絵(その1、高級外車から)

こんにちは、Tango245です。
よく「衣食住」といいますが、ここ20年で日本もずいぶんそれらの環境が変わったように思います。「衣」については、ユニクロにいけば、下着からスーツまで、安価で良質なものを安い値段で購入できますし、ブランドも、雑誌が掘り起こしてくれ、セレクトショップや百貨店が実際に引っ張ってきてくれて、また最近は向こうからもトランクショーで結構来日してくれて、トータルの品揃えは世界最高水準かと思います。「食」についても、和食はもちろんですが、フレンチやイタリアンから中華やエスニックに至るまで、それぞれ自国に次ぐ水準を誇っているといえるのではないでしょうか。これまで見劣りしていた感のある「住」についても、これに昨今のリノベーションの技術や輸入家具が身近に浸透してきたことで、リラックスした快適な空間で過ごせる環境かと思っています。

ただ欧米の映画なんかを見て、日本と比べてみると、「住」については、まだ少し物足りなさを感じてしまいます。それが何かはわからないのですが、例えば部屋に家族の写真やセンスのいい絵がほとんどないことが関係してるとは言えませんでしょうか。欧米の映画だとだいたい一つの部屋に、なんかよくわからない抽象画が飾ってあって、よくわからないんですけどそれがいい感じになっているように感じます。

それでなぜ日本で絵がマイナーなのかと考えると、まだそこまで習熟していないという面もありながら、その一方で、販売店の雰囲気に感じられる、「なんか敷居が高そう」、「胡散臭そう」、というマイナスの要素が強いのでは、と思います(個人の感想です)。実際過去にも、ラッセンやヒロヤマガタ等をはじめとしてリトグラフやシルクスクリーンが何度かブームになり、版画で大量に出回っているにもかかわらず一枚数十万円後半で販売されていたこともありましたが、今の買取価格は一部を除き、幾らかでも値段が付けばいいほうではないでしょうか。版画でなく本物の油絵も、「いい絵でしょう」と言われ数十万払っても、数年後、買った業者に持って行って買い取ってくれというと、無名の画家であれば「無理ですねえ」、そこそこ有名な画家でも額代プラスマイナスで、ほんの一部の超有名画家でなければ、まともな値段は提示されません。あれだけ「いい絵でしょう」と勧められたのに、「それはないだろう」と思います。その結果、ブームは時々起こるものの、そのたびに顧客層を「二度と買うか」と遠ざけ、積みあがった怨念が重苦しさを形成しているのではないかと思います。

とはいえ、リビングや寝室には、欧米の映画のように、気に入った絵を飾ってみたいものです。これまで我々、特に店主の世代は、いい車に乗って、いい服着て、美味しいもの食べて、綺麗な、、、、と頑張ってきました(仕事ももちろん頑張ってきました)が、車も服も外食もまあまあやりつくしましたし、また時代的にも車は自動運転服は厳選した逸品、食はいい食材取り寄せてクックパット見ながら自炊、に落ち着いていく気がします。車に何百万円も数年ごとに払うなら、その金額の一部で気に入った絵を買って、それを見ながら音楽かけて家で食事、も一考ではないでしょうか。高い車買っても乗るのは月数回、絵は毎日数回見れますし、車検も保険も税金も駐車場代もかかりません。数台持つようになると、身体は一つですので一台あたりの乗る回数はさらに減り、逆にバッテリーあげないためのドライブも結構大変です。こうなると絵のほうが知的満足度はなんか高いように感じます(個人の反省です)。ということですみません、次回も絵について書かせてください。(写真:リロイニーマン、シカゴ・キークラブ・バー)

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