Tango106~110 、スカルピーノ コスタンティーノの初期のブランドであるスカルピーノのスーツです。ビンテージのリネン、ドーメルのアマデウスでそれぞれ仕立てています。 ビンテージの生地もいろいろで、素材がまだ生きているビンテージは存在感が違いますが、ただ古いだけのビンテージではみすぼらしく見えるだけであります。このリネンは前者なうえ、仕立て後も1,2度の着用で、20年以上ほぼ未使用の状態を保っています。 またアマデウスの方はベタですがそこはドーメル、店主がエールフランスの夜便にて渡英、早朝のロンドン、私服でかつてのBBCの本社であったランガムヒルトンにチェックインし、このスーツに着替えフロントにキーを預け、戦闘態勢で会社に向かう際の、フロントの「お前、さっきの?」と、ドアマンの「おっ」という顔は今も覚えています。おかげでチップをはずむことになりましたが、滞在中はいろいろとよくしてもらえました。コスタンティーノ、フェリーチェ両氏に感謝です。 Tango106(コート)は、コスタンティーノ氏が日本で最初に手掛けた品です。そういう前書き無しでも、皆さんに手に取っていただける、当店人気の品であります。