Tango148~151 、ロンドンハウス

ナポリの銘店、ロンドンハウスです。創業は1930年(31年という説も)で、恐るべきはその人材輩出でアットリーニ、パニコもマトッツォもコスタンティーノもここ、ロンドンハウス出身なわけです。高校野球で言うと、我が阪神タイガースより強いといわれた往年のPL学園というところでしょうか。PL学園のような先輩後輩の厳しい上下関係があったかどうかはわかりませんが、コスタンティーノ辺りは相当鍛えられているのではないかと個人的には思っています。

またスーツの首の裏側に小さく鎮座するLHのマークは、あんまり関係ないはずのピロッツイもほぼ完コピしていますので、みんなの憧れであります。実際、エルメス以外でエルメスの商品を扱っていたのもこのロンドンハウスぐらいではないでしょうか。店主もかつてマリアーノ・ルビナッチ氏にシモネゴダールのシャツ生地のストックをあるだけ回してもらったことがあり、足を向けては寝られないショップであります。そんなロンドンハウスも今は世界展開、店名も変わっているようですので、かつての銘店の商品、まだあるうちにぜひコレクションに加えておいてください。

Tango025は昔のサファリジャケット(デッドストック)です。店主はこれまでサファリジャケットを、スエードシューズ同様、「どこがいいんやろう」と思っていて、サファリジャケットをスミズーラする人の気持ちがあまり分からなかったのですが、この年になって、これまたスエードシューズ同様ようやくわかるようになってきました。ロバート・レッドフォードが「アウト・オブ・アフリカ」で着ているあの感じが、であります。(サイズ44~50)

Tango026 はブルゾンであります。サファリジャケット同様昔のデッドストックです。薄手のブルゾンというのは結構重宝するもので、ちょっとした散歩や買い物に使えば変わった店や掘り出し物が見つかり、オープンカーでは一枚あると便利で乗り降りも楽。ゴルフの最終18番では引っかけて左上につけてしまった、下り13mのどスライスラインがスコーンと入ってしまったりするので不思議です。入ってなければ加速してグリーン外のバンカーなので、上下でだいぶ違いますよね。(サイズ44~48)

Tango027~028もデッドストックのシャツです。027は旧ロンバルディ製、028(白)は奇跡のアンナ・マトッツォ製となります。