Tango238、チェレリーニのプッチバッグ フィレンツェの銘店の一つとされるチェレリーニですが、チェレリーニ、プッチバッグと検索してもチェレリーニの製品は上がってきますが、プッチバッグは上がってきません。 検索で上がってくる製品もエルメスを意識したものだったり、カジュアルなものだったりで、チェレリーニと言えばプッチバッグと条件反射する店主としてはいささか悲しい限りでありますがもう製造していないのでしょうか。それとも価格的に手が届かなくなってしまったのでしょうか。 そのプッチバッグ、イタリアの貴族出身で政治家、その後デザイナーに転身したエミリオ・プッチ氏がオーダーしたことでその名がついたといわれ、少し重量感がありますが、非常に実用的で使い勝手のいい旅行鞄で、1泊の出張ならトロリーではなくこちらで行きたいところであります。 そんな今は絶滅してしまったかもしれないプッチバッグですが当店3品在庫しており、黒の品は店主が96年にフィレンツェで購入したものです。あと今となっては貴重なボックスカーフがもう1品、傷がつきにくいと好評な型押しのもう1品と共に、歴史を刻んでいます。