絵(その2、リセールバリュー)

こんにちは、Tango245です。
前回、絵について少し書かせていただきましたが、今回もその続きで書かせてください(毎度くどくてすみません)。前回は「例えば数年ごとに車に数百万払うのもいいのですが、その何割かで絵を購入するのも一考では。」と書きました。ですが、実際は、どこでどんな絵を、その適正価格は、といったなかなか手強い問題がいくつも出てきます。

株式には市場がありますし、またPERやPBR等の指標で、割高か割安かはある程度目鼻はつけられます。不動産は相対ですが、賃貸収入からくる利回りとの比較でだいたいの適正金額は出てきますし、賃貸で払う金額と購入して払うローンの返済額との見合いで購入限度額も計算できます。車もネット等でリセールバリューは推察できるようになりました。ですが絵画においては、販売側の言い値で、その一方で大幅な値引きを謳っていたりもしていて不安がつきまといます。日本人画家なら年鑑等で、号あたりの評価の目安もありますが、それも作者の言い値で、市場の評価ではありません。

結局、おきまりのように「信頼の置ける店で購入」とかになるわけですが、リセールバリューも提示されない(提示されるとほとんどの絵は買いたくなくなるかと思います)以上、信頼も何もないのではないかとも思います。せいぜい贋作を販売しない程度のもので、それは確かに重要ですが、そんなのは他の業界では多分当たり前で、そこが重要になっていること自体ある意味問題とも言えます。車や靴、洋服であれば、使うたびにそれなりに消耗し、劣化は避けられませんが、絵の場合は、飾っておくだけですし、飾る場所も室内、それもエアコン完備の部屋の一番いい場所と思われますので、劣化のスピードは車や靴に比べ、非常にゆるやかで、リセール価格の設定は本来しやすいとも言えます。

当店、絵画も販売している以上、絵画においても洋品同様「信頼の置ける店」になるべく努力しております。それで、当店にてご購入いただいたお客様の下取りに関して、ダメージ等がなければ、ご購入金額の半額にて下取りを謳わせていただいております。「なんだ半額?」、とお思いになるかもしれませんが業界的にはありえない料率であります。通常はほとんどの作品には値がつかず、ついてもせいぜい購入金額の1、2割だと思います。もちろん評価が高騰した作品は相応の価格で下取ります。

また半額買取(ダメージなければですが)はリセールバリューを提示すると同時に、こちらの販売価格にも抑制効果が働きます。むやみに高い値段をつけると後で困るからであります。結果として、この半額保証は、これまでモヤモヤしていた絵画への不透明感を、相当部分「見える化」でき、お客様にも少しは安心感を持っていただけるのではないかと考えております。

当店の在庫は、A4程度の小さい作品から、畳一畳以上の大きな作品まで、有名どころではカトラン、熊谷守一、織田広喜等の原画から、リロイリーマン、鈴木英人等のリトグラフやシルクスクリーン、また無名ではありますが雰囲気のある抽象画や写実画の作品等、色々と織り交ぜ、都内近郊に200枚ほど保管しております。価格も数万円前半からあります。どれも当店のテイストが入った作品ですので、絵にご興味お持ちのお客様いらっしゃいましたら、お問い合わせいただければ嬉しいです。これからお考えのお客様におかれましては、当初、安価な作品で点数をお楽しみいただき、好みがはっきりしてきたところで、手持ちの作品を入れ替えて行かれれば、無理なく効率よく進んでいけるかと思います。それでこなれてくれば、敷居の高いギャラリーも普通に入れるようになりますし、美術館にも足を運ぶようになるかと思います。海外旅行もより一層楽しめ、日々の会話の幅も広がるはずです。御一考いただければ幸甚です。(写真:カトラン、LE VAISSELIER ROSE)

大変恐縮ではありますが、当店は不定期営業で、また倉庫や自宅にて保管し店舗にない商品もありますので、原則予約制とさせていただいております。またすでにお買い上げいただいている場合もありますのでお手数おかけしますが、ご来店の際はメールか電話にてご連絡いただきますようお願いいたします。店主の予定がなければ土曜日曜祝日を問わず、また夜間についてもご対応させていただきます。ナポリの名店マリネラを真似てコーヒーをご用意しお待ち申し上げます。よろしくお願いいたします。*当店につきましてはこちらこちらこちらもお読みいただければありがたいです。