Tango024~028、ロンドンロブ

英国企業とかでよくロンドン郊外で行われるオフサイトミーティングでは、結構な確率でスエードシューズとツイードジャケットの組み合わせが多く、パンツはフランネル派とジーンズ派に分かれます。店主はどちらかというとジーンズ派でしたが、完全アウェーなので、初日は無難にフランネルのパンツを履いていました。

休憩時間がやたら長く、一通り話が終わると暇なので、目ざとい同僚が靴や服のブランドを聞きに来てくれます。英国と言っても皆がビスポークしているわけではなく、だいたいはクロケットや確かゴードンスコット?とかいう靴の品揃え店の物なので、こちらがロブというと、「エルメスか、いいなぁ」と言われ、「いやセントジェームズの、、」というと話が通じません。今で言うと斉木楠雄の心境ですが、超能力を使い一気にマウントを獲得し、次の日、パンツはそのままですが、オレンジのカシミアのソックスでダメ押し、三日目にジーンズ、最終日はリナーテに向かうため別行動、舎弟にした同僚のジャガーで空港まで送ってもらうという流れであります。

左様にロンドンロブのビスポークなど英国では雲上中の雲上。しかも黒のストレートチップの一張羅ではなく、オフサイト用のスエード使い。マウント取りに行くにはこれです。