Tango201、コノリーのブルゾン

当店開店以来、多数の問い合わせをいただいている一品、ロールスロイスが使用する革で有名なコノリーのブルゾンです。2006年ロンドンの路面店にて購入です。日本の巨匠、赤峰さんがお気に入りでよくご着用されているのと同タイプかと思います。

店主は一時期ロールスを所有しており、コノリーレザーの革の感じはわかっているのですが、いわゆるコノリーレザーは、英国ですしシートですので、耐久性を求め、硬く作られております。ですがこのブルゾンはフランス製で、軽くてヌメッとした手触りが逸脱です。エルメス調の白いステッチ等、恐らく製造はセラフィンと思われます。

コノリーはアパレル等にも進出するようになり、セレクトショップではポップアップストアが展開される傍ら、路面店もあります。ですが革製品は小物類が多く、ブルゾン等はあっても硬くて重く、この品のようにヌメッとする感覚はありません。コノリー的には、こちらの方が邪道なのかもしれませんが、どちらかというと持つべきはこちらかと思っています。