「なんでビスポーク(の古着)なんですか?(その一)」

こんにちは、tango245です。1番よく聞かれるのがこの質問です。当店のミッションは当店を大きくすることでも大きな収益を上げることでもなく、「欧州の逸品を通してお客様にハピネスをお届けする」にあります。できれば遠い将来「昔あの店(当店です)に行ったことある?」とどこかで話の種になれば本望と思っております。それでまずは欧州の逸品を通さないといけなく、それが当店にとっては欧州のビスポーク(の古着)なのであります。

ここ10年、巨匠の逝去や銘店の閉店が相次ぎ、残ったところもほとんどが大資本に買収されてしまいました。大資本は広告宣伝には熱心な一方で、原価は安く、販売価格は高く、と利益の極大化に邁進、その結果、市場には価格に見合わないような、どこかスカスカな商品が溢れるようになっています(個人の感想です)。また買収されずともアメリカの大学で経営学を学んだご子息が後を継いだりしているところも多く、そういったところも大資本と同様な感じで個人的には「なんだかなぁ」という感じです。

そんな商品は逸品でもなんでもなく、扱っていても楽しくありません(個人の感想です)。当店が楽しくないのにお客様にハピネスを届けることなどできません。ハピネスをお届けするには逸品の販売が絶対条件。「たかが服、たかが靴」ではあるのですが、当店は販売する商品に妥協したり、置きにいったりはできないのであります。

ではどういったものを扱いたいのか?例えばボックスカーフで有名なドイツの皮革メーカー、カールフロイデンベルグを使用した靴であります。80~90年代、革といえば同社が頭一つ抜けておりました。ですか厳しくなる環境規制と最高品質の保持との板挟みに悩んだ結果、なんと工場閉鎖という決断を下した企業であります。ある別の企業は製造工程を変更しました。ですがカールフロイデンベルグがクリアできない規制をどうして二番手三番手メーカーがクリアできるのでしょうか。またある企業は規制の緩い他国での生産にシフトさせましたが、これでは本質的な解決になっておりません。この工場閉鎖という判断、痺れます。さすが哲学の本場は違います。品質はもちろんですが、こういう一本筋の通った考えが背景にあるものを当店は逸品と呼んでいて、靴に限らず、スーツやコートでもそういう商品をおっかけているわけです。

今回は逸品の例え話をさせて頂きました。表題のお答えに入りたかったのですが長くなってしまいそうなので、「なんでビスポーク(の古着)なのか?」は次回お話しさせていただきます。すみません。またカールフロイデンベルグについては過去のブログにて少し書かせていただいておりますし、当店にてその一枚革の在庫もまだまだありますのでご興味ある方はぜひご連絡ください。

大変恐縮ではありますが、当店、クレジットカードに対応できておらず、もし何かお買い上げいただける場合は現金かPayPayでの決済となってしまいます。ご不便おかけいたしますがご容赦いただきますようお願い申し上げます。また不定期営業であり、倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。すでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話、InstagramのDMにてご連絡いただきますようお願いいたします。先約がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。また当店につきましてはこちらとこちらも読みいただければありがたいです。