きいガット

こんにちは、Tango245です。
ロンドンとかですとヴィンテージショップがいくつもあり、割と分厚いユーズドのマーケットが形成されておりますし、パリとかもロンドンに準じる形かと思いますが、イタリアでヴィンテージショップというのは、自分が知らないだけかもしれませんが、あまり聞いたことがありません。かつてキトンやアットリーニが数万円半ばでザクザクしていた、ミラノのイルサルバジェンテ等のストッキスタは昔かなりお世話になりましたが、そういった新品既製品ではなくて、イタリアの富裕層が過去に仕立てた、カラチェニやパニコ、ガットやマリーニといったスミズーラはいったいどうなってしまっているのでしょうか。祖父や親父さんが定期的に仕立ててきたものの、本人は一度も履かないうちに、ご子息に流れ、そのご子息は興味がなかったりサイズが合わなかったりで、そのままになっている逸品が、イタリアのあちらこちらに大量に埋まっているような気がしております。

とはいえ、イタリアンルートの開拓は、なかなかに手強そうで、当該商品もさることながら、決済、物流等、段階ごとに地雷が埋まっている感じがあります。マスでご商売されるセレクトショップさんなんかは、楽しいお話もたくさんお持ちの一方で、笑えない話の一つや二つ、墓場まで持っていく話の一つや二つは、きっとあるのではないでしょうか。当店規模ですと、人的つながりをもとに、ごく少数、スポットでお付き合いさせていただく程度で、少し前に「フランスの細いルート」として、マニアックな友人をご紹介させていただきましたが、イタリアもそんな感じで細いルートで現在はやらせていただいております。

幸い今のところ大きなトラブルにあったことはありません。どこの国でも人それぞれというか、ちゃんとしている人はちゃんとしているわけで、イメージや言われている国民性で判断するのはよくないのかもしれません。実際、店主もイタリア人から「お前みたいな怠け者の日本人は今まで見たことがない」と結構言われ、イタリア人に言われたくない気もしますが、人の評価は正しいのでしょうがありません。(ですが「やるときはやる」気でおります)。「日本人とドイツ人は似ている」と言われますが、「日本人が似ているのは、ドイツ人よりイタリア人」と思っているのは自分だけなのかもしれません。

ちなみに英国なんかはのんびりしていて、2ケ月経っても音沙汰なく、問い合わせると「もう送った」といわれる一方、物流会社の追跡サイトでは、一度も更新されなかったりで、結局半年ぐらいたって忘れていたころにいきなり届いたりします。半年間も放置されたにもかかわらず紛失しないで届くというのは、逆にというか、さすが大英帝国、すごいのかもしれません。

そんなこんなですが、当店といたしましては、今のような感じでもいいのですが、逸品がかなり眠っているにちがいないイタリア、できればそこで太いルートを2,3本開拓できないかな、とも考えている今日この頃であります。

ということで、本題ですが、まだブログやインスタグラムに載せていなかった、イタリア物をご紹介させていただきます。今は亡きローマの銘店ガットのスミズーラです。ガットにつきましては、ほかの人のサイトでの解説にお譲りするといたしまして、当店、現状10足強、在庫しております。超絶素材品や未使用品もありますが、今回ご紹介したいのは、お値段抑え目のいわゆるプレーヤーズコンディションの物で、おそらく同じ人がオーダーしたと思われるものが数品あります。アウトソール、アッパーにはそれなりの使用跡はあるものの、インソールの状態が非常に綺麗で、オーダー主のお人柄が想像できます。こういう人がオーダーされたお品はいろいろな意味でお薦めできるのであります。色やタイプも選べますので、サイズ(大きめの8相当)が合いそうなお客様、ご検討いただければ幸いです。また、これらとは別に黒の大きいサイズ(アウトソールで33㎝強)の内羽根フルブローグが1足あります。普段サイズがなかなか無くてお悩みのお客様いらっしゃいましたら、こちらもぜひよろしくお願いいたします。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジトカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらも読みいただければありがたいです。