Tango219、アメリカズカップのボストン

アメリカズカップへの挑戦艇を決める大会のスポンサーだった同社が大会を記念して商品を出しており、同品は確か92年のサンディエゴ大会を記念して出された品になります。

95年為替が大きく動き円高が進展する中、「海外に行かねば」と思ったものの、なかなか休みも取れず、何とか友人と香港へ。着陸時、ビルで働くビジネスマンとほとんど垂直に目が合ってしまう、到着しドアが開くと中華料理の臭いが一気に充満することで有名な啓徳空港時代です。送迎がロールスのペニンシュラにしたかったものの、買物の機動力を考えて半島側のマンダリンホテルに滞在、福臨門で作戦練りつつ、食と買い物の3日間を過ごしました。

200双のシャツやビキューナ混のジャケットをオーダー、エルメスやアルマーニでも買い物をしたはずですが、記憶にはなく、物も残っておりません。ですが、このルイ・ヴィトンのボストンは残っております。ヨットに詳しいわけでもなく、モノグラムにも魅力は感じていなかったのですが、このボストンにはなぜか惹かれ購入。人生最初で最後のルイ・ヴィトンであります。

ちなみにその友人も買物で散財、同じボストンも購入したのですが、数年前に20年ぶりに再会し、そのボストンバッグの話をすると、自分もこのボストンだけは今もあるといっておりました。