Tango226、バルグ&オルフセン

雲上価格にもかかわらず、斬新なデザインで人気のバング&オルフセン、CDプレーヤーのリモコンが別売りで、初期のモデルで3万円、後期のモデルで確か8万円だったように記憶しています。

この初期のリモコンは、インゴットを削り出して作っており、相当の重量があるわけですが、なぜこの重さなのかと言うと、リモコンとしてはこれぐらいの重量が必要なのだそうです。確かにこれを持ってしまうと他のメーカーの付属でついてくるリモコンだと、音楽を聴くにしても、映画を見るにしても興ざめしてしまいます。一方キーホルダーなんかはビックリするほどの軽さで、キーホルダーが重いのはよろしくないそうです。

なかでもBEOSOUND9000は、誰もが欲しがった6連のCDプレーヤー。縦においても横においても絵になる逸品です。ですがすでに絶版になっており、同社は「10年後無くなってしまうような物は作らない」とのことで生産中止にしたそうです。実際、音楽も映画もオンデマンドやダウンロードが主流になりつつあり、CDやDVDは右肩下がりです。

クラウドは便利ではありますが何が起こるかわかりません。突然閉鎖されたりすると、後の祭りです。お気に入りの映画や音楽は地上でキープしておきたいもので、その際のハードも厳選しておきたいものです。

ル・コルビジェのシェーズ・ロングやミース・ファン・デル・ローエのバルセロナチェアは、時代を超えて受け継がれ、多くのリプロ品が出ています。この品もそうなる可能性があり、それなら本物を持っておく方が、と考えます。