明治通りから一本入った路地にあるドレステリアで確か90年代後半に購入した、このコート、セール時期でしたがセール対象外でした。ちなみに店主は、日本のブランドでは、昔あったイン＆ヤンと共にこのドレステリアを敬愛、スウェットセーターは30年着用中で、ほかにも数年前、英国ベンタイルを使用したコートとダウンジャケットをレディースにもかかわらず、それぞれ複数購入しています。
厚手のコットンの表地に、ウールの裏地と鮮やかなオレンジのナイロンの中地がそれぞれフラシで縫われ、細部も右前や股下の仕様等、忠実に作られています。重量も2.8㎏。当店にある、ずっしりと感じるライナー取り外し式のイザイアのステンカラーコートが1.7㎏、セラファンのムートンのロングコート（Tango203）で1.8㎏ですから相当の重量です。
モーターサイクルコートはよく各社からリリースされますが、基本的には今風にアレンジされ、軽いテイストの仕上げになっています。ですがこちらのコートは質実剛健。別のブランドが100年コートを標榜していますが、その何倍かは余裕だと思います。ぜひ次の次のその次の代まで引き継いでいってください。
