ラルフローレン:パープルレーベル

こんにちは、Tango245です。
ビッグポロが何かと話題のラルフローレンですが、我々の関心は最上級ラインのパープルレーベルかと思います。同レーベルは1994年にスタートし、当初は、英国以上に英国のテイストが強かった感じですが、近年は同氏お気に入りのミリタリー調等、幅広い展開となっているようです。

公式HPによると『男性のモダンエレガンスを(中略)、上質なサヴィルロウ・テーラーリングとヨーロッパのクラフトマンシップ(中略)、この上なく印象的で上品な感覚を映し出しています』とあります。よくわかるようなわからないようなで、実際パッと見も何の変哲もない様な感じです。ですが同ブランドの最上級ラインで中心価格帯もシャツで4万超、ニットでは10-20万円超、パンツで7,8万円と、同ブランドの通常ラインとは一線を画していて英国やイタリアの上級ブランドと同様の価格帯です。

それで「パッと見は何の変哲も無い」と書きましたが、そこがいいのだと思います。例えばブリオーニやキトンとかは何となく、ブリオーニかな、キトンかなと、割とあたりがつくか、と思います。ベルベストとかもそうだと思います。ですがこのパープルレーベルは非常にトラディショナルというかベーシックで外見には何ら主張が無いように感じます。実際、畳んで置いて少し離れてみればユニクロの商品とあまり変わらないと思います。ですが着てみると、素材感、着心地とも同ブランドの別のラインはもちろんですが、ベタなイタリアや英国のブランドよりも上ではないか、と思っています(個人の感想です)。ビッグポロの戦略とはまさに真逆の位置付けのようです。

当店では、ラルフローレンはこのパープルレーベルのみ取り扱っています。現状冬物では、英国調のシャツ、テイラードのパンツ、カシミアセーターをはじめ、変わりどころでカシミア100%のミリタリーシャツ、コーヂュロイのシャツやパンツ等、未使用品を中心に比較的多くご用意しております。価格も(パープルレーベルではない)ノーマルラインに準じた価格帯にてご提供しております。キトンやブリオーニには少し気恥ずかしさを感じる、もっと普通で、それでいていいものを着たい、というお客様は是非ご検討ください。

また、パープルレーベルのスーツは当初、既製品では最高峰の英国チェスターバレーが担当しておりました。チェスターバレーは既製品でありながら8割の工程を手作業で行っている孤高のブランドです。確かサンフランシスコのニーマンマーカスで購入したと思うのですが、そのリリース当時のスーツが一点、当店在庫にあります。これもぜひご覧いただければと存じます。

大変恐縮ではありますが、当店は不定期営業で、また倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。またすでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。